事務所には私1人、一緒に働いている職員は外出している。
館の利用者かな?と思った。
でもなんか会話がかみ合わない。
しばらく話して分かった。
私の健康指導員の人でした。
そういえば1週間前、「22日に訪ねますけどいいですか?」
という電話をいただいていた。
会うのが2回目だから分からなくてもしかたないですよね(イイワケクサイ)。
最近のことを訊かれた。
体重も体調も変わらないことを伝えた。
相変わらずアルコールも飲んでいる。
タバコはやめている(7月3日で1年になる)。
1ヶ月前ほどから「ためしてガッテン」で知った
「測るだけダイエット」の真似事をしていると報告した。
朝、夜、体重を測るだけの“ダイエット”です。
なのでまったく体重に変わりはない。
1日2回体重計に乗ることによって、
食べ物や生活に対する意識を変えようとするダイエットだと思うが、
私の場合、まったく意識が変わらないので食生活に変化がない。
これでは痩せないだろう。
いや、食生活に対する気持ちは変わりました。
やっぱり食べ過ぎだな、と思うのですが、ついつい食べてしまう。
酒も飲んでいるしな…。
私の毎日飲むアルコール量について健康指導員はいう。
「やっぱり飲みすぎですね。もう少し飲む量を少なくしましょう」
「いや、今の暮らしで毎日飲む量は変えられませんね。
少なくしたら生きていけません。タバコもやめたことだし。
私は、毎日飲む酒がなかったら生きていけません。
そんなダメな私なんです。
私は、いいんです。別に長生きしたくありません」
健康指導員は、<しょうがない人だ>というような顔をした。
「でも、**さんは、タバコやめたし、測るだけダイエットもしている。
お酒の量を少しだけ抑えましょうよ」
そういわれるとツライ。私だって何も指導員の方を困らせたくない。
7月21日に人間ドッグを受ける。
そのときにできれば、良い数字を出したいと考えている。
「それでは、休肝日はつくれませんが、量を少なくする日をつくります」
「そうして下さい。今度、9月にまた来ます。そのときに、
7月の人間ドッグの成績を教えて下さい。
これはお腹まわりを測るメジャーです。85センチ以下にして下さい。
去年**さんは89センチあったので健康指導をすることになったのです。
85センチ以下になれば、健康指導は終了です」
そういって健康指導員は私の職場を去っていった。
「協会けんぽ 長野支部」と印刷されたメジャーと
「腹囲の測定方法」というパンフレットが残された。
私は、彼女にいったことを守らなければならない。
アルコール量を少なくするということです。
そして腹囲を85センチ以下にしなくてはならない。
そうしないとまた半年、彼女と付き合わなければならない。
彼女が20代の可愛いコだったら絶対何もしないで、
9月以降もお付き合いしたいが、
あの、私と同年代の健康指導員とはもう会わなくてもいい。
しかし、飲む量を少なくするのはツライです。
できるかどうか自信ありません。