ひとり旅

2001年09月07日 | 旅行

私は若いとき、日本中を旅した。
会社の夏休みを利用して長い旅をしたのです。
20歳のとき、初めて旅をしたのが東北だった。
リュックに着替えを詰め、秋田に行く夜行列車に乗った。
次の日、秋田に着いて、男鹿半島などを見て、
夜はオールナイトの映画館に泊まった。
青森では、合浦公園の海水浴場の脱衣場に泊まった。
電車で知り合った男と2人で泊まったのだが、
そいつの顔は翌日腫れていた。
寝てるとき蜂に刺されたらしい。
太宰治の小説「津軽」に憧れ、津軽半島に行ったときは、
太宰治ゆかりの旅館と書いてあったところに泊まり、
ひとり熱燗を飲んだりした。
津軽半島の先端から見た日本海に沈む夕日はよかった。
俳句のようなものをつくり、
看板の裏側に落書きしてきたが、
今もあるかな。あるわけないよな。
青函トンネルを掘っている人たちの宿舎があったな。
十和田湖にも行った。
奥入瀬渓流の流れの音を聴きながら、
ケーナを吹いた。気持ちよかったなァ。
下北半島は、水上勉の「飢餓海峡」に出てくる、
ああ…、名前が出てこない。
そこが見たくて行った。
盛岡で下車して城跡に行って、啄木の歌碑を見た。
仙台では、なぜか楽器屋で、
今も吹いている木製のリコーダーを買った。
福島が最後で、猪苗代湖にある
「野口英世記念館」に行った。
生家がそれになっているんだけど、
便所の粗末さが、私の実家のものと一緒なので
親しみがわいた。

東北、四国、山陰、木曽飛騨富山、九州、北海道
と25までひとり旅をした。
次は、四国の旅を書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする