今年の新年の年頭あいさつでは『東京新聞』の良識を高く評価いたしました。記者独自の調査報道が優れているという点です。本日(1月12日の24面)の「こちら特報部」の調査記事はすばらしいものでした。飽和雨量というのは、森林土壌がどのくらいの雨水を貯留するかを反映するパラメーターなのですが、ふつうの森林土壌であれば130ミリ程度は貯留します。しかるに緑豊かな利根川上流域で48ミリしか貯留しないなんてことは、森林を皆伐でもしない限りあり得ません。ダムを造りたいがためにパラメーターをねつ造しているからこうなるのです。
八ッ場ダム予定地を領地としていた真田昌幸・幸村親子もびっくりでしょう。 . . . 本文を読む
クー: いま日本で起きている借金拒絶症みたいなことが全世界的に起きた場合、もう最後は国が吸い上げるしかなくなるでしょう。新しいパブリック・ファイナンス理論が必要になってきています。ビジョンを持って国がお金を使って国家を引っ張っていくということが、おそらく全世界的に起きてくると思います。もうそれ以外に民間の余剰資金を吸い上げる方法はないでしょう。
村山: そうなると、それは資本主義ではなくて、社会主義になってしまいます。 . . . 本文を読む