代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

絶対にイヤだ! 麻生太郎だけは!

2008年09月03日 | 時事問題
 麻生は、河野グループの会合で次のように言い放ったそうです。 「あんな出身者を日本の総理にはできないわなあ」と。 (魚住昭、前掲書、385頁)    「あんな出身者」とは野中さんのことです。  野中さんは政界引退を表明した後、最後に出席した自民党の総務会で、麻生太郎を名指しして、「君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」と述べたそうです。(魚住昭、前掲書、392頁)  麻生のような人間に足を引っ張られることがなければ、野中さんは首相のポストも受諾できたのではないか、そう考えると本当に悔しい。  麻生太郎のような祖父の7光のボンボン議員は、親の威光も地盤も何もない底辺から実力で這い上がってきた野中広務のような政治家、それであるが故に社会的弱者に温かいまなざしを注ぐことができた本当の政治家、に比較できる能力など何もないから、せいぜい家柄を誇示して、彼らを貶めることしかできない。 . . . 本文を読む