豆まき

2022年02月03日 | 健康・病気

今日は、先々週受けた経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)後の初めての外来です。
これからどのような治療をするのかな?と不安な気持ちで診察を受けたのですが、
やはりこれからもBCG注入療法をすると言われた。
再発を防ぐには、現在この治療が一番のようです。
一昨年の11月に2回目の手術をして、そのあとBCG注入療法を受けた。
しかし昨年の3月に再発して、4月に3回目のTUR-Btをした。
そのあと、またBCG注入療法を受けたが、12月に膀胱内の腫瘍の再発が分かった。
そして今年の1月18日にまた、4回目のTUR-Btを受けた。
その後に、また同じ治療をするのかとあまり気が進まない。
また再発してしまうんではないかと思ってしまう。

今日は節分でした。
私が子どもの頃は、一升枡に入っていた母が煎ってくれた大豆を、
玄関、台所、土間、井戸などにまいた。
そこには、柊の葉のついた枝と鰯の頭を大豆の茎で刺したものが飾ってあった。
息子たちが小学生の頃、わが家でも豆まきをした。
息子たちは、テレながら豆をまいていた。
そのとき私の家には、柊の枝も鰯の頭もなかった。
今日、女房が会社から帰ってきてメシを食べたあと9時頃に、豆をまいた。
豆は買っておいたこれです。

しかし、大声は恥ずかしくて出せない。
でも考えれば、前の家も道路を挟んだ左の家も今は空き家で人はいない。
女房がガラス戸と雨戸を開けて、私に豆をまけと目で合図をする。
かなり、有無を言わせない表情だった。
私としては、69歳にもなって豆まきなどに声を張り上げたくはなかった。
しかし、しかたありません。
こういうときの妻は恐いのです。
私は、豆の入った袋を取り、封を切った。
その中の豆を摘まみ、小さな声で「鬼は外、福は内」と言ってまいた。
それで妻は満足してくれた。
私に大声で「鬼は外、福は内」と言えとは要求してこなかった。
そのへんのところは、女房も理解してくれていると思う。
そのあと私はトイレでオシッコをした。
そのときに私は、忘れていたことを思い出した。
私は女房のいるリビングに戻り、再びガラス戸と雨戸を開けて大きな声で豆をまいた。
「がんは外、膀胱がんは外」

コメント
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