昨日17時15分、夕食を食べタワーマンションを出て、
埋め立て地に区切られたちっぽけな海を見ながら、
タバコを吸っていたらポケットの携帯電話が震えた。
携帯のフラップを開いてみるとみっちゃんからのメールだった。
> 今日1時40分、楽ママ永眠しました。
という内容だった。
(やっぱり死んじゃったのか…)
というのがそのときのおれの素直な思いだった。
なんか楽家のママは、ガンの治療を趣味として
ずーっと生きているのではないか、なんてどこかで思ってた。
心が急にしぼんでしまった。
四角い海の左側には、いくつかのタワーマンションが並んでいる。
右には普通のマンションや住宅があり、
海はそれらからもれている光を反射してキラキラしていた。
昼間はよどんだ海だがきれいだった。
みっちゃんに、
明日は勤務明けだから、手伝えることがあったらいって、
というようなことをメールした。すると、
> 献体なので、通夜などはありませんが、偲ぶ会をやるそうです。
と返ってきた。
それからの立哨やモニター監視のとき、
楽ママとのいろいろなことを思い出していた。
楽ママの印象として残っているのは、“笑顔”だ。
いろんな場面で笑っている楽ママの顔が、
頭の中に次から次へとたくさん出てくる。
警備員の制服を着てマンションのエントランスにしょぼんと立っているおれに、
「おぎちゃん、どうしたのよ。元気だしなよ」
なんて楽ママの明るい声がしてきそうだった。
埋め立て地に区切られたちっぽけな海を見ながら、
タバコを吸っていたらポケットの携帯電話が震えた。
携帯のフラップを開いてみるとみっちゃんからのメールだった。
> 今日1時40分、楽ママ永眠しました。
という内容だった。
(やっぱり死んじゃったのか…)
というのがそのときのおれの素直な思いだった。
なんか楽家のママは、ガンの治療を趣味として
ずーっと生きているのではないか、なんてどこかで思ってた。
心が急にしぼんでしまった。
四角い海の左側には、いくつかのタワーマンションが並んでいる。
右には普通のマンションや住宅があり、
海はそれらからもれている光を反射してキラキラしていた。
昼間はよどんだ海だがきれいだった。
みっちゃんに、
明日は勤務明けだから、手伝えることがあったらいって、
というようなことをメールした。すると、
> 献体なので、通夜などはありませんが、偲ぶ会をやるそうです。
と返ってきた。
それからの立哨やモニター監視のとき、
楽ママとのいろいろなことを思い出していた。
楽ママの印象として残っているのは、“笑顔”だ。
いろんな場面で笑っている楽ママの顔が、
頭の中に次から次へとたくさん出てくる。
警備員の制服を着てマンションのエントランスにしょぼんと立っているおれに、
「おぎちゃん、どうしたのよ。元気だしなよ」
なんて楽ママの明るい声がしてきそうだった。