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北京五輪で続いた青空やりすぎ?大気汚染対策の裏側を取材
日テレNEWS24
>悪名高い北京の大気汚染も、オリンピック期間中は影を潜め、
>青空が広がった。中国政府はこの「オリンピック・ブルー」
>を実現するために、周到な準備と大気汚染対策を打ってきた。
>ただ、一部の地区では「空気が汚れるから薪を燃やすな」と
>の指示が出され、寒さに耐える市民の姿も。
>一方で、“オリンピック・ブルー”とも言われる青空を実現
>するために打った対策の中には、「やりすぎ」と批判を浴び
>たものも。
>去年11月以降、北京に隣接する河北省山海関区では、地元政
>府が次々と住民の「かまど」を封じて回ったという。取材で
>現地を訪れると、確かに多くの住民の家で、コンクリートや
>ゴムのようなものでかまどが封じられ、使えなくなっていた。
>このかまどは、特に中国東北部の田舎では床暖房としても使
>われるため、多くの住民が寒さに耐えなければいけなくなった。
>私たちの取材に応じた80歳を超える老人の家は、屋内でも10℃
>に満たない寒さで、孫が布団にくるまって勉強していた。老人
>は、「従わないと大変なことになる、仕方ない」と諦めの表情
>で語った。
>2008年の夏季オリンピックの際にも、中国政府は工場の停止な
>どを通じて青空を実現したが、一時的なもので、深刻な大気汚
>染が戻ってきてしまった。
>今回とった措置の多くも、オリンピックに合わせた“その場し
>のぎ”が多く、このまま青空が続くかというと難しそうな状況だ。
>このほか、大気汚染の主要な要因とされる近隣の省の製鉄所を
>大幅に減産させたり、大会期間中は北京に入る大型車両を制限
>したりといった対策も。
>さらに、風物詩となっている旧正月の春節を祝う花火も、今年
>は北京市全域で禁じ、違法に販売したなどとして逮捕者も相次
>いだ。
中国がこのようなやり方で青空を取り戻したことに、私は複雑な思いです。
青空にするために、北京市民に寒さを強要することはどうなんだろう?
根本的に環境によいことをして、青空にしてほしいと思う。