そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

血相を変えた松井

2005-10-10 13:15:27 | Sports
ヤンキース逆転勝ち、対戦成績2勝2敗…松井秀4の0(読売新聞)

LosAngels AngelsってAngelsが2つ重なってるんだね。
初めて気づいた。

・・・そんなことはどうでもよくって。

緊迫した好ゲームに目を離せなかった。

後が無いヤンキース、エンゼルスの強力投手陣をなんとか崩しての逆転勝利。
序盤エンゼルスに流れが行きそうなところ、ポサダの好スローイング2連発で食い止めたのが大きかった。
あと、7回のピンチでワンポイントリリーフに出てきたベテラン左腕ライターが、併殺という理想的な形でピンチを切ったことも(普段なら火ダルマになってるところ・・・)。
松井が打てなかったのは残念だったけど。

7回裏ヤンキース逆転の場面で面白いプレーがあった。
スコア1-2で、ワンアウト一・二塁。代打シエラが一二塁間をライナーで抜くライト前ヒット。
二塁ランナーのカノはサードを蹴り本塁突入。エンゼルスのライトは強肩ゲレーロ。矢のようなワンバウンドの返球を本塁に送り、際どいクロスプレーのタイミング。
ここで信じられない光景が。
ランナー・カノはスライディングをせず、ホームベースを駆け抜けたのだ。
幸いなことにアウトにはならず、同点のホームインとなったのだが、あの場面キャッチャーのタッチを避けるように反対側に回り込みながら滑り込み、払うようにホームベースをタッチするプレーが要求されることくらい、素人の自分にだってわかる。
しかもカノは本塁突入の直前ライト方向に目をやりタイミングを確認していたのだ。

NHKのカメラは、ベンチから身を乗り出し本塁でのプレーを注目していた松井の姿を捉えていたが、あの温厚な松井が一瞬「滑り込めよゴルァ!!」といった感じで血相を変えていたのが笑えた。
まあ彼のことだから、ベンチに帰ってきて悪びれもせず喜んでいるカノをにこやかにハイタッチで迎えたのだろうけど。

この問題児のカノ君、ドミニカ出身のルーキーだそうだが、少年のような表情でいつもニコニコしていて憎めない感じ。
打撃も守備もセンス抜群で驚異的なプレーもするが、気を抜いたプレーで凡ミスも多い。
解説の小早川氏も「今はルーキーだから許されてるけど、このままじゃダメだ!」とお怒りだった。
確かに日本人には最も嫌われる類のプレーだね。
少年野球から基本を叩き込まれる日本と、自由のびのびのラテンでは、かなり野球文化も違うようで。
コメント (2)
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児童手当で少子化は回避できるか

2005-10-10 12:40:25 | Society
少子化対策 児童手当7割「有効」 用途に疑問「家計の足し」3割 女性意識調査 (産経新聞) - goo ニュース

これから初めての子供の誕生を待つ身である自分にとって、この調査結果には共感できるものがあるのは確か。
独身やDINKSってやっぱり経済的に余裕があるし、趣味だとか嗜好品だとか、お金の使い方も自由。
子供が生まれるといろいろとお金がかかるし、今のようなある意味「豊かな」生活ができなくなるんじゃないか、という漠然とした不安があるのは正直なところ。
そういった理由から、子供持つのどうしようかな、と迷ってる人たちって少なくないんじゃないかと思う。

この新聞記事は、児童手当の使い途が必ずしも「子供のミルクやおもちゃ、衣服などの子育て費用」に向けられていないことに批判的なトーンが感じられるけど、上記のように考えれば別に使途なんてどうでもよくて、経済支援を受けられるということだけである程度の促進効果は見込めるのではないかと思う。

ただ、だからといって児童手当をバラ撒けばそれで出生率が劇的に改善するかといったらそんな簡単なものじゃなくて、きちんと費用対効果を検証してからでないと、かつての地域振興券の二の舞にもなりかねない(また公明党だし)。

ところでこの調査、「子供を持つ二十-四十歳代の女性四千人を対象に実施」したものなんだよね。
なぜ独身や既婚子無しの人たちに訊かないのだろうか?そういうこれから子供を持つ予備軍である人たちの意識を調査する方がよっぽど重要であるような気がするけど。
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