プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

保坂幸永

2015-12-13 14:18:22 | 日記
1955年

大映スターズでは二十五日午後五時予てから内定していた立大の保坂幸永捕手(24)=日川高出身=と京橋大映本社内、球団事務所で松浦球団代表立ち会いのもとに正式契約をかわした。同選手は五尺七寸五分十八貫五百の捕手としては理想的な体格を持ち、その強肩は明大土井捕手に優るとも劣らず、打撃は荒っぽいがツボに来たらホームランする力を持ち合わせている。堀川(東洋レーヨン)にかくれて永い間下積みにあったが、今春堀川卒業のあとをついで正捕手となったが基礎が出来ているしんの強い選手である。

保坂選手談 親たちは僕のプロ入りを反対していたが、それを納得させて大映に入ることになったプロ入りの今後については不安が残るが一年生として一生懸命頑張りたい。大映を選んだのは藤本監督の人柄をしたったまでです。
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高橋正勝

2015-12-13 13:40:33 | 日記
1955年

夏の全国大会さらには秋の国体で優勝し、すでに巨人入り交渉を完了していた四日市高の高橋正勝投手=三重県三重郡菰野町=(17)は二十四日朝急行いせで上京。午後四時銀座西読売新聞社五階特別会議室で父親浜一さん(46)母親正子さん(45)にともなわれ渡辺巨人軍代表との間に正式入団の契約書に調印した。同投手は先に阪神入りした前岡、二重契約問題でさわがれている小倉高の畑投手とならび超高校級左腕三羽烏としてほとんどの球団から狙われていたが優勝出来るチームという本人の意思で巨人入りが決定したもの。昭和十三年二月二十六日生まれ、五尺八寸五分、十九貫、左投左打。

高橋投手談 プロに入るなら優勝出来る巨人か南海、大学へ進むなら早稲田と早くからきめていましたが、打の川上さん、投の中尾さんがいる巨人軍を選びました。その決心は高校野球予選前についていました。若い球団へ行けばやりよいだろうと人にいわれましたが、やはりベテランのいるところでみっちり教えを受けた方が良いと考えました。最初は投手としてやりたいと思っております。

渡辺巨人軍代表談 高校野球の優勝チームからの入団は、戦後初めてなので非常に喜んでいる。御承知のように今の巨人は若返りしている最中であり、この時に高橋君の入団をみたことは若返りが一歩前進したことを意味するものでしょう。高橋君は真面目な選手で闘志もあるからおそらく来年からでも使えると期待している。背番号は今全部ふさがっているし、水原君とも話し合っていないので決まっていません。
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