そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

もっと素直に喜べばいいのに

2006-06-01 23:36:26 | Sports
昨日(もう一昨日か)のドイツ戦は早起きしてテレビ観戦した。
日本時間3時半キックオフだったにも関わらず、テレ朝が4時25分に中継番組スタート、しかもご丁寧にキックオフ前に30分も時間を取っていかにも「生中継」風に放送するというわけのわからない番組作りをしたことが物議を醸しているが、自分は5時過ぎにゆっくり起きてHDレコーダーに録画しながら遡って再生して観たので幸い何の被害も受けなかった。

ジーコ監督、逃した金星…セットプレーからの2失点に反省 (サンケイスポーツ) - goo ニュース
またセットプレー…4分で2失点 (スポーツニッポン) - goo ニュース
日本、守りで弱点さらす2失点/親善試合 (日刊スポーツ) - goo ニュース

「腐っても鯛」のドイツ相手に、敵のホームで、素早いパス回しで何度も決定的好機を創り出し、エースFWが決定機を2度もモノにし、守備も流れの中での失点を許さない、というこの上ない素晴らしい成果を得たにも関わらず、スポーツ紙は揃いも揃って上のような扱い。
一般紙やテレビの扱いも似たようなもので、高原の2点を威勢よく報じる一方でことさらに守備の不安を煽り立てているように思える。
何というか、心配性というか完璧主義というか、日本人の国民性なのかなあ。

この試合は親善試合だ。
もっと言えば、強豪ドイツ相手とはいえ本番前の調整試合である。
前日会見でジーコも言っていたが、この試合に限っては結果を求めるような試合ではない。
久しぶりの実戦で前半から目一杯プレーしてたのだから、終盤に来て疲れから集中力が弱まり、もともと体格的に不利なセットプレーで甘さが出てしまうのは、ある意味仕方が無いと思う。これがまだ元気一杯の前半早々だったら問題だと思うが。
本番の公式戦だったら集中力も違ったはずだ。
「準備試合で集中力が持たないようでは、本番が心配」と言われるかもしれないが、自分に言わせればそれは逆で、準備段階で本番並みに集中してたら肝心なときに持たなくなってしまうと思う。
繰り返しになるが、それよりも流れの中からの失点を防いだことを頼もしく思うべきじゃないか。
もちろんセットプレーの守備を反省しなくていい、というわけではない。
が、ジーコ監督や選手たちが反省するのならともかく、マスコミや外野が自ら心配事を見つけて騒ぐ必要はないんじゃないか、と言いたいのだ。

せっかく世界最大のスポーツイベントに我が代表が出場するんだから、あんまり、心配だ不安だ、あれがマズイこれがダメだ、などと言わずに、ワクワクしながら待ったほうがずっと楽しいと思うんだけどなあ。
コメント (2)
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