らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大涌谷の黒卵

2017-12-13 | 雑学

昨日の読売新聞にお正月恒例の箱根駅伝に出場する大学、21チームが紹介されていました。
記事では、青山学院大学の4連覇なるか、それとも出雲全日本大学選抜駅伝を制した東海大学か、或いは全日本大学駅伝を制した神奈川大学か、はたまた、10㎞28分台の選手を揃えているその他のチームか、いずれにしても予断を許さない展開が予想されると言うことです。
毎年、箱根駅伝を楽しみにしているのですが、あと半月余りに迫った箱根駅伝がますます楽しみとなりました。

ところで箱根と言えば、2年半前の2015年5月、箱根山の大涌谷で火山活動が活発になり、入山規制が敷かれていました。
その後、報道がありませんが、ないと言うことは火山活動は落ち着いてきているのでしょうね。
沈静化して元の状態になったのであればいいのですが・・・。

大涌谷は明治以前は「地獄谷」として人々に恐れられていたと言われており、今も地獄を思わせる荒涼とした谷に白い噴煙を立ち上らせています。
私は火山活動が活発になる前の2011年5月に高校時代の同窓会の後、大涌谷を訪れたことがあるのですが、この白い噴煙が上っている所の手前の売店では黒い温泉卵を売っていました。

・桃源台からケーブルカーを乗り継いで強羅まで行き、大涌谷の湯けむりを見学しました。


その黒い卵は大涌谷の名物であり、「一つ食べると7年、二つ食べると14年寿命が延びる」と言われている卵で、ここを訪れる人は噴煙以外に、この「黒卵」にも関心があると言うことです。
この名物の黒卵、寿命は兎も角、何故、黒いのでしょうか?
調べてみました。

「大涌谷の黒卵」
ここの卵はもとから黒いわけではありません。元は普通の白い卵なのです。
何故黒いのかと言うと、大涌谷特有の温泉湯に硫化水素と鉄が含まれているためだそうです。
この湯に入れるとそれらが結合して硫化鉄になって殻が真っ黒に変色するようです。
最初に80度の温泉湯で10~15分間茹で、更に、100度近い高温で5分ほど蒸し上げると温泉のミネラル成分が浸透して独特の風味になると言うことです。

このご利益のある黒卵を6年前に3個食べた小生は、そろそろ1個分のご利益がなくなる頃となりました。
引き続き2個分のご利益により、この後14年ほどは健康に過ごさせていただきたいと思っています。

・これが “1個食べると寿命が7年伸びる”とか云われている大涌谷名物の「黒い温泉卵」です。(2011年5月撮影)