米国市場という「虚の需要」目当てに、国際社会が必至になって低賃金競争、労働者の使い捨て競争をやってきてしまったのが、現在の世界の悲惨をつくりだした原因。つまり世界中に報われない「プレカリアート」を大量に生みだしてきた根本的原因なのです。
途上国は結束し、互いに協調しながら賃金を上げ、労働条件を改善して内需を高め、輸出主導ではなく内需主導型の成長を目指すべき。貿易にしても、地域内(南米内部とかアフリカ内部)での産業連関構造を協調しながら構築し、域内貿易依存度を高めていくことを考えるべき。これはアジアにも言えることです。
それは輸送に伴うCO2排出も大幅に減らすことにつながり、労働条件の改善のみならず、地球温暖化対策の観点でも最良の選択なのです。 . . . 本文を読む