代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

松岡大臣のご冥福をお祈りします

2007年06月14日 | 時事問題
 松岡氏は、世界最大の熱帯材輸入国である日本が、欧州に比べて全く違法伐採対策で遅れをとっていることに深く心を痛め、日本が諸外国の森林破壊に貢献しているという批判を受けることがないよう、違法伐採対策を進めて、国産材を振興しようと、それこそ骨身を削って尽力されていました。  違法伐採問題に関する関係省庁の取り組みが全く不十分だということで、松岡氏は官僚に依存せず、NGOに依頼して必要な政策に関する助言を求め、NGOの意見を最大限に採用しながら、ヨーロッパに負けない違法伐採対策を講じようと努力してきていました。  松岡氏は、NGOと官僚を同列の次元で参加させて、違法伐採対策の戦略会議を行っておりました。「NGOの諸君がこんなに頑張って政策立案をしているのに、(税金でメシを食っている)お前らは一体何をやっているんだ」と官僚を怒鳴りつけることもあったそうです。 . . . 本文を読む