12月14日のラジオ文芸館は、小松左京の「行きずり」という短編小説だった。
私は、小松左京の小説をひとつも読んだことがなかった。
さて、どんな小説かなと耳をラジオに集中させた。
> 江戸時代後期の文政年間、道具屋を営む藤助は、山道で食あたりと豪雨にいっぺんに襲われる。
> 助けてくれたのは奇妙な身なりをした中村良太郎と名乗る男だった。
> 中村良太郎は実は昭和50年に生きるサラリーマンだった。
> 不思議にも150年の時空を超えて出会った二人が親しくなった末に感じたものは…。
> 人と人とが「つながる」とはどういうことなのか、人の「情」とは何かを現代人に問いかける。
と、NHKのラジオ文芸館のホームページに書いてあった。
それにしても、小松左京の文章が素晴らしかった。
江戸時代後期の文政年間の庶民の来ている着物の描写が細かくきれいだった。
小松左京は、FS作家ということは知っているが、まったくこの人の本を読んでいません。
こんど読んでみよう。