プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

待井昇

2016-03-21 17:44:39 | 日記
右の本格派 球種・・・ストレート、カーブ、シュート

マウンドを守るのは下手投げの小曽根と右の本格派待井。タイプが違っていてともに安定感もある。

待井ー小曽根 諫早を2安打完封(高校時代)

2回戦で成章を3点にかわした諫早・宮崎俊の軟投も、日大三には通じなかった。日大三は一回一死から羽田、待井、吉沢が連続二塁打。そのあと、野選、小池の適時打などで3点。二回は二死一塁から、待井以下が4連続長短打して4点を加え、開始三十分もたたないうちに7-0と大きくリードした。球をよく引きつけて打つ日大三の打者たちに、宮崎俊のスピードはぴったり。それに宮崎俊は強打の日大三を意識してか、肩に力がはいり、自分のペースを忘れて単調になったのもまずかった。三回から落着きを取り戻し、ゆるいカーブ、スローボールなどを織りまぜるうまい投球をしたが、立ち上がりからこの冷静さがあったらと惜しまれる。諫早は、スタートの大量リードで余裕を持って投げる待井を打てなかった。内角シュートにバットがつまり、外角への大きなカーブに体が泳ぐ、後半になってようやく待井の球に慣れかけると、こんどは下手投げの小曽根をくり出すという日大三の手堅い継投にあって、2安打と完封された。
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松浦正

2016-03-06 19:13:38 | 日記
1977年

中日の右腕松浦(小倉工)は速球とフォークボールが武器の三年生。今シーズンは若手登用一番手としてオープン戦にチャンスがやってきた。六回からマウンドへあがると、追い風を利して上手投げから速球をビシビシ。若手らしい小気味のよい投球で近鉄打線を抑えて1勝目をマーク。松浦はこの日先発したライバルの金井にちょっぴり差をつけて、一軍入りはもう目の前だ。中日は金井の乱調でリードを奪われたが、七回、近鉄二番手の高木を攻め、一気に逆転。谷木の四球を足場に、鈴木博が右前へラッキーな強風安打。伊藤の右犠飛で追いつくと二死後、大島が中堅フェンスを直撃する二塁打。近鉄ではシャープな打撃を見せた若手の栗橋が光った。
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星野秀孝

2016-03-05 21:21:35 | 日記
1976年

チーム一、二を争う愛妻家。十五日間の田辺キャンプ中、一日も欠かさず幸子夫人(28)に電話を入れるほど。短いときでも五分間は話したというから、小遣いのほとんどが「ラブ・テレホン」にばけた。この日も夫人を大阪から呼び寄せている。試合後、二人で帰阪する姿など、新婚四か月のアツアツムードがいっぱいだ。昨年までいた中日の十三打者に対しノーヒットの快投。切れのいい速球と落差のあるカーブで打者を追い込み、決め球はフォークボール。外野に打球が飛んだのはわずか二本。自由自在のピッチングに中日打線はほんろうされ、5三振をくらって完全に脱帽だ。中日時代は「軟投型」とレッテルをはられ、ワンポイントの出番しかなかったが、見事に「本格派」にイメージチェンジ。野村監督にとってはうれしい誤算だった。「ワンポイントで使うつもりだった」というのが、キャンプインと同時にメキメキ力をつけ、この日の好投で「正直、こんなにいいピッチャーだとは思わなかった。大収穫や」とタイコ判。
気分そう快です。ぼくら移籍組は紅白試合、オープン戦で実績をつくり、首脳陣に認めてもらうしか手がない。まして相手が中日。意地でも打たせたくなかった。上体をそらせる悪い投球フォームを指摘され、体重を平均移動するようになって効果が出てきた。野村監督は打者のヨミをはずすのがうまいから、サインどおりに投げました。
四十二年にドラフト八位。今年九年目になるが、体質的に弱く、実績はほとんどない。通算5勝10敗で、四十九年中日が優勝した年に4勝をあげた程度。もっとも、左打者の多いチームには強く、阪神を完封したこともある。
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