プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

辻正孝

2013-04-12 23:12:00 | 日記
1971年
・ことし、中日のメンバー表に背番号57で名を連ねた辻外野手は一昨年解散したグローバルリーグ所属の東京ドラゴンズの主砲という変り種である。彼の強打に目をつけた森徹監督が入団させたのだが、中南米ベネズエラでの試合で打球を追っているとき、グランドにある散水用の蛇口につまずいて転倒し左肩を骨折してしまった。そのため帰国後1年間はぶらぶらしていた。しかし肩が回復するとともに野球への情熱を取り戻した辻は、昨年7月中日のテスト生として練習に参加、昨秋のオフに晴れて採用された。本多チーフコーチによると「左肩は完全に治っている。よくこれだけ回復して立ち直ったものだ」と褒めており、なんとかその素質を生かしたい口ぶりである。変化球打ちがこれからの課題だが、パンチ力は抜群なので面白い存在だ。

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甲斐和雄

2013-04-06 20:38:41 | 日記
甲斐、一軍昇格

守備範囲が狭いだけであとは全部一軍級といわれるロッテの移籍男

「守備範囲がやや狭いだけであとは全部一軍級」といわれていた甲斐内野手(ロッテ)が、好成績を買われて一軍へ昇格した。ライオンズからの移籍選手だが、日南高からプロ入りして七年目。ライオンズ時代の昨年は、梅田、日野らと交代で一軍の遊撃を守っており、ファームではひと味違う実力派。4試合連安打などを含め、開幕から安田とならんでロッテ打線を引っ張り、ずっと3割台をマークしていた。「変化球内打ちもうまいし、一軍経験だけに力がある。守備さえがっちり行けば定位置争いにも首を突っ込める」と坂本コーチも太鼓判。吉岡悟、榊ら若手がひと足先に一軍へ昇格してハッスルしているだけに移籍一年目の甲斐としては負けられないところで、「七年目だし、もう後がないと思って、目一杯やりますよ」と九州男児の甲斐はようやく訪れた再起のチャンスに張切っている。

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深代芳史

2013-04-06 09:01:04 | 日記
次代のホープ深代の好投(阪急)

ペナント・レースの開幕まぎわ、西京極での阪急近鉄二十六回戦に聞きなれぬ名前の投手が先発した。「九番、ピッチャーふかしろ、背番号55」さすがに記者席だけはピンときた。ウエスタン・リーグ開幕日の対阪神八回戦(西宮)で同リーグ四人目のノーヒット・ノーランを記録した阪急の新鋭だ。シーズン半ばから若手をどしどし登用していた西本監督がノーヒット・ノーラン男に飛びついてさっそく一軍に引き上げたわけだ。深代芳史(ふかしろ・よしふみ)群馬県沼田高出身、1㍍81、69㌔、右投げ
右打ち、プロ入り二年目の二十歳。むろん無名のファーム選手で、快記録を樹立した試合がウエスタン・リーグで四度目の登板。まさかその深代がノーヒット・ノーランやってのけようとは、片岡二軍監督でさえ夢にも思わなかった。快記録の内容は打者30人、四球の走者二名と失策の走者を一人出しただけで、奪三振は3、速球にノビがあったうえ、角度の大きいカーブとのコンビネーションが実にあざやかなものだった。近鉄二十六回戦の先発は公式戦初登板で、さすがにファームのノーヒット・ノーラン男も試合前から緊張していた。肩に力がはいると投球が死んでしまう。カーブのコントロールがよかったのでどうにか持ちこたえた
が、伸びのないスイフトをねらい打たれ、土井の2ランなどで5イニングで6安打を喫し、三点を失って初登板がそのまま敗戦投手になってしまった。
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野田征稔

2013-04-06 08:47:23 | 日記
欲のない吉田二世(阪神)

四年前、阪神が新人採用試験をしたあとき、目立って足の早い選手が一人いた。藤本監督(現総監督)がその少年の足に目をつけた。その少年が現在、将来を背負う選手と期待され、秘そかに吉田二世とささやかれている野田内野手(PL学園)である。野田の脚力と守備力はファームでずば抜けている。ただ、ちょっと難をいえばスローイングが雑なだけ。これさえよくなれば、阪神の誇る内野陣の一角に食い込むことは現在でもOKといわれてるくらいだ。ことし、阪神には藤田という大型内野手が入団した。野田にとってはライバル。だが野田は少しもあわてない。「まじめに一生懸命やるだけです」まじめ人間の野田は自分に忠実だ。その野田に、藤田の三塁起用でチャンスが回ってきた。「まじめにやっておりさえすれば・・」もう少し欲を出せばいいのに、まじめ人間野田は吉田二世のチャンスを前にしてあくまでマイペースを保っている。

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