ケーナとの出会い

2001年09月25日 | 音楽

私が高校3年のとき、
サイモンとガーファンクルの
「明日に架ける橋」というLPが出た。
その中に、「コンドルは飛んで行く」という曲があり、
その曲のバックに流れる笛の音が好きだった。
しかし、それがどんな笛か分からない。
そのうちケーナというアンデスの笛ということが分かった。

東京で暮らすようになって、
ある日お茶の水の楽器屋を覗いていたら、
ガラスケースの中に、憧れていたケーナがあった。
40センチほどの葦の茎にただ穴が開いているものだった。
葦といっても、中南米のものは竹のように硬い。
音を出す原理は、日本の尺八と同じで、
息を吹き込むところに、U字型の切れ込みがあるだけです。
7000円だったかな。
その頃の私にとって(今もか)大金でしたが、すぐ買った。
買ってはみたけれど、吹き方が分からない。
音はすぐ出たが、指使いが分からない。
本屋で「中南米音楽」という雑誌を見ていたら、
ケーナの吹き方を書いてある特集があった。
それを読んで、あとは自己流で気ままに覚えた。

アントニオ・パントーハというケーナ奏者がいる。
私はこの人の素朴なケーナが好きで、
コピーしました。
今でも私の吹く「コンドルは飛んで行く」は、
この人の吹き方を真似している。
キーがAmで吹きやすい。
もう1人、ウニャ・ラモスというケーナ奏者も好きで、
来日したときコンサートに聴きに行った。
この人が、私が憧れたサイモンとガーファンクルの
「コンドルは飛んで行く」の
バックのケーナを吹いていた人でした。
(たしか私の記憶では)
この人のテクニックはすごくて、
気ままにケーナを吹いている私には真似が出来ない。

コメント
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