金融安定化法案を通すには、筋を通す必要があるだろう。全国民に痛みを強いながら、ウォール街のみ救おうなんて、筋が通らない。都合のいいときには市場原理主義を煽りながら、自分たちに都合が悪くなると国家による救済を求める社会主義者に豹変するウォール街の厚顔無恥ぶりには、さすがに皆怒るだろう。
そう、財源は、高額所得者への増税でひねり出すべきだ。当然だ。今こそ、ルーズベルトのニューディール政策にならって高額所得者への大増税を実施し、広がりすぎた米国の格差を縮小すべきときなのだ。 . . . 本文を読む