夏休み最後の日曜日。こどもたちは夏休みの宿題の追い込み時期かもしれない。もっと早くやっとけば
良かったと思うのは、子供さんだけでなく、親もそう思っているのでないだろうか。
そんな中、頼成の森では、竹の器づくり教室を開催した。
今年は、モウソウチクの青竹を材料にして、のこぎりで切ることから始めた。表面をサンダーで磨いて、
マジックでペイントして完成。比較的簡単な作業ながら、お母さんも熱中のひと時となった。
近年、放置されたモウソウチクの拡大が問題となっている。県内では地区住民やボランティアグループが
この放置竹林の整備に取り組んでいる。整備によって大量に発生する伐採竹は、現場に集積するのが一般
的であるが、竹材の利用を進めることも重要であろう。
ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんは、「もったいない」という日本語を世界共通の言葉とし
て広めた方でもある。その資源の使い道を知っているからこそ「もったいない」という言葉が出るのであ
ろう。今日の教室も小さな取組みであるが、そんなきっかけになればありがたいと思う。