そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

まだまだ闇の中

2006-06-08 23:08:16 | Society
「PRIDEは潰れない!」フジの放送中止でDSEが緊急会見 (スポーツナビ)

昨日のエントリで取り上げたこの話題、動きがあったので続報にも触れておきます。

フジテレビのPRIDE放送中止を受け、大会を主催するDSE(ドリームステージエンターテインメント)が8日、都内ホテルで緊急会見を行った。
<中略>
中止が発表された5日も、14時から行われたPRIDE道場の道場開きにフジテレビのスタッフも祝福にかけつけており、DSEサイドとしてはまさに「寝耳に水」の状況だった。しかし、16時から予定されていたフジテレビの制作スタッフとの今後についての打ち合わせの席に、フジテレビの顧問弁護士が現れ、いきなりPRIDE放送中止の通知書を持ち出すと「今すぐマスコミにリリースを流したい」と契約解除を切り出したという。榊原代表は「関係者と事前に話し合いたいし、ファンにも伝えたいので待ってほしい」と交渉したが、30分後には中止が発表されることになった。
フジテレビ側がDSEに提示した理由は「フジテレビの信用、品位、イメージを傷つけた」というもの。講談社発行の「週刊現代」でのPRIDEと暴力団との関係についての一連の記事が引き金となった。しかし、榊原代表は「記事の内容は事実無根。納得できない」と反論。「反社会勢力との付き合いはないし、法も犯してないし、犯罪も犯してない」と疑惑を完全否定した。
榊原代表は「メディアの公共性として、無視できなかったのでしょう」と一緒にPRIDEを作り上げてきたフジの現場スタッフを気遣い「フジテレビも被害者なのかもしれない。誤解を晴らしたい」と、これからも弁護士を通じ和解に向け交渉を続けていく姿勢を示した。

週刊現代の件の記事がどのような内容なのかよく知らないのでなんとも言えないけど、天下の大テレビ局が、たかがゴシップ記事一つでドル箱コンテンツを唐突に手放すというのもにわかには信じ難い話だ。

週刊現代の記事の信憑性を裏付ける何らかの事実をCX側が掴んでいるということなんだろうか?
それとも記事の件は表向きの理由で、真の理由は別のもっと根深いところにあるのだろうか?

結局よくわからんままである。
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PRIDEに何が起こったか

2006-06-07 18:47:27 | Society
PRIDE出場選手、フジが起用禁止…各所に通達 (スポーツ報知)

人気格闘技「PRIDE」の運営会社ドリームステージエンターテインメント(DSE)に契約違反があったとして放送打ち切りを決めたフジテレビが、PRIDE出場選手らを番組に出演させないよう、制作会社などに通達していたことが6日、分かった。マスコミ各社に契約解除のファクスを送った5日に通達したもので、関係者は「関連する人物、選手は一切、番組に出演させないようにという話が回ってきた」と明かした。

PRIDEが大変なことになっている。
元来興行の世界にはこういったゴタゴタがツキモノとは言え、CXのこの強硬な手段が事実だとすると、穏やかでない。

いったい何が起こったのか、現時点ではサッパリわからないが、
・DSE側にCXを激怒させる重大な裏切り行為があった。
・「これ以上DSEと付き合いを続けると取り返しのつかないことになる」とCX側に思わせるに十分な重大な事実(裏の世界とのつながり、とか)が判明した。
のいずれかであろうか。

前者だとすると、CXが出場選手の番組締め出しまで行なおうとしていることも理解しやすい。でも、今後他局に乗り換えることで、PRIDEの放映が再開する可能性もありそうだ。

後者だとすると、他局も手を出しづらいだろう。が、そうだとすると、問題はDSEにあるのであり、選手まで巻き添えをくって締め出される理由がよくわからない。

何があったんだろうねぇ。
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もの言う容疑者

2006-06-06 19:17:55 | Society
村上代表「金もうけ、悪いことですか」 つきまとう酷評 (朝日新聞) - goo ニュース

村上氏の逮捕直前記者会見は、昨晩・今朝のニュースでけっこうじっくり見た。
しかし、よう喋るわ。
立て板に水のように喋る人は基本的には嫌いじゃない。
が、傍から見てる分にはいいけど、もしこんな人が上司や同僚にいたとしたらイヤだなあ。
彼の子供時代を知る人がインタビューに答えて、「あまりに理路整然としていて反論が一切できない感じだった」と語っていたが、まさにそんな感じ。

もちろんインサイダー取引なんて言語道断なわけで、当局による厳正なる捜査がされることを望みたい。
一方で、報道のされ方を見てると「・・・で30億円儲けた」とか言われてて、あたかも彼個人の儲けのように聞こえるが、当然そうではない。
儲けた金は、彼のファンドに出資した投資家に還元しているわけである(もちろん報酬も相当なものだろうが)。
投資家の期待に応えて利潤を上げ続けなければならない状況に自らを追い込んでいった。
結局いつかはこうなる運命だったということなんだろう。

会見で「儲けることは悪いことですか?」と問いかけていた村上氏。
儲けることは悪いことではない。
が、何故そこまで儲けなければいけないのか、一般人には理解不能なのである。
理解されないから、どんどん世間から浮いていった。

きっと彼はものすごく頭のいい人なんだろう。
けど、残念ながら世間一般の凡人はそんなに賢くはない。
会社経営の効率化や株主価値の向上なんかより、タイガースが阪神でなくなることの方がよっぽど大きな関心事なのだ。
で、彼はそんな世間の「愚かさ」に嫌気がさし、日本を捨ててシンガポールに移住しようとした。
そう考えると、なんだかとても淋しい人だ。
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もっと素直に喜べばいいのに

2006-06-01 23:36:26 | Sports
昨日(もう一昨日か)のドイツ戦は早起きしてテレビ観戦した。
日本時間3時半キックオフだったにも関わらず、テレ朝が4時25分に中継番組スタート、しかもご丁寧にキックオフ前に30分も時間を取っていかにも「生中継」風に放送するというわけのわからない番組作りをしたことが物議を醸しているが、自分は5時過ぎにゆっくり起きてHDレコーダーに録画しながら遡って再生して観たので幸い何の被害も受けなかった。

ジーコ監督、逃した金星…セットプレーからの2失点に反省 (サンケイスポーツ) - goo ニュース
またセットプレー…4分で2失点 (スポーツニッポン) - goo ニュース
日本、守りで弱点さらす2失点/親善試合 (日刊スポーツ) - goo ニュース

「腐っても鯛」のドイツ相手に、敵のホームで、素早いパス回しで何度も決定的好機を創り出し、エースFWが決定機を2度もモノにし、守備も流れの中での失点を許さない、というこの上ない素晴らしい成果を得たにも関わらず、スポーツ紙は揃いも揃って上のような扱い。
一般紙やテレビの扱いも似たようなもので、高原の2点を威勢よく報じる一方でことさらに守備の不安を煽り立てているように思える。
何というか、心配性というか完璧主義というか、日本人の国民性なのかなあ。

この試合は親善試合だ。
もっと言えば、強豪ドイツ相手とはいえ本番前の調整試合である。
前日会見でジーコも言っていたが、この試合に限っては結果を求めるような試合ではない。
久しぶりの実戦で前半から目一杯プレーしてたのだから、終盤に来て疲れから集中力が弱まり、もともと体格的に不利なセットプレーで甘さが出てしまうのは、ある意味仕方が無いと思う。これがまだ元気一杯の前半早々だったら問題だと思うが。
本番の公式戦だったら集中力も違ったはずだ。
「準備試合で集中力が持たないようでは、本番が心配」と言われるかもしれないが、自分に言わせればそれは逆で、準備段階で本番並みに集中してたら肝心なときに持たなくなってしまうと思う。
繰り返しになるが、それよりも流れの中からの失点を防いだことを頼もしく思うべきじゃないか。
もちろんセットプレーの守備を反省しなくていい、というわけではない。
が、ジーコ監督や選手たちが反省するのならともかく、マスコミや外野が自ら心配事を見つけて騒ぐ必要はないんじゃないか、と言いたいのだ。

せっかく世界最大のスポーツイベントに我が代表が出場するんだから、あんまり、心配だ不安だ、あれがマズイこれがダメだ、などと言わずに、ワクワクしながら待ったほうがずっと楽しいと思うんだけどなあ。
コメント (2)
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