徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ソクチ家のゴミ捨て

2017-04-17 17:58:34 | ソクチくん
ソクチくんの実家は大きいのでいろいろ物が溜まっている。私がソクチくんと一緒に暮らし始めた時はその「溜まっていたもの」が役に立ち、コーヒーメーカーや食器、アイロンなどなどをありがたくもらった(もちろん新しく購入したものもあったけれど)。

さて、先日友達が日本に帰国してしまった。いろいろ譲ってもらった中に鍋があった。私たちの鍋にはかなり古いものもあったので、それを交換することにした。捨てる鍋を実家に持っていき、ソクチくん実家の倉庫の「ごみ一時保管場所」に置いた。

数時間後、

鍋がなくなっていた

。どうやらソクチくんのお父さんが「はちみつを集めるのに使える」と、倉庫にある戸棚にしまったらしい。

ソクチくんの実家は『物を捨てられない家族』だと思う。昔私が使っていたフライパンがだめになってきたので新しいものを買い、古いフライパンを実家に持っていった(フライパンを無料で捨てるには特定の場所に持ち込まないといけなく、フライパン1つのために車で持ち込むのは不経済だし、私たちのアパートには保管する場所はないため、実家に持っていった)ら、

義母が使っていた

ということもあった。


今年のイースター中に革張りの椅子を処分することに決めた。たぶん、30年は経っているもので、座面の革は破れていた。

さて、この椅子をどう処分するのか、というと、まずは椅子のひじ掛けと脚部分が木なので、

木の部分を回収

し、背もたれ部分の革は減っているとはいえ、破れてはいないので、

革も回収

した。もちろん、ねじが使われていればねじも回収。結局捨てるのは座面と背もたれ部分(革なし)となった。

回収した部分を何に使うのか、というと、まだはっきりとは決まっていないものの、革はソクチくんの大工道具(趣味:日曜大工)のケースに、木は箱か絵の額縁になりそう。

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バレンタインディの会話

2017-02-24 02:56:50 | ソクチくん
ソクチくんは今、失業中だし、もともとバレンタインディにバラを買う気は全くない。分かっていたけれど、一応バレンタインディの朝、『バラを買うつもりはある?』と聞いてみた。その返事は『

ワタシ、ビンボウデスカラ

』だった。私も特にバラにこだわりがあるわけではないので、『そうだよねー』と言って会話が終了した。

その5分後。
『ねぇねぇ。アマゾンで実家のプリンターのトナーを買うんだけど、

これ(自分の趣味の物)も買っていい

かな?』と言い出した。
『さっき、「ワタシ、ビンボウデスカラ」って言ったよね?』というと、『うん、これは大丈夫』と言い、

約3,000円

のものをさくっと購入。絶対花のほうが安いのに。

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叔母を駅まで迎えに行く

2016-05-17 17:24:49 | ソクチくん
義父が誕生日を迎え、兄弟と一緒に誕生日パーティをした。叔母が電車で到着するというので、前もってソクチくんに『ソクチくんが迎えに行くの?』と聞いたら、『たぶんそうなると思う』と答えたので、そのつもりでいた。

電車の到着時間が近づき、義父がソクチくんに『迎えに行ってくれないか』と頼んでいた。
が、ソクチくん『

いやだよ

自分で行ったら?』と頑なに断っていた。義父は『他にもゲストが到着するから、自分は家にいたほうがいい』と当然のことを言う。
あれ?自分が行くことになるだろうって言っていたのにおかしいな、と思っていたら、『僕の車には枕や布団(私たちのアパートに2人泊まった)が乗っているから、お父さんの車でよければ迎えに行ってもいい』と言い出した。

車で駅に向かう途中、どうして頑なに断っていたのかを聞いてみた。

その叔母さんから誕生日にカードと雑誌が届いて、そのカードに『この雑誌は誕生日プレゼントのヒントよ。雑誌を隅々まで読んでね。その中の「何か」が本物の誕生日プレゼントだから。本物の誕生日プレゼントは当日に持っていくから、14時に

私たちを

迎えに来て』と書かれていた。

叔母さんは今回、1人でパーティに来ることになっていたから、義父が電話をして『旦那さんが来るの?孫が来るの?』と聞いたけれど、返事は『旦那も孫も行かない』だった。

その雑誌にはウサギ・ニワトリ・ハチなどが載っていて、義父は『誕生日プレゼントは

ニワトリ

に違いない』と結論付けていた。
ソクチくんも、『お父さんがそこまで言うのならニワトリなのかも』と思い、

自分の車にニワトリを乗せたくない一心

で頑なに駅に迎えに行くことを断っていたらしい。

その叔母さんは、確かに何を考えているのか分からない一面があるけれど、さすがに生き物を電車で運ぶようなことはしないでしょうに。

結局プレゼントは

チョウチョウの絵

(雑誌の写真を基に描いた)だった。

一安心したソクチくんは、その絵をトランクに入れることを提案し、家に戻ったら義父に『いやー、ニワトリが暴れちゃってね。今トランクに入っているから取りに来て』と言っていた。

「プレゼントはニワトリ」と信じていた義父はまず

トランクに耳を当て

て中から音がしていないかどうか確認後、恐る恐るトランクを開けた。
最終的に全員笑ったけれど、人騒がせなプレゼントだった。

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人にものを頼むとき

2016-01-07 18:00:24 | ソクチくん
ソクチくんと私は、以前よりはドイツ語と日本語の割合が増えたとはいえ、会話のほとんどは英語でしている。お互い母国語ではないので間違いも多い。

腰痛が悪化したソクチくんは、2,3分でも座ることができない時があった。

そんなソクチくんがある日、シリアルに牛乳を入れて立ちながら食べていた。案の定、シリアルが器から飛び出し床に落ちた。ソクチくんがしゃがめないのはわかっていたので、私がほうきとちりとりを持ってきて掃除をした。そうしたら、ソクチくんが

You also need to wipe the floor.

と言った。私は気が付かなかったけれど、どうやら牛乳も飛び散ったらしい。床を拭くのは構わないけれど、「need to」に引っかかった私は、『自分が失敗しておいて「You need to~」っておかしくない?「Can you~?」とかのほうが良くない?』と言ったら、『そうだね…』と納得していた。

後日、義理の両親に会った時にこの話をしたら、2人とも『え?それの

どこが悪いの?

』という反応だった。そうか、親がこういう言い方をしていたら仕方ないのか。

ソクチくんに『2人とも特に反応なかったね』と言ったら、『お母さんの出身地方はそういうダイレクトな言い方をすることが多いんだ。例えば、アドバイスをするときにDu musst(しなければならない)というけれど、標準ドイツ語ではDu solltest(したほうがいい)とかね。ちょっと言い方がきつくなるから自分も気を付けているんだけど、なかなか難しいね』ということだった。

人にものを頼むときはもう少し気を配ってほしいけれど、私が頭の中で柔らかい言い方に勝手に変換するほうが早いかも。

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トースター

2015-12-30 16:45:35 | ソクチくん
あお家の朝食は基本的にパン。パン屋さんで1kgくらいのものを購入し、毎朝食べる分だけスライスする。

クリスマス前のある日、パンをスライスしたら、ナイフにパンがべっとりくっついた。前日にソクチくんがスライスしたときはくっつかなかったようなので、「技術の差なのかしら」と思っていた。

食べる直前、ソクチくんがパンのにおいをかぎ、そのあと私に差し出した。

発酵

の匂いがした。パンの外側はカリッと焼けていたけれど、焼き方が足りなかったのだろうか。だから真ん中あたりの生地がナイフにくっついたのだろうか。

まだ残っていたパンも全部スライスしてオーブンで焼くことにした。

焼きながらソクチくんが『

クリスマスにトースター欲しい?

』と言い出した。
いや、家のキッチンのどこにトースターを置く場所があるというんだろうか…

『まだ使っていない戸棚があるから、そこに入れればいいんじゃない?たった数枚のパンのために大きなオーブンを使うのは電気代の無駄だし、トースターがあれば、ときどきトーストを食べられるよ。』という。

トースターかぁ。ネットでレシピを調べると、結構トースターを使っているものが多い。『うん、じゃあ、料理にも使えるね』と言うと、『え?

トースターはパン専用

に決まってるよ』という。『あ、じゃあ、トースターは要らない』と言うことに落ち着いた。

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車検を忘れる

2015-11-10 23:22:28 | ソクチくん
車を購入してから3年が経った。

毎年購入した月前後にディーラーでチェックしてもらっているけれど、今年は少し遅くなった。毎回ディーラーに言われるのは、『ブレーキのディスクが錆びているので、

ブレーキをもっと踏んでくれ

』ということくらいで、大した問題は出てこない。
が、今年は『問題が2つあったよ!』と言いながらソクチくんが帰宅した。『1つはいつものブレーキのディスクだったけれど、もう1つは

車検が切れていた!

』という…

週に何回かメカニックがディーラーに来る日があり、ちょうど私たちの車をチェックする日にメカニックが来たので車検もしてもらえたけれど、運が悪ければ2,3日ディーラーに置きっぱなしになるところだった。

ドイツの車検は検査だけなら60ユーロほどらしい。

ブレーキのディスクに関しては、今年は交換が必要だった。ディスクの外側は錆びていないけれど、内側が錆びていたらしい。ディーラーの話だと、その錆を取るために

サイドブレーキを引いた状態で10分ほど運転

するといいらしい。

2年後の車検は忘れないようにしよう。

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コンサートで演奏する

2014-05-26 10:39:20 | ソクチくん
ソクチくんはある楽器を子供のころから20歳過ぎまで15年以上

趣味

で習っていた。その後その先生が定年退職し、今は時々教会でコンサートを企画し、ソクチくんにも出演を依頼する。ここ最近の先生は結構活動的で、クリスマスコンサート、新年コンサート、春のコンサートと企画した。クリスマスと新年のコンサートは先生とその教え子で音楽学校の先生、音楽学校のピアノの先生とソクチくんの4人だったけれど、今回のコンサートは先生と音楽学校のピアノの先生、ソプラノ歌手とソクチくんの4人だった。

演奏した曲は9曲で、そのうちソクチくんが担当したのは

Francesco Maria Veracini: Sonata Sesta
Ernesto Koehler: Valse de Fleurs
とアンコールの合計3曲。

どれも短いので、9曲+アンコールでも1時間かからない程度。

ソクチくんはコンサートの依頼がないと楽器の練習はしないけれど、いまだにそこそこ上手に弾けるのはすごいと思う。毎回、事前に1回ソクチくんと先生で1時間くらい練習し、本番当日に1時間くらい練習して本番を迎える。

今回、ピアノの先生に『実のところ、ソクチくんの腕前ってどうなんですか?』と聞いてみたら、『あぁ、上手だよ。しかも、練習よりも本番のほうがうまく弾けてるね』とのことだったのでほっとした。

教会のコンサートなので、入場料は無料だけれど、最後に寄付を募る。そして、ソクチくんもいくらかいただいている。
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記憶力

2014-05-19 12:03:49 | ソクチくん
ソクチくんと一緒に住むようになってしばらくしてからソクチくんの記憶力の一部に疑問を持っていた。予定を入れてもしばらくすると忘れる。その一方で

帰省する約束(ソクチくんの親との約束)は忘れたことがない

しかも、その「約束」も『来週末は帰省しようと思っているよ』と親に伝える程度のもの。なので私はソクチくんが本当に約束を忘れているのか、それとも忘れたふりをしているのか、なかなか判断がつかなかった。

ある日の朝、ソクチくんが出勤する直前に夕方5時に私がソクチくんのオフィスにソクチくんを迎えに行く約束をした。『じゃあ5時にね』と出かけて行った。

夕方5時少し前に私はソクチくんのオフィスに到着した。ソクチくんの机は片付いていてソクチくんはいなかった。しばらく待っていたらソクチくんの同僚が『ソクチくん、

30分くらい前に帰った

と思うけど』と教えてくれた。あわてて電話をしてみたら『Hiあお!』と普通に電話に出た。『今どこにいるの?』と聞いたら『Uバーンの中だよ。帰る途中』と、あたかも

なんで電話かけてきたの?何かあった?

という感じで答えられた。『いや、オフィスで5時に会うって約束したよね?』と言ったらやっと『あ…忘れていた』と思い出したようだった。普通だったら私が電話した時点で気がつくものではないだろうか。
『本当にごめん。次の駅で降りて待っているよ』と、肌寒い中吹きさらしの駅で待っていてくれたけれど、心の底から「大丈夫か?」と疑った。



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誕生日ケーキを焼く

2014-02-28 13:54:10 | ソクチくん
ドイツでは誕生日にケーキを職場や学校に持って行く習慣がある。私が通っていた研究室でも、誕生日当日だったり、ミーティングのなどの研究室のメンバーが顔をそろえるときにケーキがふるまわれたことが何度かある。

ソクチくんも誕生日にケーキを焼いて持って行きたかったようだけれど、その直前に子供が生まれた同僚がいて、その人がケーキを持ってくる、というので延期した。しばらくは『来週持って行こうかな』などと言っていたけれど、それもなくなった。
が、

誕生日から1カ月以上たった

ある日、『今週の金曜に持って行く』と言い出した。『え?誕生日は1カ月以上も前だったのに?』と聞いたところ、『

あたりまえだよ

』と返された。

ソクチくんは3種類のケーキを焼くことにした。卵を食べられない同僚がいるので、その人が食べられるようにとイースト生地で作るりんごケーキも焼くことにした。

前日、ソクチくんは私に買い物を頼んだ。リストにあったニンジン、レーズン、卵を買った。
さて、ソクチくんが仕事から帰ってきていざ焼こうとしたら『大変!

イーストがない

』と言い出した。ソクチくんも私も、イースト生地を作る、と何度も言っていたのになぜかイーストを買い忘れた。

いろいろと大変だったけれど、無事においしくケーキが焼けたのでよかった。

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弁当を作る

2014-02-20 00:10:36 | ソクチくん
ソクチくんの体重は結構重い。ソクチくんの実家で測ると理想体重+3キロほど、家で測ると理想体重+7キロで、ソクチくんは

実家の体重計が正しい

と、それほど気にしていなかった。
私は気になっていたので、少なくとも夜8時以降は食べないようにしてきた(ソクチくんの実家では夜9時過ぎに『アイス食べる?チョコ食べる?』ということが結構ある)。
が、ソクチくんは、『体重を減らすなら食事の量を減らす』と言っていた。いやいやいや、

食事の量を減らす前にチョコレートを食べるな

でしょう。『野菜をもっと食べないと』と言っても、『果物を食べているから平気』と驚く返事を返されてきた。


先日ソクチくんもジムで体重を測ってもらい、

家で測るのとほぼ同じ

だった。かなり驚いたようで、食事時のジュースの回数を減らし、『

日本のお弁当

を作ってほしい』と言ってきた。今までは自分でパンをスライスしてバターを塗ったもの(ときどきサラミを挟んで)を持って行っていたけれど、野菜をもっと食べたいようだった。

作るのは構わないけれど、

弁当箱がない

ソクチくんに『いつもパンを入れて持って行っていた容器(もちろんパッキンなし)はダメなの?』と聞かれたけれど、あれ、絶対に漏れるし。
新しく購入することも考えたけれど、どのくらいの容量が必要か分からないし、もしかしたら3日坊主になるかも、と思い、とりあえずIKEAで購入した密閉容器を使用することにした。弁当箱ではないので仕切りがないのが不便だけれど。

数人の毎日お弁当を作っている日本人に聞いてみたところ、

IKEAの密閉容器は漏れない

ということだったので。

今回、10年ぶりくらいに弁当を作った。思いのほか楽しかった。

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