そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

総理大臣って…

2007-09-19 22:53:00 | Politcs
安倍首相が辞任表明してからちょうど一週間。
臨時代理を置くわけでもなく、入院してそのまんまみたいだけど、何事もなく日々は平穏に進んでいってる。
このタイミングで、大地震が起こるとか、どっかからミサイルが飛んでくるとか、トンデモナイことが起こったりしたら、どうなっちゃうのかねえ。
優秀な官僚機構がきちんと対応するから問題ないってことでしょうか。
そうなると総理大臣って何なの?って感じになってきます。
すっかり自民党総裁選の話題で持ちきりで、誰それが次の総理大臣になったら云々といった推測が流れている一方で、総理大臣という職がここまで軽んじられた状態が続いていることの矛盾、そしてそのことが世の中的にまったくスルーされていることが、なんだか不思議なことに思えてなりません。

さて、その総裁選、福田勝利は動かないところなんでしょうが、ここのところ安倍辞任は麻生&与謝野のクーデターだ、だの、そのことに嫌気がさして一気に麻生包囲網が形作られた、だの言われてますが、そんなことより自分にはこの麻生太郎という人がよくわかりません。
今回で総裁選に出るのは3回目だし、「安倍の次は麻生」と言われて久しいこともあり、総理大臣の椅子に対する並々ならぬ意欲があるのはわかるんだけど、客観的に考えて今の状況が総理大臣の「なりどき」ではないのは明らかなような気がします。
今、総理大臣になっても、やりたいこともやれず、衆参ねじれで手かせ足かせをはめられて苦しい政局運営を余儀なくされ、場合によっては早期解散に追い込まれて短命政権に終わってしまう可能性も大。
総理大臣になりたいと真剣に思っている人であればあるほど、今の時期に色気を見せるのは得策ではないような気がするんだけど。
結局、総理大臣になって何を為すか、よりも、総理大臣になること自体が目的ということなんでしょうか。
それとも小派閥の領袖としては、このチャンスを逃したら二度と好機は巡ってこない、とついつい勇み足してしまうんだろうか。
そもそもこの麻生という人、元ボスの河野洋平をはじめとしてハト派の多い宏池会に長年属していながらタカ派というのもよくわからんし、マスコミで取り上げられるのも、べらんめえ調だとか、漫画好きだとか、アキバで人気があるとか、政治家としての力量とまったく関係ない話ばかりで、どうもパッとしません。
そこいくと、福田康夫の方はもともと淡々として権力欲もさして無さそうなイメージで、年齢的にもそれほど先があるわけでもなし、こういう時期に出馬するというのも何と無くしっくりくるような気がします(だからといって別に福田支持というわけでもありませんが)。

なんだかよくわからんことばかりで、ちょっとどうでもいい気分になってきちゃいました…

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