山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

四国遍路 82番根香寺

2017年01月07日 | 神社・仏閣

82番根来寺は、四国遍路で初めてキャラクター性を感じたお寺です。

駐車場にこのような石像があります。

「牛鬼」と呼ばれる怪獣です。

寺にはこのような伝説があります。

昔、青峯山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。

村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治してもらうことしました。

しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。

そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。

すると21日目の満願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。

逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。

高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。

その角は今でも寺に保存されています。

また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。

山門から先は下りの階段を経て、上りの階段になっています。

緑の中、心が洗われるようです。

とても気持ちの良いお寺です。

 役の行者像。

石垣が素晴らしいですね。

五つの山に金剛界曼荼羅の五智如来を感じた弘法大師は、密教修行の地とし青峯に「花蔵院」を建立。

後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」というお告げをうけ、蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置したそうです。

この霊木の切り株から芳香を放ち続けたことから「花蔵院」、「千手院」を総称して根香寺と名づけられたといわれます。

根香寺は後白河天皇の帰依も厚く隆盛を極め、高松藩主らにより再興された時に、天台宗へ改宗されたそうです。

 大師堂。

五大堂。

五大草には、五大明王を祀っています。

本堂。

納経場では「牛鬼」の絵の手拭いが販売されています。

額縁に入れて家の玄関に飾り、魔除けにされる方もいるのだとか。

思わず買っちゃいました!

きっと「牛鬼」のホンモノが現れたら、さぞかし怖いでしょうけど、「牛鬼」のキャラ、可愛いと私は思っちゃったんですね。

紅葉の頃はもみじや様々な葉っぱが色づいて、美しいのだろうなぁ~と。

そんな自然美あふれた、色香のあるお寺でした。



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