プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山本義司

2012-04-30 14:25:49 | 日記
シュートで勝負

「涼しいといったってエライ。八、九回まったく苦しかった」ベンチに引揚げ、どっかり腰をおろしてまずこういった。与えた特典は一点だけだったが被安打十、八回は併殺があったから助かったものの長短四安打されている。このためその裏打順が回ってきたとき水原監督は代打を考え、ホーム・ベース寄りに歩み寄った多田コーチが山本義と相談、代打策をやめさせた。
「あのときは投げさせてくれといった。あと一回投げきる自信より、リリーフする人の気持ちもわかりますからね」。
この日の投球については「シュート、直球でいった。カーブはどうも打たれるような気がして・・・。走者がでるとシュートで併殺をねらった。五回中西さんに併殺打を打たせたシュートが一番よく落ちた」。
この日は制球力もよかったので思った通りシュートもきまったのだろう。無四球だといわれると「そうだったか。随分長くやっているが初めてでしょう」といってニッコリ。
最近の山本義を多田コーチは「よくなった。相手がこれまでの山本義のつもりで向かってくればやられますよ」と信頼している。
この信頼にこたえるような最近の調子だが「伊東のキャンプで走ったのがよかった。十三年目の新人です」といって照れていた。
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岡正光

2012-04-30 14:06:41 | 日記
まず基礎固め 三年先へマイペース

最近の岡は、同じ一年生の淵上(岐阜短大付高)岸(横浜高)投手らといっしょにピッチング練習に懸命だ。そして大石コーチと話して「三人のうちでフォームが一番整っている」といわせるほどになってきている。その間の事情を、岡は「「高校二年が最高だった。スピードもあった。しかし、その年、ヒジをこわし、ねんざまでしたため、その冬はピッチングをまるでやらなかった。下半身が全然弱かった。プロにはいっても、それが大きくひびいた。技術的にも、精神的にも小学校へはいった気持ちだった。だから・・・」と、プロの水の苦さをつくづく味わったそうだ。しかし、岡は、下半身、腹筋、握力とすべてに肉体的な弱さを、毎日、深夜に及ぶサーキット・トレーニングできたえたという。そして、ピッチングも「ようやくわかってきた」という段階だ。「自分の選んだ道だけに、苦しいことは承知だ。とにかくマイペースでいくだけです。ただ必死です」と藤井スカウトのいう「何年かきたえれば伸びる左投手だ。三年先を承知で」の三年先に向かって、地道な努力を続けている。
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中島節男

2012-04-30 13:52:43 | 日記
下積みの苦しさを生かす

めぐまれた体格とすなおな性格-コーチに好かれるタイプである。プロ入り5年目。外野から捕手に、さらに一塁とポジションがかわった。一塁に落ち着いたのは昨シーズン後半に、一軍に登用されてからである。昨シーズンのイースタン・リーグでは本塁打6本を打っているが「投手以外のポジションは全部やりました」と苦笑するほど下積みの苦しさを味わっている。
動機に入団した選手のうち高校出はすでに全部整理されたそうで、プロの厳しさも十分しっている。
「一塁というポジションはむずかしいです」と当人は首をかしげるが、他の選手には、めったに注意しない飯田監督も、この中島にはファーストミットを持って細かく指導している。それだけ彼に期待しているのだ。同監督は「一塁は小淵、中島のうち調子がいい方を使う」という考えでいる。自分から特訓を志願するほどやる気十分なのも、努力の人飯田監督が目をかける理由でもある。
高田高出、五年生、1㍍78、75㌔、22歳。
★飯田監督「中島は芽が出るのがおそかったが、どう見ても一塁手のタイプだ。まだキャリア不足だが、オープン戦にどんどん使って経験を積ませる」
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林健造

2012-04-30 13:37:37 | 日記
攻・守・走そろった好選手

今年の推奨株は?とたずねると、三原監督は即座に「林」とこたえた。
「打つだけ、守るだけというのでは、それはカタワだ。これからの選手は、投げる、打つ、走る、守るの四拍子そろっていなくては・・・」という選手の条件ぴったりなのが林だという。
事実、林の昨シーズンの成績を見ても、チームの試合数(147)のほぼ7分の5にあたる93試合に出場、189打数49安打、打率2割5分9厘をマークしており、打率では一発屋のクレスや、同じ若手の松原、重松、伊藤を押えている。
記録面でとくに目立つのは6盗塁。太洋では近藤昭の25、近藤和の15につぐ3番目の盗塁数。ことに盗塁死3、成功率6割6分6厘は、近藤昭についでいる。カンのいい走塁が、数字で立証されているわけだ。
京都・平安高から太洋入りしたのは、もう5年前の話。高校時代の捕手から内野手に転向したが、プロの水準にはほど遠く、三十八年の秋には選手生活を断念して帰京しようとしたほどだった。
「その下積み時代の苦労が、ようやく実ったというところですね。これからさきは、まだちょっとぎこちない守備面の向上をはかってほしい」-育ての親の宮崎コーチの話だが、本人も常時出場をめざしてやる気十分。連日の特訓にも歯をくいしばってがんばっている。
1㍍75、76㌔、右投げ右打ち。
★三原監督 「インサイド・ベースボールも心得ているし、将来性のある中距離打者だ。あとは、試合に出た時の勝負運だけだと思う」

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山崎正之

2012-04-30 13:22:26 | 日記
東映の山崎正之が投手としての喜びを四年ぶりに味わった。山崎は法大時代はエースとして大活躍、三十六年巨人へ入団、その年に九勝五敗と順調なスタートを切った。しかし翌年は一勝もできなかった。そんなことで三十八年から打力を買われて外野手に転向した。そしてことし東映に移ってからも代打要員の一人だった。
ところが東映の投手陣は土橋、久保田らが不調で火の車、五月中旬に水原監督はたまりかねて山崎を再び投手に転向させた。山崎は投手に戻ってこの夜が三度目の登板だが、これまでの二度はいずれも敗戦処理で先発は初めて。にもかかわらず九回をスイスイと投げきってしまった。そのうえ打っては二回に与田投手から右翼席へ見事な一発を放つ付録までつけた。
山崎は水をうまそうに飲んだあとロビーで報道陣に囲まれた。うれしさで胸いっぱいの正月がいっぺんに訪れ内容がぴったり当てはまったのだから無理もない「まさか完投できるとは思わなかった。ただ夢中で投げた。七回になってようやく意識するようになった。先日はカーブを打たれたのできょうは投げなかった。スピードはかなりあうような気がした。それとスライダーとカーブだけではダメなので、落ちる球を要所要所で使った。それがよかったようだ。」という。
「何年ぶりだろうな。こんなうれしい気持ちになったのは・・・。投手に戻ってつくづくよかったと思う。投手に投手にイロ気はもっていたが、なにしろ二年以上もブランクがあったのでね。監督の英断に感謝している」と真情を打明ける。
本塁打を打ったことについては「まだほんとうの投手になっていないので、あれくらいのことはしなくちゃ」。
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田中達彦

2012-04-30 13:15:06 | 日記
若さと強肩、練習次第で

鶴岡監督が「まだ変化球にはメクラやし、守備だって、前のゴロには弱い。だがきたえ方によっては大型内野手になれる」と意気込んでいるが田中である。変化球を打てなかったのも「目が近かった(右0.6、左0.9)ため、ナイターに弱かったからだ」(半田コーチの話)というので、監督命令でメガネをかけさせたのが昨年、シーズンが終わってからである。とにかくまだグローブさばきがスッキリしない。からだが大きい(1㍍79、82㌔)だけに、無器用にもみえる。
問題はバッティング、ことに変化球打ちだ。昨シーズンの打率は、24試合で43打数6安打の・140と低いが、初ヒットを打った東京の小山から4打数4安打を奪った点では「自信さえつけばやれる男だ」と首脳陣はみている。「このキャンプで変化球打ちをマスターすれば・・」という半田コーチの願いがかなったとき、内野守備にことにうるさく、選手起用に慎重な鶴岡監督も「三塁・田中」を前面に押し出して、若さの南海をはっきり打ち出すようになろう。銚子商出、三年生。右投げ右打ち。20歳。

鶴岡監督「なんといっても肩がいい。前のゴロに弱い点もあの強肩で十分カバーできる」
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山崎正之

2012-04-30 13:02:42 | 日記
東映の山崎正之が投手としての喜びを四年ぶりに味わった。山崎は法大時代はエースとして大活躍、三十六年巨人へ入団、その年に九勝五敗と順調なスタートを切った。しかし翌年は一勝もできなかった。そんなことで三十八年から打力を買われて外野手に転向した。そしてことし東映に移ってからも代打要員の一人だった。
ところが東映の投手陣は土橋、久保田らが不調で火の車、五月中旬に水原監督はたまりかねて山崎を再び投手に転向させた。山崎は投手に戻ってこの夜が三度目の登板だが、これまでの二度はいずれも敗戦処理で先発は初めて。にもかかわらず九回をスイスイと投げきってしまった。そのうえ打っては二回に与田投手から右翼席へ見事な一発を放つ付録までつけた。
山崎は水をうまそうに飲んだあとロビーで報道陣に囲まれた。うれしさで胸いっぱいの正月がいっぺんに訪れ内容がぴったり当てはまったのだから無理もない「まさか完投できるとは思わなかった。ただ夢中で投げた。七回になってようやく意識するようになった。先日はカーブを打たれたのできょうは投げなかった。スピードはかなりあうような気がした。それとスライダーとカーブだけではダメなので、落ちる球を要所要所で使った。それがよかったようだ。」という。
「何年ぶりだろうな。こんなうれしい気持ちになったのは・・・。投手に戻ってつくづくよかったと思う。投手に投手にイロ気はもっていたが、なにしろ二年以上もブランクがあったのでね。監督の英断に感謝している」と真情を打明ける。
本塁打を打ったことについては「まだほんとうの投手になっていないので、あれくらいのことはしなくちゃ」。

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井上幸信

2012-04-30 12:49:17 | 日記
甲子園 尾道商(広島)2-1佼成学園(東京)

井上、先制点を守る

本格派大型投手が雨中でみごたえのある投げ合いを展開した。佼成学園・猪狩は、内角のシュート、直球に威力があったが、外角は腰の切れがいまひとつ不足し、ノビを欠いていた。このため内角球を多投するピッチングとなったが尾道商はこの内角球をよくねらい、二回二死、田中の中前打から常盤の内野安打、四球とつづいた好橋に、九番大西が高めをうまく右翼左を破って2点を先取した。
その後の六回の二死満塁、七回の二死一、三塁はものにならず、八回の一、二塁で常盤の左前打がでながら井上が本塁に刺されて追加点を奪えなかった。
佼成学園は三回無死、三遊間安打して悪けん制、バントで三振した宮本を清水の右犠打でかえしたが、1㍍83、75㌔の尾道商・井上の切れのいいスライダー中心としたゆさぶりに最後まで苦しんだ。

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篠田勇

2012-04-30 12:48:15 | 日記
これまでのオープン戦は全試合に出場、三割近い打率をあげ、守っては無失策、ぐっと成長した一人である。身長1㍍65、体重67㌔の小柄ながら攻守にもキビキビしている。好調な原因を「気持ちの持ちようです」というが、打撃は短目に持ったバットがシャープにふれるようになり、守備も昨年よりよい。飯田監督は「遊撃手矢ノ浦と呼吸を合わせるにはプレーにスピードのある二塁手が必要だが、篠田の成長でこれがかなえられそうだ。二塁手、二番打者として起用したい」といっている。
今年がプロ入り三年目、これまでの二年間は代走、守備要員といった存在だった。
「野手である以上全試合に出て、三割は打ちたいが、ボクの力ではまだ無理かもしれない。だからチームの勝利につながるよう、そして二番打者としてバントなど細かいプレーをさらに身につけたい」とひかえ目だ。
昨年末の契約更改はサンケイで数少ない昇給組の一人。二割に満たない打率でも昇給したのは攻守交代のときよく走っていたというのが理由だそうだ。高目のボールに手を出す欠点を改めることが常時一軍出場への第一の課題だろう。
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西尾慈高

2012-04-30 11:56:02 | 日記
西尾、69日ぶりの勝星

セントラルリーグ 阪神1-0広島

阪神の決勝点は三回山本、西尾が連続三振の二死後吉田、鎌田が中前に連安打し、三宅が同じコースの中前に適時打をたたいたもの。広島の大石がムキになって投込んでくる単調さに打ち勝ったあざやかな3連安打だった。
ところがこのほかは散発の走者だけで西尾、小山の継投で辛くも逃げ込んだ危うい試合だった。
西尾は内角を入念にシュートできめ、ドロップで勝負をきめる配球で六回まで20打者に1安打、2四球で押える快投をみせ、7月22日の対国鉄17回戦以来69日ぶりの白星を記録した。
7回から押えに出た小山がいきなり平山に中前安打され、一死後藤井に四球を与えて一打同点のピンチに追い込まれたが、さすがにエースを思わせる力投で難なく切り抜けた =観衆二千五百

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ジャクソン

2012-04-29 20:27:58 | 日記
足と打撃が魅力

まだ本領を十分発揮していないが「三割は打てる。クリーン・アップ・トリオの一員になってもらう」と飯田監督のかける期待は大きい。これにこたえるかのように十五日の南海戦で右翼スタンド上段へ豪快に一号本塁打を放った。来日した当時、ジャクソンは力まかせてバットをふり回すだけだった。快音を発しても右翼線を大きく切れるファウルが多い。だが飯田監督は「荒いがひと目みて打てる打者だ」と思ったそうだ。
キャンプで打つときの右足の踏み出しを変え、ミート打法に心がけるよう注意した。次第にその効果が現れているようだ。毎試合一本の安打を放ち十五日までの七試合の成績は二十二打数七安打、三割をちょっとこえた。日本の投手に慣れてくればさらに本来の力は出てくるだろう。ジャクソンのもうひとつの魅力はすばらしい脚力だ。
この日も右前安打、野手がこの打球をちょっと後逸するとなんなく二塁をおとしいれた。一昨年3Aのロチェスターで九三盗塁を記録した俊足の片りんをのぞかせた。
飯田監督は「彼ならきっと盗塁王になれるだろう」とその足と打撃を高く評価している。引きつけるものの乏しいアトムズにとって肩あり、足ありのジャクソンはひとつの大きな魅力になろう。

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中野孝征

2012-04-29 19:25:43 | 日記
新生アトムズがJR砲のほかに今シーズン売出そうとしている新商品がある。昨年、新人王になった武上二塁手に、ドラフト指名一位で新入団した中野孝征遊撃手(二三)を配した二遊間コンビだ。武上は一六八センチ、七〇㌔、中野は一七一㌢、七四キロと小だから、名づけてチビッコ・コンビ。思惑通りファンにアピールできるかどうかのカギは、すべて中野が握っている。
その中野、作新学院が八木沢(東京)加藤(故人、元中日)両投手と高山(サンケイ)らを擁して、三七年に高校野球史上初の春夏大会連続優勝したときの主将だ。卒業後はノンプロ岩崎電気と日本楽器で活躍。昨春の社会人選抜大会では首位打者、夏の都市対抗では久慈賞を獲得した。カンのいい、実戦向きの選手だ。
ところが、当人が「プロのスピードにはびっくりした」ばかりか、ノンプロ時代に評判のよかった首尾も今のところ採点は辛い。別所監督が「腰高のため守備範囲が狭いね」といい、武上は「送球にピリッとしたところがないので連係プレーの呼吸が合わない」とちょっぴり不安顔。そこで連日、岡島コーチからノックの雨を浴びせられ、目下基本から勉強中だ。「試合に出ることだけが目標」と中野も必死なら、首脳陣も「中野の甲子園魂に期待している」のだが・・・。

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松本照夫

2012-04-29 17:50:34 | 日記
足立の肩の故障などから投手陣に赤信号が出ている阪急。首脳陣も若手から一本立ち出来る投手を、と必死だが、この日の松本がその期待にこたえるような投球を見せた。スライダー中心に持前の変化球でかわす。といっても決して逃げの投球ではない。直球をずばり投げ込み、なかなか大胆でもあるが「直球にスピードが出てきたので、ほかの球もいきてきました。そのため自分の思う通りの投球が出来ました」という。
一回王を一ゴロ、二回長島を三振に打取った投球などは、相手の読みの裏をかくような心にくいばかりの配球だった。
「目標なんて考えていませんが、一試合でも多く投げ、バックには信頼される投手になりたい。それにはもっと変化球を生かすためにも、直球にスピードをつけたい」。
こう話すそばをナインが「ナイス・ピッチング。絶好調やな」などといって通るが、松本は表情も変えない。散発の五安打で、ややしぶい顔の西本監督も松本に関しては「これで使えるメドがついた」と満足そうだった。
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水谷実智郎

2012-04-29 17:36:04 | 日記
フォーム・・サイドスロー

中日首脳陣は、板東を巨人の宮田のようなリリーフの切り札に使うハラ。そこで板東のつなぎとしてクローズアップされるのが横手投げの水谷実である。昨シーズン彼は一年生ながらウエスタン・リーグで勝ち数(6勝1敗)防御率(1.02)ともにリーグトップを記録。「十五回ほどリリーフさせたが、一回も失敗しなかった」と杉山二軍監督はいっていた。根性は相当なものらしい。
「昨シーズン終盤に六試合ほど投げさせたが、期待どおり。外角球がスライドするのが強みだ。これで内角にシュートが投げられるようになればピッチングに幅ができるのだが・・」と近藤ピッチング・コーチは語っている。
「ピンチを切り抜けたときの満足感-いいですね。」水谷はリリーフに生きがいを感じているようだ。昨春、肩を痛めたとき、それまでの上手投げをサイドに切りかえるように指導したのが大友二軍コーチだが「ぼくと同じようなタイプの安仁屋さん(広島)が目標。昨年は夢中でしたが、ことしは自分と得意なタマを生かそうと思っています」と最後に二年生らしい抱負を語った。名古屋昭和高出。右投げ。
西沢監督「うちには水谷実、野口、谷など有望投手がいるが、おもしろい球質の水谷実の活躍を期待する」
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羽里功

2012-04-29 17:22:06 | 日記
投球フォーム・・下手投げ 球種・・・カーブ、シュート

秋山そっくりの投げ方

二回、大洋の攻撃。広島三人目の投手が登板した。広島のピッチャー羽里、背番号55と場内アナウンスが放送した。「ハリ・・、どんな字を書く?そんな選手がいたのか・・」と記者席にササヤキが流れる。ところがである。大洋強打線はこの羽里の前にクルリ、クルリと回転した。まったくタイミングが合わないのだ。大洋は7回までわずか二安打。ようやく八回、代打林の二点本塁打で羽里をしりぞけたが、完全に羽里にひねられた。この羽里投手、今年二試合目登板である。もちろん初勝利だ。フォームは大洋の秋山投手を想像すればよい。右下手からヒョイヒョイと投げる。ふわりと浮上がるカーブ、直球もストンと落ちる。球質までも秋山そっくりだ。
-初勝利の感想は。
「まだ実感がわきませんが・・。きょうはカーブのコントロールがよかった。ゆるいカーブで大洋打者のタイミングをはずしたが少しバテましたね。林に打たれたのはカーブ。大洋の打者はこわいですね」といって、ナインの後を追っていった。
投手陣不調の広島にあってこの日の羽里の好投は今後明るいニュースとなりそうだ。プロ入り三年目、徳島海南高出。

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