自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

笠着地蔵

2023-02-05 | Weblog

 暖かな朝、8時半を回ってから家を出る。路肩の温度計は既に7度とありがたい。
 今日は、グリーンロードを走ってみようと、まずは西へ。ところが、10㎞ほど走って水を呑もうと手をやると、ボトルがない。玄関に置いたまま忘れてきた。冬なので、たちまちは困らない。椋本のコンビニで水補給。
 グリーンのアップダウンは正直、この頃では脚に負担だ。左ひざの不調もあるし、ゆっくり走れば、どうってこともない。白山に着いて、浦上キリシタン収容所跡地横を通過して、亀が広へ出る。
 亀が広を過ぎると、「笠着地蔵」の前に出る。いつもは通過するだけだが、今日は小休止(写真)。天台真盛宗はこの地の大仰で1443年に生まれた真盛上人が宗祖である。7歳で出家する際、父母との別れにぐずったので、川に流せと、家人が笠に乗せて雲出川に流すと、不思議にも上流のこの地に着いたという(7歳の子どもが乗れる笠って・・・なお、生まれた場所にはお寺が「誕生寺」として近くに残っている。)。大きな岩に彫られた地蔵は後年のものらしいが、その後、比叡山で長い間修業をし、滋賀坂本の西教寺で真盛は自身の教えを広め、本山となっている。真盛の最期の地は、伊賀長田の西連寺で、旅の途中、病に没している。室町時代の人。
 この後、久居のラ・ミシェットでパンを買って、ランチとし、津から中勢BPで帰宅。昼には10度となって、ウィンドブレークのタイツが汗をかく。走行78㎞。 

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