膀胱鏡検査

2021年03月18日 | 健康・病気

今日8時20分、車で家を出て大学病院に行った。
私の診察予約時間は午前10時です。
9時過ぎに1階で採尿をして、4階の泌尿器科に行く。
今日は廊下に置いてある患者のためのイスに坐っている人が、少なかった。
9時20分ごろ中待合に入る指示が廊下のディスプレーに表示された。
中待合のイスに坐っていると9時40分、「413番の方、診察室にどうぞ」と呼ばれた。
主治医が、私の尿を分析したデータの書いてある紙を見て、キーボードを打つ。
「今日、覗いてみましょう。外で待っていて下さい」
診察室を出て中待合のイスに坐っていると、20分ほどで看護師から呼ばれた。
私はトイレでオシッコをして、膀胱鏡室 1 の部屋に入って下着とジーパンを脱いで、
膀胱鏡のためのイスに腰掛けた。
看護師がスイッチを操作すると両足が持ち上がり開いて、私の股間が露わになった。
若い女性の看護師が私の性器を拭く。
医師が来て尿道に麻酔薬を含んだ潤滑剤を入れる。
「10分間、そのまま待っていて下さい」と看護師がいう。
今日でたしか5回目の膀胱鏡検査だが、この時間がものすごく屈辱的で厭だ。
膀胱がんのことを考える。
今日、主治医になんといわれるか思う。
これまでの手術のこと、入院生活のこと、自分の膀胱の中のこと、いろいろ考えてしまう。
(膀胱内の手術のときの傷が治っていて、「問題ありません」っていわれたらいいんだが・・・)
時間がたって看護師と主治医が来た。
長い光ケーブルの膀胱鏡を主治医が持っている。
私の尿道に異物が挿入される。
ディスプレーに膀胱の中が映る。
「手術したところはキレイになっているなァ。あ、ここに小さなのがあるな」
私は少し頭を上げて、集中してディスプレイを見る。
私にも赤い点が見えた。
数分で膀胱鏡検査は終わった。
膀胱鏡のためのイスが下げられ、私は降りた。
そこにあったティッシュで濡れた股間を拭き、下着をつけジーパンをはいた。
20分ほど中待合で待っていると、名前を呼ばれ診察室に入る。
「手術のあとはキレイになってますが、小さな腫瘍のようなものがあり、それをCTで確認したい」
と主治医はいう。
来週26日午後2時20分からCT検査ということになった。
(あぁ、やっぱり・・・)
私の願ったようにはならないですね。
私は暗い気持ちで車のハンドルを握り、家に向かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする