女房は今日、1日いなかった。
昼間は友だちと会い、
夜は、新宿のエル・フラメンコに行った。
よし、3連休の最後の日、
有意義に過ごそうと思った。
思ったが、暑い。
エアコンをつければ涼しいのだが、
なぜか1人ではもったいなくてつけられない。
昨日から俳句を作ろうと、
歳時記と句帳はそばに置いてある。
6月に投句出来なくてさびしかった。
結局横になってテレビをだらだら観ていた。
洗濯物がたまっていたので、洗濯機を回した。
またテレビの前に寝る。
洗濯機が止まり、洗濯物を干した。
こんなことではだめだと、小説を読む。
文學界6月号に載っている
「パーク・ライフ」吉田修一著というものだ。
先々週図書館に返そうと思ったら、
この小説が芥川賞を取ったので、
返さずに読もうと思ったのだ。
しかし、
読もうと思いながらもなかなか読めなかった。
読み始めて、気が付くと寝ている。
横になって読んでいるのがよくない。
小説の内容も睡眠を助けてくれる。
地下鉄で会った女と日比谷公園で会う。
男も女もいつも昼休みを公園で過ごす。
それからの昼休みを一緒にいる2人。
文章が面白い。
でも読んでいて退屈だった。
芥川賞をとった作品を分からない私には、
小説を語るなんてことをしてはいけないな。
自己嫌悪。
3時過ぎ、本を返却に図書館へ行く。
いつものことだが、
私が読みたい「オール讀物」「小説新潮」「小説現代」
の新しいものがない。
あるのは去年のものばっかりだ。
「オール讀物4月号」「小説新潮4月号」
「小説すばる5月号」に、
文庫本「情痴小説の研究」北上次郎著
Excelのマニュアル本を借りた。
図書館を出て、公園に行ってみた。
図書館は、航空記念公園の隅にある。
まだまだ暑かったが人が沢山いた。
息子たちが小さかった頃よく家族で来たものだ。
なんか、小さい息子たちが芝生の上を走ってるようだ。
晩飯にカレーを作ろうと思った。
おそらく息子たちは今日の食事は
カップ麺などですませているだろう。
おれに作れるのはカレーぐらいしかない。
図書館の帰り、自転車をスーパーに向けた。
いったん家に帰って車でこようと考えたが、
面倒くさいのでやめた。
ところが、食料品のほかに、
隣の薬局でティッシュ、トイレットペーパーを
買ったので自転車の前後のカゴに収まり切らなくて、
本の入ったバックを肩にかつぎ、
コンタクトレンズの洗浄液の入ったレジ袋は
ハンドルにぶらさげた。
カレーに使う材料だけを買って帰ればいいものを、
安いからといろいろ買ってしまう貧乏性。
女房は今頃新宿を友だちと歩いているのだろう。
私は、自転車に山ほどに荷物を載せ、
本で膨らんだショルダーバックを斜めに下げて、
汗をかきかき、ペダルを踏んでいる。
インスタントカレーを作ることを
料理などと呼べないだろうが、
私にとって久しぶりの料理だった。
所帯を持ってからしたことなかった。
駒込のアパートで1人暮らしをしていたとき以来だ。
面白かった。
キャベツを細かく切って、
キュウリを薄く切り、
その上にツナを載せたサラダも作った。
ついでにお新香を漬けた。
ずっと前テレビで、
味噌とヨーグルトの中にキュウリを漬けていた。
それをやってみた。
これから出来るだけ料理に挑戦してみよう、
かな、なんて思っている。
こんなふうにして、3連休が終わる。
終わってしまうんだな。