代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

ハーヴェイ・ロードの前提

2008年10月03日 | エコロジカル・ニューディール政策
 マネタリストは、政府の財政出動が民間投資を冷え込ませる「クラウディング・アウト」を引き起こすなどと主張しますが、全くのウソ八百です。そんなもの、公共投資のやり方次第です。つまり質次第。  新エネルギー分野への公共投資は、その分野への民間投資を増加させる「クラウディング・イン」の効果しか持ちません。政府の公共投資・公共事業を起爆剤にしながら、あとに続く民間投資の波を作り出せばよいのです。公共投資と民間投資にはそれぞれ長所短所があるので、お互いに補い合うべきなのです。  それでも利権まみれの官僚は信用できないという人々が多いと思います。それへの対処法としては、やっぱり官僚の手からプロジェクトの立案権を剥奪することでしょう。 . . . 本文を読む