山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

四国レンタカー遍路①徳島1番~11番

2017年09月27日 | 神社・仏閣

JAL453機は徳島阿波踊り空港に8:15到着のはずが、20分程遅れて到着しました。

空港カウンターでレンタカー店に送迎され、混みあっていた為順番で手続きとなり、レンタカーに乗車したのは9:00頃。

前日仕事を終えて、深夜バスの中で眠り、目覚めると大都会(品川駅)。

空港を降りると、随分のどかな雰囲気(徳島市)。

その現実感のギャップに思考回路がついていけず、超リアルな夢を見ているような?

毎日仕事で運転するけど、仕事でもない、レジャーでもない、一体これは何なのだろうと?

寝ぼけているのかな、私?って感覚が一番近かったと思います。

四国遍路を自分で決めてここまで来たんだよ、と自覚するまでには少し時間がかかりそうです。

   

着いたよ、四国88箇所一番霊場「霊山寺」。

このお寺をお参りするのは3度目。

昨年の88箇所結願のお礼参りをしたのですが、今回のこのお遍路旅で、1番さんへの「お礼参り」はしてはいけないと、途中のお寺でアドバイスを受けました。

「お礼参り」は「高野山」が本筋とのこと。

かつて1番さんオリジナルの納経帳の最後のページに1番さんへのおまいり納経のページがあったことから始まったこの「お礼参り」の解釈に、高野山が苦言を呈したが、ネットなどでまだ「1番さんへのお礼参り」についての情報が残っており、現実的にそういう流れがなくならないようです。

それを聞いて私は1番さんへの「お礼参り」は結果的にしない方向性を選びました。

だけど、最初のお寺ってすごく印象に強く残るのですね。

それでも3回目にして、気がつかなかった風景に出会えて、何度来ても新鮮な感覚があって不思議です。

 

     

着いたよ、四国88箇所二番霊場「極楽寺」。

ここでもまた、新たな発見をします。

お手水こんな立派なものだったかしら?

見上げると天女さんたちが舞っていて優雅。

安産大師さんがいらして、小さな命は平和なの象徴だとつくづく感じさせられます。

願掛け地蔵尊も必見です。

 

 

着いたよ、四国88箇所三番霊場「金泉寺」。

昨年の春の歩き遍路の時に1番さんにその日の宿を相談していた外国の方がそこにいらしたので驚きました!

なんと、しかも僧侶の服装で!

でも僧侶になったわけではないようで、一生懸命英語でお祈りしていました。

旅行に来て四国から離れられなくなったのかな?

黄金地蔵堂には井戸があり、恐る恐る覗き込むと、菅笠の私が見えました。

横でその様子を見ていた地元のシニアの方に「見えて良かったね」と言ってくれました。

4番さんへの途中でどちらの道に行けばよいか停車していたら、その方が後ろから来て「こっち」と指差して教えてくれました。

縁ですね。

 

着いたよ、四国88箇所四番霊場「大日寺」。

ここのお寺さん、三方を山に囲まれ緑と空の青がきれいで、開放的な気持ちになります。

昨年の歩き遍路では三番霊場「金泉寺」からこの4番さんまでの遍路道が、とても好きでした。

時間が止まったままの遍路道というのか、色香があって、その途中に別格寺さんがあったりと。

赤の鐘楼門(1861年)が印象的なお寺ですが、門の一部にシロアリの被害が見つかったそうです。

そのままの形で保存するのは費用を考えても難しく、解体し新しい鐘楼門を構えることになったようです。

このお寺では硝子越しに、西国三十三観音さんを公開しています。

 

着いたよ、四国88箇所五番霊場「地蔵寺」。

大銀杏に迫力があるこのお寺。

地元の方などがお散歩の一部のようにおまいりしてました。

四国ならではなのではないでしょうか?

   

着いたよ、四国88箇所六番霊場「安楽寺」。

本堂の左右に金の温泉、銀の温泉があって、肌触りが全く違いました。

私は銀の温泉の感じが好きですね。

このお寺さんは400年の歴史のある宿坊を持ち、温泉に入れるそうですよ。

いつか泊ってみたいな。

その日は茅葺の改修工事がされていました。

これだけの建築物を維持するにも、大変お金がかかりますね。

 

着いたよ、四国88箇所七番霊場「十楽寺」。

八つの困難から逃れ、十の安楽を願い、弘法大師が名付けたと言われています。

「治眼疾目救済地蔵尊」は古くから眼病にご利益があると言われています。

このお寺にはカードキーで入室するような立派な宿坊もあります。

ご飯も美味しく、おススメです。

山門向かいにうどん屋さんがありますが、経営者が変わり看板も変わっていました。

 

着いたよ、四国88箇所八番霊場「熊谷寺」。

駐車場に車を停めると読経の音が響いていたので、バスツアー遍路さんたちかとビビりましたが放送でした。

でもその後、ぞろぞろとバスツアー遍路さんたちに会います。

バスツアーのお遍路は、納経場への納経もツアーの方がしてくれるし、読経も先達さんが、お寺の由来や名所のご案内まで丁寧にしてくれて、バスに乗っているだけでお遍路できるから、シニアの方中心に人気のようです。

このお寺の大師堂の大師像は、12番焼山寺さんに次いで古く、1431年に彫られたもののようです。

本堂からさらに階段をのぼったところに大師堂があります。

着いたよ、四国88箇所九番霊場「法輪寺」。

広々とした田園の中にあるお寺。

門前には茶屋があってほっと心が和むようなそんな雰囲気のあるお寺です。

四国88箇所で唯一、釈迦の涅槃像を本尊としています。

   

着いたよ、四国88箇所十番霊場「切幡寺」。

車遍路さんはこのお寺は気を付かないといけません。

絶対すれ違えないそんな道を通ることになります。

「対向車来ませんようにっ!」と思いつつ、引き返せないから開き直って前に進むしかないのです。

女性は一般的に車両感覚がない傾向があり、一方エルグランドみたいな大きな車で四国遍路している方もいます。

皆が軽自動車で四国を車遍路したら平和的解決なんですけどね。。。

行きは何とか車に会わず、恐怖回避できました。

333段の石段なんて、ぜんぜん嫌じゃない。

切幡寺は下のほうにも駐車場があればいいな、と思います。

帰りも寸でのところで恐怖回避でき、無事おまいりを終えることができました。

予定では10番さんで終了でしたが、台風18号が四国を上陸するらしく、時間を巻いておかないと88箇所に辿り着かないことが想定されます。

本日宿泊する「旅館 八幡」さんを横目に、もう一つ打ちに行きます。

着いたよ、四国88箇所十一番霊場「藤井寺」。

個人さんの駐車場を使わせて頂くので、駐車場に入ると集金(300円)が来ます。

本尊の薬師如来が二度の火災にも難を逃れたことより、厄除けに霊験があると広く信仰されています。

納経をしっかり行ってからでも、納経場はセーフ。

歩き遍路で次の12番焼山寺を打つ方は、この藤井寺の参道からスタートすることになります。

朝はビジネスホテルから出発する方も多くいますが、歩き遍路さんには、藤井寺からすぐの「旅館 吉野」さんが私の一押しです。

 

私はその日10番を打って宿泊施設に向かう予定にしていたので「旅館 八幡」さんに予約を入れていましたが、11番を最後にしたなら、車遍路の場合に限って17番さんの近くか、12番さんの近くの民宿のほうが時間的に効率的だったと思います。

でも予定よりひとつでも打てたということは、台風上陸を前に少しの貯金ができたような気がして、少しの安心です。