昨日(9/16)妻が会社に行ってから私はウォーキングを5,000歩、歩いた。
シャワーを浴びてから、古いパソコンを立ち上げた。
ヤマダ電機からどのような電話があるか分からなかったが、
とりあえずDVDはコピーしておこうと考えたからです。
新しいパソコンはB5でDVDドライブはないので、DVDをコピーするソフトがなかった。
9年前に買ったA4のパソコンには、DVDドライブがありDVDをコピーするソフトもついていた。
そのパソコンはWindows8.1だったのを、Windows10にして使ってきた。
しかしそのパソコンはもうおじいちゃんになってしまって、すべて動作が遅かった。
そのパソコンのDVDドライブに、8ミリフィルムをダビングされてきたDVDを入れた。
インターネットエクスプローラーでDVDドライブの状態を見てみると、
VLC media player のアイコンがあった。
私がそれをダブルクリックすると動画が立ち上がった。
生まれて1ヶ月ほどの息子たちの姿があった。
私の古いパソコンには、VLC media player のソフトがインストールされていたようです。
VLC media player というソフトは、「VIDEO_TS」のファイルが見られるのですね。
それからしばらく、DVDの中のすべてのファイルが見られるか確認した。
息子たちの赤ちゃんのときから幼稚園で遊ぶ姿まで見られた。
私は胸を熱くして、涙を流しながら、それらの動画を見た。
あんなちっちゃな息子たちを、女房と私は育てたんだな、とあらためて思った。
もう1枚のDVDには、私の茨城の両親が、20代の前半につきあっていた友人たちがいた。
結婚式を挙げていない私たちの、
結婚を祝う会をやってくれた大学生協の仲間たちの姿もあった。
妻と私が旅行した九州、北海道の映像もあった。
それらの映像を確認していたときに、ヤマダ電機から電話があった。
前日電話をくれた人ではなく、最初に受け付けてくれた人だった。
「私の説明不足ですみません」と最初にあやまってくれた。
そうなんだよな、最初に8ミリフィルムをDVDにダビングしたときのファイルの仕様を
言ってくれていたら、こんなことにはならなかった。
ヤマダ電機からもらった「なんでもダビングガイドブック」という小冊子の、
「互換性・納期等」というところに、
>納品物につきましては当店環境での検証を行っておりますが、お客様個々の再生環境により
>利用出来ない場合がございます。不慮の納品の遅れ、互換性によってお客様または第三者に
>生じた損害につきまして、当店は一切の責任を負いかねます。ただし、明らかに当店に瑕疵
>がある場合は、作成物の再納品をもってその責を負うものとさせていただきます。
「お客様個々の再生環境により利用出来ない場合がございます。」
というのはあまりにも客を無視した大雑把な書き方だな、と思った。
ダビング後のファイルの仕様(VIDEO_TS)を書いて、
パソコンではこのソフトを使えば見られます、とか、DVDプレーヤーなら見られます。
と書いておいてほしい。
ヤマダ電機の店員の説明不足もおかしいが、チラシの配慮も足りない。
「それで、どうしたら動画が見られるの?」
私は、相手がどのように応えるか確かめたくて、私が動画を見られたことは黙っていた。
「PowerDVDというソフトを使えば見られます」
「そのソフトはいくらぐらいするの?」
「9,000円ぐらいですかね」
「それをこれから私が買わなければダメなんだ」
「・・・・・・」
「なんで最初のときに、私のパソコン環境も聞かないで話を進めたの?
どんな仕様のファイルになるかの説明もしてくれないのはまずいんじゃない。
ダビングしたDVDを渡せば終わりというもんではないでしょう。
渡したDVDを客が見られるというところまでが仕事でしょう」
「・・・・・・」
「私は、普通のパソコンで見られるファイル仕様にダビングしてくれると思っていたよ」
「・・・・・・」
相手は黙っているだけだった。
私はむなしくなって電話を切った。