プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

パウエル

2022-03-28 11:46:21 | 日記
1995年
昨秋の日向キャンプでテストを受け、合格した助っ人左腕。低めにコントロールされた速球と、コーナーに投げ分ける変化球は日本球界で通用することまちがいなしだ。鈴木監督もこの貴重な左腕に「左の先発としてがんばってほしい」と期待する。まずは日本の水に慣れることが先決。日向ですでにハシの使い方をマスターするなど、パウエル自身もヤル気十分だ。ノルマは2ケタ勝利。助っ人左腕が活躍すれば、牛投の未来は明るい。


かたや年棒4億5000万円というダイエー・ミッチェルが開幕2試合で2ホーマーと働けば、こなた近鉄・パウエルはわずか3500万円という薄給ながら、来日初登板を1失点完投勝利で飾って掘り出し物を印象づけた。同じ助っ人のグロスとの投げ合いになった4月2日の日本ハム戦(藤井寺)。パウエルは左腕から繰り出す「七色の変化球」を低めに集め、テンポのいいピッチングを展開。一番からズラリ右打者を並べた日本ハム打線に、12個もの内野ゴロの山を築かせた。しかも、そのうち10個までが投手から左方向。ほとんどが、相手打者に緩いボールを引っかけさせた結果だった。外国人投手にありがちなコントロールへの不安を微塵も感じさせず、与えた四球はわずか一つ。一方のグロスも4点を失ったものの、無四球で完投したため、1時間56分という超スピード試合になった。「いきなり完投だなんて、夢のようだよ」と殊勝なパウエル。それもそのはず、米国ではここ数年、マイナーでさえもショート・リリーフ専門で、127球も投げた経験はなかったのだ。近鉄としても、外国人投手の勝ち星は63年のミケンズ以来、実に32年ぶりのこと。まさに異例尽くめの快投で、鈴木近鉄はうれしい連勝となった。

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アキーノ

2022-03-28 11:33:35 | 日記
1996年
ロイヤルズ、マリーンズ、エクスポス、ジャイアンツとメジャーを渡り歩き、通算31勝。3度の完封勝利も記録したキャリアを引っさげての入団だ。184センチの長身。長い手をしなやかに使い、真っすぐは90マイル(約145キロ)そこにチェンジアップを織り交ぜる投球術に、佐々木監督は「先発スタッフでバリバリやってほしい」と期待をかける。陽気でハングリーなプエルトリカンがV奪回のカギを握る。


西武・清原が珍しくバットを地面に叩きつけた。近鉄の先発アキーノに二つ目の三振(6回)を喫した時だった。3月31日の西武ー近鉄2回戦(西武)新外国人・アキーノの不思議なボールに西武打線は手を焼いていた。半速球の絶好球!と思ってフルスイングするのだが、ボールはそこから全然前に進まずスッと消えてしまう。清原が空振りしたのもそのボールだった。アキーノ自身が説明する。「あれはチェンジアップ。今日は、低めに決まって効果的だったね」日本人にはチェンジアップというと、タイミングをはずすだけの、あまり変化はしないボールというイメージがあるが、アキーノのチェンジアップこそ正真正銘のチェンジアップ。スピードは95㌔ぐらいで、しかも、手元で大きく落ちる。日本の選手はチェンジアップについてのこれまでの観念を捨てなくてはなるまい。アキーノは速球が145㌔ぐらい出る。ということはチェンジアップとの差が実に50㌔。この時間差攻撃を打ち破るのは容易なことではない。8回1死で清川にバトンタッチするまで無失点、7三振を奪ったアキーノ。近鉄はとんでもない選手を手に入れたものだ。「コントロールには自信はある。これでボクがどんなピッチャーかわかってもらえたと思う。初マウンド?思ったより緊張しなかった」受けた古久保は「あれだけゆるい球をしっかり投げられるのはすごい。チェンジアップは一球一球すべて違った変化をする」と感嘆の表情だった。元巨人のクロマティの親友で、彼から日本に関する知識もバッチリ取材。メジャー31勝はダテじゃなかった。佐々木監督に「ヨッシャ!」を12~13回プレゼントしそうだ。

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大坂雅彦

2022-03-27 20:26:59 | 日記
1959年
昨夏の全国大会で準優勝した徳島商が断然有力。大型選手をそろえ長打力に富み、ムラのない打線と堅実なチームバランスを誇っている。主戦の大坂投手は上背に恵まれてオーバースローからの速球はよく内外角低目をつき好調。

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有働克也

2022-03-27 20:26:28 | 日記
1992年
契約金6000万。関西6大学で通算26勝をあげた、スタミナ十分だし、フォーク、スライダーなど変化球の使い方がうまい。しかし力強さという点で、やや物足りないか。プロに慣れるに従って、こういったものはついてくるから、心配することはないが…。

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川内雄富

2022-03-27 20:23:53 | 日記
ユニークな存在は広陵高出身の川内。テストでいきなりスタンドまで放り込んだ強肩と俊足、しかも左打者という点を買われた。時おり強肩を買われて外野を守った。物まねが上手で日南キャンプの昼食時にいつもナインに「やれ」「やれ」と進められて、いろんなバッティング・フォームをやって見せた。よくこんなに上手にまねられるというほど、そっくりの物まねにナインは腹を抱えて大笑いしたものだ。そんな選手だった。V9進行中の巨人に移ったのも強肩が認められたからだ。
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ワトソン

2022-03-27 20:19:31 | 日記
2004年


MAX147キロの直球とスライダー、チェンジアップが武器。デイビー故障離脱の穴を埋めるべく獲得された長身左腕。

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マットソン

2022-03-27 20:18:26 | 日記
1999年
レフトウィッチに次ぐ第二の外国人投手的存在として来日したマットソン。それがどうだ。変幻自在に変化する魔球・ナックルボールを武器にチームトップの9勝をマークする大活躍でチームの優勝争いに大貢献。春のキャンプで「使いものになるかどうかわからん」と話していた佐々木監督もシーズン中には「マットソンが今やチームの主戦や」とその変貌ぶりに目を細めていた。年棒1250万円の投手がつかんだ、ジャパニーズドリーム。ハングリー精神あふれる、ガッツ満点の投球は今年もファンを大いに魅了してくれることだろう。

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エルビラ

2022-03-27 20:16:03 | 日記
2000年
メキシコから待望のノーヒッターがやって来た。昨年メキシカンリーグでメジャーのスカウトも注目したという新助っ人は、昨年同リーグで10勝6敗、防御率2.25。とくに光るのが昨シーズン2回記録したノーヒットノーランだ。偉業を達成した裏には、MAX145キロのストレートに織り交ぜる切れのいいカーブ、チェンジアップのコンビネーションがある。さらにその球種を操る抜群のコントロールが武器だ。「四球が少なく、1イニングに1個の三振が奪える」という評価に、梨田監督も「投手陣の柱になってくれれば」と期待を膨らませる。トレードで放出した小池の穴を埋める元メジャーリーガー左腕の存在は頼もしい。その技術が若手投手陣のお手本になれば、チーム全体のレベルアップにもつながる。

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ビーン

2022-03-27 20:12:13 | 日記
1985年
A・ビーンの評判がとても気になりますね。チーム内でも性格についての評判は、すこぶる良い。まじめなクリスチャンで、趣味は、読書。遠征に行くときは小説、アクション小説、推理小説など数冊をバックに詰め込んで出かける。ナイターの時など部屋に閉じこもって、読書三昧。「スワローズは、たいへんいい雰囲気のチームですね。このまま日本でずっとプレーしたいね」140キロ以上のスピードボールに加え、カーブ、フォーク、チェンジアップと変化球も多彩だ。米国のべーラー大学時代はスポーツ医学を専攻して、将来的には「スポーツ医療の仕事をやりたい」という。現在のアメリカの小説について知りたい方は、ビーンに聞いてほしいですね。必ず、的確な書評をしてくれるでしょう。

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ベタンコート

2022-03-27 20:11:20 | 日記
2000年
150㌔を超える速球を持つベネズエラ出身の右本格派右腕。93年にレッドソックスとマイナー契約を結んだ直後は、3年間内野手としてプレーし、137試合で3本の本塁打を放っている。97年から投手に転向し、99年は前横浜の大家友和投手と一緒に、レッドソックスのAA級トレントンで6勝2敗13セーブと抑えの切り札に成長した。マイナー3年間で136回1/3を投げ、101個の三振を奪っている。フォークボールを含めた3種類の変化球をミックスした投球が持ち味で、佐々木の抜けたストッパーとして期待される。横山との争いになりそうだ。


93年に入団したときは内野手だったが、強肩を買われてピッチャーに転向した経歴の持ち主。いかにも重そうな球質のストレートは150㌔を優に超える。外国人投手には珍しく、コントロールにも自信を持っている。横山らと佐々木の抜けた抑えの座を争うが、期待通りの活躍をみせてくれれば、V奪回はより現実味を帯びてくる。アメリカでも抑え一筋の専門家だけに「22」の前任者にたがわぬピッチングを披露してくれるだろう。

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ループ

2022-03-27 20:02:23 | 日記
2004年
デビルレイズでは、1999年、2001年と140イニング以上を投げ、先発として主戦投手を務めていた。ストレートは140㌔前後ながら、決め球のシンカーをはじめ、その多彩な変化球を低めに集めて勝負する右の技巧派。ファイターズではかつてムービングファストボールを駆使して2年連続最多勝に輝いたキップ・グロスというOBもいる。メジャー通算24勝のループがどのような投球術で凡打の山を築くのか注目される。

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カルロス・バルデス

2022-03-27 19:58:02 | 日記
1999年
デラクルーズが未知の素材なら、こちらは正真正銘の即戦力だ。MAX152㌔の剛直球にスライダー、チェンジアップと球種も多彩で昨季はボストン・レッドソックスで4試合に登板したメジャー通算15試合の成長株。大塚をサポートするセットアップ、またはダブルストッパーとして佐々木監督の期待は大きい。ドミニカン・エクスプレスが優勝に向けて突っ走る近鉄特急の切り札となる。

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ウォルコット

2022-03-27 19:56:14 | 日記
2000年
大舞台を知るメジャー16勝右腕。まだ27歳という若さながら、どんなプレッシャーにも負けないマウンド度胸と確かな制球力が武器で、同じく今季入団したエルビラとともに2ケタ勝利は確実といわれている期待のローテーション投手だ。ウォルコットの名が世界に知れ渡ったのは95年のア・リーグ優勝決定戦でのミラクル投球だった。当時マリナーズで22歳の新人だったが、第一戦の先発で大活躍。強力打線のインディアンスを相手に7回を2失点に抑えて勝利投手となり、ラッキーボーイとして注目を集めた。メジャーで66試合に登板し、1試合平均1.71四球という特筆すべき制球力は、日本野球にもマッチするだろう。ムービングファストボールや、シンカーなど駆使する頭脳的な投球は絶品。投手陣再建を目指す猛牛に頼もしい男が加わった。

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木村俊一

2022-03-27 19:53:13 | 日記
木村(大鉄高)は速球、シュートに見るべきものを持っていた。野球に対する考え方もまじめで、若手選手から慕われていた。ただ気が弱く打者を凝視出来なかった。その後、肩を痛めたこともあって、内野手に転向。守備面では金山に負けないものを持っていた。
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豊倉孝治

2022-03-26 13:42:46 | 日記
1971年
新人の豊倉(日軽金)がよく投げた。六回遠井に2点本塁打されたが、2-1と追いこみながら内角へ直球を要求した宮寺のリードは責められる。シュート、カーブにいいものをもっているのだから捕手も考えるべきだ。度胸もあり実戦向きの投手のようだ。

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