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山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

湯殿山参詣所 「仙人膳」

2018年07月06日 | 

湯殿山神社の大きな鳥居のすぐ横に、湯殿山参詣所があり、宿泊や食事、湯殿山仙人澤温泉「御神湯」(食事とは別途料金)がいただけます。

2回目の今回は、HPで見るとイワナの刺身がつきの「仙人膳」(2160円要予約)を前日に予約しました。

食事処は前と変わっていませんでしたが、始終お客様は私たちの貸切でした。

標高が高いとはいえ、少し暑かったので冷房を入れました。

快適です。

食事を待っている間「湯殿山仙人澤温泉「御神湯」女湯を見に行きました。

一度は入ってみたいものです。

さてお膳が運ばれてきました。

ちょうど月山筍のシーズンのため、味噌汁と天婦羅のメニューで月山筍を味わうことができました。

筍なのに着せがなく、甘みがあって、歯触りもシコシコで美味しかったです♪

HPではイワナの刺身が掲載されていたのに、サーモンの刺身に変わったのかについて説明はありませんでしたが、以前あったイワナの生け簀の場所に、イワナが居なくなくなっていたので、そういうことなんだと思いました。

そういうことだったら「ヨモギ麦きり」か「御沢膳」(各1620円:予約不要)にしておけば良かったかなと思ったりもしましたが、きちんと予約時に確認しておかなかった私がダメです。

ヨモギ麦きりはモチッとした食味で、香りも程よく、気に入りました。

くるみ豆富も弾力があって、餡の横にユリ根も添えてあって好きな味でした。

今が旬の青ミズも濃厚な味わいでした。

山蕗の煮物も。

イワナはこってりした甘味噌がかかっています。

大きくてイワナにしては食べ応えありました。

 

さて、男の方はあまり精進料理には興味がないのでしょうか、夫は始終無言のままでしたので、そういうものなのかもしれません。

でも、出羽三山参拝にとって出羽三山の精進料理をいただくことは重要なプロセスだったのです。

出羽三山は山岳信仰・山岳修験の聖地として信仰を集めてきた歴史の中で、出羽三山を参拝しようとする人々は、麓の宿坊に泊まり(参籠)、心身を清めてから山に向かう(精進潔斎)という習わしがあり、その際に「精進料理」を頂いてきました。

出羽三山やその周辺の里山から採取された山菜、きのこ、木の実など、山の恵み=山の神の恵み。

山から上る太陽、山から流れ来る清水の恵みを受けた米、野菜、果樹、酒に至るまですべて=山の神の恵み。

習わしの中で人々は、神の恵みを食することにより心身を浄化し、その滋養を血肉として参拝へと向かいました。

 

その土地の神様を参拝するには、その土地の古来からの風習があればその方法に添うのが、一番の礼儀と私は考えています。

 

 

 



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