今年、うちの庭で育った柿の木が実をつけた。
この柿の木は2014年の秋に、私が柿を食べてそのタネを庭の花壇にまいた。
そのタネから芽が出たのでその苗を、今のところに移して植えた。
そのことは、2015年11月11日九想話「植物の生命力」に書いた。
その柿の木が育って今年、初めて実をつけた。
2022年06月11日九想話「かわいい実たち」
この柿は、いまぼんやり思い出すのだが、隣の方にいただいた柿だと思う。
私はこの家を、2013年12月に購入した。
翌年の2014年の秋に、隣の家の人から庭に実った柿の実をいただいた。
おいしい甘柿だった。
その柿のタネを私が、きまぐれに庭にまいたら芽が出た。
花壇の真ん中に柿の木があるのは私の好みではないので、庭の隅に植え替えた。
それが育って今年、初めて実を3コつけた。
その柿の実をいつとろうと思っていた。
今日見てみるといい色をしていた。
とってみようと思った。
妻に「柿の実とるよ」というと、なげやりに「とれば」という。
まァ、あのひとにはそれほど、柿の実に思い入れはないだろう。
私としては、その柿の実にはかなり熱いものがある。
なんといっても、自分が食べた柿のタネをまいたものが成長してきたのです。
感動しないわけがない。
それを女房はさめた感じで、「とれば」という。
ああ・・・、夫婦とはこんなものですね。
出来れば同じ心の状態でいてほしいのですが、
それをのぞむことは私のわがままですね。
1コのかなり熟していた柿の実をとって食べると、甘かった。
それで残りの2コもとった。
女房に皮を剥いてもらって食べた。
おいしかった。
これから毎年この柿の実がなると思うとうれしいです。