あなたを天才にするスマートノート | |
岡田 斗司夫 | |
ロケット |
『オタクの息子に悩んでます』に感銘を受け、岡田さんに興味をもったことから、ノート術を解説した本作を読んでみることにしました。
Kindle版にて読了。
本書タイトルにもある通り、岡田さんのノート術は「天才」になることを目的にしている。
ここでいう「天才」の条件とは、「発想力」「表現力」「論理力」の3つを兼ね備えていること。
紹介されているスマートノート術によって、この3つを同時に鍛えることができる、と。
本書を読んで、自分が書いているこのブログがなぜ「面白くないのか」がよく分かりました。
「論理力」というか、理屈で考えることについてはそれなりに自信があるんですが、「面白く」書くことについての努力もトレーニングも全くしていない。
本書で紹介されている「ノートの左ページの使い方」を読んで、初めて「面白く」書くことのトレーニング方法が分かった気がします。
(嗚呼、この記事も面白くない…)
それともう一点、『オタクの息子に…』にも通じるところですが、スマートノートは最終的に「見識」を育むこと、そして「強い主体性」を持つことに結実する、というところに感銘を受けました。
「知識」:情報を自分の好き嫌いのフィルターを通した状態
「人格」:知識を解釈する時のスタイル
「知識」+「人格」→「教養」となる。
「教養」:歴史的視点・地理的視点を自在に操られるようパースペクティブ(遠近感)がついた知識
だが、教養はつまらない。「語り手の顔」が見えないから。
「教養」に「立場」と「判断」が加わって「見識」となる。
「強い主体性」とは、「この世界に対する責任感」「関わろうとする意志」。
一人称と意志・覚悟。
そうなんです、これが無いからこのブログはつまらないんですね。
よくわかっちゃいました。
そしてこの「見識」と「強い主体性」を持つことは、これから人生の後半戦を歩んでいく自分にとって、大事なテーマになると確信しています。
まずは五行日記から始めてみようかな…