2003年プロ野球退団者 パリーグ

ダイエー
コーチ
佐々木誠 オリックスコーチ
矢野未乗 台湾・中信コーチ


投手
渡辺正和 台湾球界入り目指す
スクルメタ 米球界復帰目指す


捕手
坊西浩嗣
杉山俊介


内野手
小久保裕紀 巨人
関屋智義
ネルソン 米球界復帰目指す


外野手
村松有人 オリックス
大越基 大学進学
松田匡司
陳文賓 台湾球界復帰


西武
監督
伊原春樹 オリックス監督


2軍監督
鈴木葉留彦 球団編成部


コーチ
松沼博久
松沼雅之
広橋公寿


投手
水尾嘉孝
竹下潤
細見和史 阪神


捕手
伊東勤 監督
小牧雄一 チームスタッフ


内野手
松井稼頭央 メッツ
マクレーン 米球界復帰目指す


外野手
宮地克彦 ダイエー


近鉄
コーチ
香田勲男 巨人コーチ


投手
島田直也 日本ハム打撃投手
門倉健 横浜
小野仁 ツインズ・マイナー契約
三沢興一 巨人
前川勝彦 阪神
寺村友和 米球界入り目指す
松本拓也
宇高伸次 横浜
ロドリゲス 米球界復帰目指す
マレット 米球界復帰目指す


捕手
高塚信幸 寿司職人
五十嵐章人 野球解説者
武藤孝司 スカウト


外野手
ローズ 巨人
覚前昌也 会社員


ロッテ
監督
山本功児 巨人コーチ


2軍監督
佐々木信行


コーチ
高代延博 中日コーチ
筒井良紀
小野和幸
山下徳人 スカウト
高柳秀樹 球団職員＝編成部


投手
橋本武広
井上貴朗 巨人打撃投手
黒木詢士
山崎貴弘
シコースキー 巨人
高橋薫 2軍サブマネジャー


捕手
福沢洋一 2軍バッテリーコーチ


内野手
ショート 米球界復帰目指す
フェルナンデス 西武
山本保司


外野手
大村巌
伊与田一範
代田建紀 社会人野球復帰希望
メイ 米球界復帰目指す


日本ハム
コーチ
嶋田信敏
勝崎耕世 中日コーチ
田中幸雄 球団職員


投手
野村貴仁
武藤潤一郎 西武
生駒雅紀
神島崇 神主修行
シールバック 米球界復帰目指す
厚沢和幸 2軍投手コーチ


捕手
荒井修光 球団職員


内野手
野中信吾 横浜


外野手
井出竜也 巨人
DTクローマー 米球界復帰目指す


オリックス
監督
石毛宏典 野球解説者


コーチ
中尾孝義 阪神コーチ
立花義家 西武コーチ
馬場敏史 ヤクルトコーチ
岡義朗 広島コーチ
藤田学
酒井勉 スカウト


投手
牧野塁 阪神
佐野慈紀 野球解説者
土井雅弘
窪田淳
橋本泰由 プロ復帰へ向け浪人
今村文昭 打撃投手


捕手
藤本博史 米球界入り目指す


内野手
進藤達哉 横浜コーチ
シェルドン 米球界復帰目指す


外野手
葛城育郎 阪神
高見沢考史 社会人野球復帰希望
板倉康弘 会社員

2003年プロ野球退団者 セリーグ

阪神
監督
星野仙一　オーナー付シニアディレクター


コーチ
田淵幸一　野球解説者
達川光男　読売新聞評論家
西本聖　野球解説者
長嶋清幸　中日コーチ
島野育夫　球団本部管理部長
オマリー　駐米スカウト


投手
柴田佳主也　ダイエー
川尻哲郎　近鉄
谷中真二　オリックス
岡本浩二　福祉関係の専門学校
ムーア　オリックス
梶原和隆
ポート　米球界復帰目指す


捕手
吉本亮　ホンダ鈴鹿ー社会人
東辰弥　育成担当補佐


内野手
広沢克美　野球解説者
斉藤秀光　オリックス
田中聡　自営業


外野手
曽我部直樹　ロッテ


中日
監督
山田久志　野球解説者


2軍監督
大橋穣　


コーチ
佐々木恭介　野球解説者
河村健一郎　オリックスコーチ
加藤安雄　阪神コーチ
鹿島忠　野球解説者
二宮至
宣銅烈　韓国・サムスンコーチ
豊田誠佑　球団職員
都裕次郎　スコアラー
芹沢裕二　ブルペン捕手


投手
大塚晶則　パドレス
栗山聡　オリックス打撃投手
木村昌広　会社員
福沢卓宏　社会人野球希望
山崎賢太　タレント
洗平竜也　東海REXー社会人


内野手
クルーズ　米球界復帰目指す
神野純一　1軍マネジャー


外野手
藤立次郎　西武


巨人
監督
原辰徳　読売新聞評論家


コーチ
鹿取義隆　読売新聞評論家
斎藤雅樹　読売新聞評論家
村田真一　読売新聞評論家
篠塚和典　野球解説者
吉村禎章　野球解説者
鈴木康友　オリックスコーチ
西岡良洋　横浜コーチ
緒方耕一　野球解説者
岸川勝也
杉山茂　球団職員（医療室）


投手
入来祐作　日本ハム
ペドラザ　米球界復帰目指す
谷浩弥　ロッテ
根市寛貴　近鉄
石川雅実　台湾球界入り目指す
ラス　韓国球界復帰目指す
ベイリー　米球界復帰目指す
西山一宇　スコアラー


捕手
吉永幸一郎　現役続行希望


内野手
川相昌弘　中日
宮崎一彰　西武
山下浩宜


外野手
高野忍　会社役員


ヤクルト
コーチ
谷川哲也　横浜コーチ
安部井寛


投手
戎信行　近鉄
ホッジス　韓国球界希望
伊藤智仁　2軍育成コーチ
松田慎司　球団編成部


内野手
浜名千広　ロッテ
衣川幸夫　
ツギオ　シダックス＝社会人
ベッツ　米球界復帰目指す


外野手
橿渕智市　スカウト


広島
コーチ
松原誠　横浜コーチ
片岡新之介　社会人・JR九州コーチ


投手
田中由基　造園業
河野昌人　ダイエー
筒井正也　中日
ニューマン　米球界復帰目指す
ランドクイスト　米球界復帰目指す


内野手
兵頭秀治　現役続行希望


外野手
ハースト　米球界復帰目指す


横浜
湘南監督
江藤省三　野球解説者


コーチ
森繁和　中日コーチ
日野茂
遠藤一彦　関連会社
小松雅樹


投手
福盛和男　近鉄
横山道哉　日本ハム
杉本友　ヤクルト
森中聖雄　巨人打撃投手
矢野英司　近鉄
中野渡進　飲食業
竹下慎太郎　阪神
ドミンゴ　中日
ホルト　米球界復帰目指す
ホワイトサイド　３Aコロラドスプリングス


捕手
中嶋聡　日本ハム


内野手
コックス　カージナルス


外野手
中根仁　スカウト

1961年プロ野球退団者

×印は自由契約


巨人
黒田能弘（近鉄内定）
荻野一雄
星野任
河野正
×義原武敏
×佐々木勲
×中村常寿
吉野晃司
×増田浩
難波昭二郎（西鉄


中日
徳永喜久夫
本田逸郎
田中良明
酒井敏明
吉沢岳男（近鉄）
横山昌弘
石川緑（阪神）
児玉泰（近鉄）
太田文高
広島衛
片岡健治
打越敏彦（近鉄）
浦西美治（近鉄）
石川克彦
森徹（大洋）
×星山晋徳
塚越正宏
井上登（南海）


国鉄
松田清（旅館業）
佐々木重徳（丸井デパート）
×石田雅亮
高屋俊夫
金田星雄（キングレコード）
池上毅


阪神
土井豊（大毎）
高井良一男（大毎）
中村和臣（スコアラー）
後藤正美（二軍マネ）
藤重登
金田正泰
伊賀上潤伍
伊藤光四郎（西鉄）
大津淳（阪神本社）
柴山宗守
塚本博睦
西村一孔


広島
拝藤宣雄
井洋雄
竹下元章
金山次郎（ロビンス交通）
西原恭治
高橋保隆


大洋
岩岡保宏
×太田勝
×本田威志
×柄崎英樹
植田健作
富田孝佳
渡辺清（東京放送）
中村敏行（大都魚類）
北村忠（昭和ダイカスト）
河合礼爾（日新タンカー）
小林兵太郎
宮崎元忠


南海
×橋本敬包
×長光告直
×月岡伝男
長谷川繁男（中日）
杉山光平（阪急）
半田春夫（中日）
寺田陽介（中日）
板敷保
藤原陽司雄
青木征雄
三谷茂
田中毅
橋詰和男
松尾睦重


東映
牧野伸（近鉄）
×エディ・武井
森稔
水越敏郎
平岩文夫
久保田稠
松田守
高原茂雄
×メイバウワー
×竜憲一
×木村軍治
×河津宏紀
岩本義行（近鉄）
×木村軍治
×松岡雅俊（東映本社）


西鉄
山野本忠志
岩永功
荻孝雄（マネージャー）
×関口清治（阪急）
大宮勝男
鳥川忠石
小川康雄
日比野武


大毎
野口二郎（近鉄）
別当薫（近鉄）
荒川博（巨人）
荒巻淳（阪急）
ビル・西田
飯尾為男（阪神）
福塚勝哉（阪神）
米川清二
佐藤三男
嶺岸征男
栗野芳治
×小森光生
×三浦方義
須藤豊（巨人）


阪急
滝田政治
種田弘
西田稔
白川久夫
石川恵也
宮原一喜
×田中守
×吉川久一
×呉山義雄
×岡田豊
×麻田勲
×加奥隆三


近鉄
千葉茂
宅和本司（東邦工業土建）
内藤博文
松下秀文
加倉井実
十時啓視
大野守
林義一
大友工司
新田恭一
樋笠一夫

安岡正博

1963年
大毎は十三日午後三時、東京荒川区南千住の球団事務所で安岡正博投手（21）＝１㍍75、72㌔、左投げ左打ち、大阪工大付出身＝の入団を発表した。同投手は昨年一月、阪神を退団、ことしの島原キャンプにテスト生として参加していたが、このほど正式採用となったもの。背番号58。


安岡投手の話 これが最後だと思って再出発したい。阪神に二年間いましたが、大毎のキャンプではバッティングのスケールが大きいのにびっくりしました。左投手が少ないといわれるのでやりがいがあります。


本堂監督の話 うちは左投手が少ないので貴重な存在だ。まだ若いのでこれから楽しみだ。

エディ武井

1960年
エディ武井の遊撃は東映内野陣をひきしめた。1メートル82の大柄ながら、すばやいダッシュ、ボールに最後まで食いつく目、スローイングの正確さは、古巣の三塁に戻った西園寺との三遊間コンビをつくり、内野陣がAクラス並みとなった。難点はバッティングで腰が早く開いて腕がついていかない。重心の移動もまずく、右手をおろす力は強いが、左手のひきが弱い。内角を攻められてもつまり通し。打撃は余り期待できそうもない。

中川原了

1957年


日鉄北松のエースであった中川原が面白そうだ。均整のとれた身体から投げ下しの速球が武器で球質が重いのが特徴。


1958年
新人中川原左腕投手の外角低めに入るインドロを右中間にたたき込んだラドラのバッティングは松木コーチの懸念を吹きとばした感じである。

岡田光雄

1999年


新チームのエースは、後に近鉄に入団する岡田光雄。1メートル83の長身で、スリークォーターから繰り出す重い速球が武器の大型投手だった。

中川隆

1955年
中川投手としてはまことに痛い。飯田にはフォークボール、シンカーと秘術を尽して10球も投げ、ついに三振させたが、ホッとした安心感から次打者堀井に痛打されて逆転された。


1956年


中川は速球、シュート、カーブ、ドロップなど巧みに使って東映打線に全く手も足も出させず三塁をあたえることなくやすやすと完封した。


1961年


中川はカーブのコントロールよく、四回から八回まで阪急を無安打に押え、まったくあぶなげなかったが、この二年間完投していないのでやはり九回を投げるスタミナに欠いていた。

クリーク

1998年
3試合に投げたクリークは8回で2失点と安定感がある。スライダー、シンカーなど変化球の切れが良く、緩急の使い方がうまい。「先発当確」と吉田監督もニンマリだ。

水谷孝

1975年
水谷は甲子園出場をみやげに三重高から四十二年阪急入り。翌四十三年15勝7敗の好成績をあげ、四十九年まで四度10勝ラインをマークした。ことしは春先のキャンプで右ヒジを痛め、登板の機会がなかったが、シーズン終盤には故障も完治。フォークボール、カーブ、チェンジアップと多彩な球種を武器に「初心に帰ったつもりで懸命にやる。10勝はねらいたい」と新天地の活躍を誓っていた。

大熊伸行

1964年
大熊は四回に重松に内角球を右中間に風にのる2点本塁打されたが、立ち上がりはたてつづけに必ずスリーボールまで追い込められていた。しかしフォークボールには威力があるし、カーブが高めに決まる欠点さえなおれば、第二の高橋になれるだろう。


大熊はトップ高木守をすばらしいスライダーで三振に打ち取ったのを手始めに、速球とスライダーで中日打線を四回まで無走者におさえた。

戸川一郎

1955年
「きょうはコントロールがよかったので初球からストライクをとって有利な条件に立つようにした。ドロップ、シュートともよかったので巨人打線の弱点と聞いていた低めをついたので打たれなかった。五回無死一、二塁にリリーフさせられたが打たれてもともと案外気は楽だった。ケガをしている足も痛みを感じないほど夢中だった」

野々村寛

1953年
阪急ブレーブスに投じてあしかけ四年、それにしてはチョット恵まれない選手だった。というよりも器用さがかえってアダとなったのかも知れぬ。が、控えの乏しい内野にあってシッカリと後詰めの役を果してきたのは賞していい。あるからにハツラツとした攻守、その点では常に病気がちで元気のない中谷選手のそれとは雲泥の差、彼の懸命なプレーをみていると、ときたま彼がミスをやろうと、そう不愉快にも感じない。もとよりミスはほめられるべきではないが、あそこまで追ったのだから…ということになって、記録上失策とはならないまでも、全く最初からアキラメて打球を追おうともしない人よりは好感がもたれるというもの。まあ阪急ブレーブスには珍しいファイターである。前監督浜崎氏には非常に期待をかけられていたが、昨年は河野の加入でまたベンチにおかれたしかし安定感の上では野々村が数段上である。菊水高校のワンマン・プレーヤーとして攻守に大活躍しているのを、地元近鉄はじめ引手あまたであったが、いつのまにやら阪急の手に落ちた。そして二軍で大分辛酸をなめたようだが、不屈の闘志で第一線に浮び上った。しかしもう一つ強烈な印象がないのは、打棒好調で今一息でレギュラーのポストにつけるというときに負傷して挫折しているからで、この大事なチャンスを彼は二度ならず三度も逸しているようだ。これでは自らの手で活躍期を狭めていくようなもの。なにも消極的にプレーする必要はないが慎重な競技態度は野球にかぎらず心していいこと。中谷選手の移籍で空席となった三塁でこんどは心おきなく働いてもらいたいものだ。


住所　大阪府中河内郡柏原町柏原
きらいな投手　下手投げ投手、好きなのは左投手
ライバル　吉田選手

バニスター

1989年
メジャー通算133勝のサウスポーがやってくる。「少なくとも、15勝は稼いでくれるだろう」と相馬球団社長もゾッコンのほれ込む男は、ロイヤルズのＦ・バニスター。もちろん、現役バリバリの大リーガーだ。この日、ロス市内の「ホテルニューオータニ」で本人、代理人「クリス・アーノルド、元近鉄）を交え交渉し、年棒100万㌦プラスボーナス契約（1年契約）で合意。正式に契約を交わし、来年2月1日のユマ・キャンプ初日から合流することも決まった。同投手は77年にメジャー昇格し、82年から88年にかけて7年連続の２ケタ勝利をマーク。この期間、同様の数字を残したのはメジャーでわずか5人、全盛時は米球界を代表するサウスポーとして活躍した。武器は速球。近年は変化球も多く取り入れるスタイルに変身しているが、日本ならまだまだ通用する。今年6月28日「左肩回旋腱抜裂傷」の手術をアラバマ州スポーツ医学整形外科センターで受けた（執刀はジェームス・Ｒ・アンドリュー博士）が、軽症でその後も順調な回復。リハビリ中の同投手を収めたビデオなどで調査を行ったが、全く問題なく、この日の正式契約となった。「契約してくれて嬉しい。こういう機会を与えてくれたヤクルトに感謝し、1年でも長く日本で働けるようにがんばりたいね」こちら、早くもやる気のバニスター。過去、日米六大学野球、日米野球で２度来日したことがあり、「いつかは日本でプレーしたいと思っていた」という日本びいき。野村新政権、期待の助っ人第一号だ。

乱橋幸仁

1990年
昨シーズン途中、上手から横手投げに変えた。だが昨年は上手投げのときと同じ、速球に頼る組み立てが裏目に出て、勝ち星なしの4敗。それが突然の大変身。何より大きいのが落ちる球。シンカー、スライダーのマスターだ。「キャンプで監督から落ちる球を覚えろ、といわれたのがイイきっかけになった。決め球ができたことで、投球の組み立てが楽になりました」シンカーとスライダー、対照的な二つの球を投げ分けることで投球の幅を広げろと、キャンプで野村監督が口うるさくいってきたことだ。宮本、加藤、矢野らの技巧派投手が監督、コーチにつきっきりで指導を受けていたが、最初にマスターしたのが、この乱橋だった。