私は、東京スカイツリーが出来てから、いつか行きたいと思っていた。
しかし、妻は「ああいうところには行きたくない」といっていた。
(2012年11月07日九想話「池袋浅草上野有楽町」)
どうも私の妻は、あまりメジャーなところには行きたがらない女性のようです。
私も1人で行ってもつまらないので、これまで東京スカイツリーに行かなかった。
ところが最近妻の考えが変わってきたようです。
私ががんになり、70歳になったこともあり、
行きたいところに行かせてやろうという妻のやさしさだと思う。
昨日から天気予報で、今日は快晴だといっていた。
それじゃ東京スカイツリーに行ってみたいと私は考えた。
それで今日仕事の休みの妻に「東京スカイツリーに行きたい」といってみた。
妻は賛成してくれた。
朝8時に家を出て8時14分のバスに乗った。
高坂駅で8時34分の東武東上線に乗り、8時25分に池袋で降りた。
地下鉄丸ノ内線に8時31分に乗り、8時50分に大手町駅で半蔵門線に乗り換えた。
そして9時10分には半蔵門線の終点の押上(スカイツリー前)駅に着いた。
それから女房と「東京スカイツリーに行くにはどう行くんだ」と悩んだ。
しかし、高い建物を抜けて空を見たら東京スカイツリーがあった。
思わず2人で笑ってしまった。
はじめどこで入場券を売っているのか分からず悩んだ。
調べると4階だということが分かった。
1人3,100円の入場券を買い、エレベーターに乗った。
50秒で天望デッキに着いた。
そこは地上から350mの高さにあった。
街が、ビル群が、そして富士山が見えた。
私と妻は夢中になって下界を見た。
私の憧れだったものを見た。
そしてそのあと天望回廊(フロア445から450まで約110m続く)に行った。
そこはさすがに恐かった。
下を見ると足が震えるようだった。
名残惜しかったが12時10分前に東京スカイツリーを出た。
楽しかった。
「あんなところには行きたくない」と昔いっていた妻も、それなりに楽しんでいた。
浅草の方面に向かって歩いた。
お腹が空いたので食事をすることにした。
吾妻橋の手前にあるアサヒビール直営のビアレストラン「フラムドール」に入った。
女房は「浅草トンテキ」、私は「うなぎのひつまぶし」と生ビールを注文した。
トンテキを少しつまんで私は食べた。
これがうまかった。
「うなぎのひつまぶし」の食べ方を私知らなかった。(私の食文化は貧しいです)
女房が少し知っていた。
私は急いでスマホで検索したら書いてありました。
最初に、鰻とご飯を小皿に盛って食べる。
次に、薬味と鰻、ご飯を混ぜて食べる。
そして、ダシと一緒に食べる。
最後はお好みの食べ方で食べる。
そのレストランのランチは、頼んだ料理の他にサラダ・お新香・スープなどがついた。
最後にコーヒーもです。
ほとんど外食をしたことがない私たちは、感激しました。
それから私たちは浅草に行った。
池袋までの都営バスの時刻をバス停まで見に行ってから、浅草を歩いた。
雷門からの道はもう何度も歩いている。
でも何度来てもいいですね。
14時21分の池袋行きの都営バスに乗った。
しかし、ほぼ1時間のコースを走る運転手はエライと思った。
道路の左端には車が何台も駐車している。
それを右の車線を注意しながら追い越して行く。
ああ、おれはこんな仕事は出来ないなと思った。
高坂駅と鳩山ニュータウンを走っている定期バスの運転手なんて楽だな、と思った。
池袋駅から15時40分の電車に乗った。
高坂駅には16時30分に着き、16時41分のバスに乗れた。
西友により、値引きされた寿司などを買い家まで歩いた。
家には17時過ぎには着いた。
今日は楽しかったです。
おいしいランチも食べられた。
また今度どこかに行こうと妻と話した。
しかし、70歳の私には少々辛かったです。
やはり家にいたほうがいいかな、と思ったりします。