2003年
昨季は、シーズン途中から加入。1軍初登板初先発となった広島戦で、いきなり8回途中まで1安打無失点に抑えて世間の度肝を抜いた。まだ粗削りだが、球持ちがよく、打者にとってタイミングが取りにくいフォームは魅力。ただ、終盤は尻すぼみで、家族の事情でシーズン終了を待たずに日本を後にしたのが誤算だった。オフは母国ドミニカで休暇返上のトレーニングを敢行。万全の態勢で異国での開幕を迎える。
2004年
将来性を買われたドミニカンだが、昨季は登板数も6試合にとどまった。来日3年目の今季は、結果を残さなければならない。自慢はその長いリーチ。打者は腕が伸びてくるような錯覚に陥る。そして体重ののったストレートがコーナーを射抜く。「日本にも慣れた。やるしかない」ニックネーム「黒蛇」に恥じぬ投球で、飛躍を目指す。