代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

チベット問題:造反有理

2008年03月24日 | 政治経済(国際)
 中国政府は今こそ毛沢東の金言を厳粛な気持ちで思い出すべきでしょう。「造反有理」と。  中国政府からしてみれば、「あれだけ他の地方に比べてチベットを優遇して、中央からの補助金・公共事業予算を潤沢に流しまくっているのに恩知らずだ」などと思うのかもしれません。しかし、その考えこそ傲慢というものです。  精神世界の住人であるチベット仏教の僧侶たちからしてみれば、金や公共事業などのバラマキは、かえって漢族による経済侵略・文化侵略と映るでしょう。「チベットにまで腐敗した拝金主義思想を持ち込むな」と思っているかも知れません。造反有理。もう一度、なぜ僧侶たちがこれだけ大規模な造反行動に出たのか、その理由を厳粛に調査すべきです。そしてチベット亡命政府との対話を行うべきです。 . . . 本文を読む