久高島港からすぐの「食事処 とくじん」さん。
このお店ではイラブー汁が頂けます♪
フェリーを降りてまっすぐ向かいました。
食券機で食事を決めるシステムで、セルフサービスでした。
夫は、久高御膳(1200円)。
お刺身盛り合わせ、もずくの天婦羅、島の野菜と海のものの煮つけ。サーターアンダギー、おすまし、お漬物。
数種類のお魚のお刺身なんですが、なんのお魚か皆目見当がつきませんでした。
夫はお魚苦手なのに、お刺身が味があって新鮮で美味しい、と何度も言いながら食べていました。
珍しい!
私のイラブー汁定食(2000円)
イラブー汁に煮つけ、島のお野菜のお浸し、お漬物、沖縄のお祝い事なんかでいただく物だと思いますが、葉っぱにくるまれたデザート。
イラブー汁デビュー♪
滋味深いスープです。
イラブーが柔らかくて、皮と身の間のゼラチン質のところがトロリとしています。
臭みはなく、淡白な味わいでした。
美味しいかどうかと聞かれたら、また頂きたいですね。
今度があれば、久高御膳にプラスしてイラブー汁を単品でオーダーしたいです。
単品の方が量が多いので。
最後に葉っぱ、オープン!
ん?
食感は名古屋のういろうに近く、味は紫芋が混じっているような。
ほのかな甘み、なんか懐かしいような味。
でこの食事経験レポを終わらしたら、いつまでも沖縄で葉っぱに包まれたものあった、で終わっちゃう。
だから調べてみました。
正解は、ムーチー(鬼餅)。
餅粉に水を加えて練り、平たく長方形にして、サンニン(月桃)の葉に包んで蒸したもの。
沖縄のお餅は、杵などでつかないで、粉を練って蒸して作ります。
白糖味の白餅、黒糖味の黒糖餅、紅芋味の紅芋餅が主なムーチー。
昔から沖縄では、ムーチーは、縁起のよい食べ物として言い伝えられています。
毎年、旧暦の12月8日(ムーチーの日)にムーチーをかまどや仏壇、神棚などに供え、
家族の健康を祈り、厄払いをします。
ムーチーがお店や家庭に姿を見せる時期になると、
沖縄もようやく寒さが厳しくなり始め、冬が訪れます。
ムーチーは、沖縄の人々にとっては、冬の到来を告げる風物詩でもあるのです。
ということでした。
久高島に行ったら、イラブー汁ととくじんさんのお料理を食べに行ってみて下さい。
おすすめです!
■食事処 とくじん
住所 沖縄県南城市知念字久高249-1
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