代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

文科省のスーパー亡国大学化政策

2015年05月10日 | 学問・研究
国際水準の質の高い研究を海外に発信したいのなら、英語で教育をすることに無駄な投資をするのではなく、むしろ日本語で教育をし、日本語でとことん考え、そこから生み出された学問研究の成果を英訳発信することにこそ投資をすべきであろう。繰り返すが、日本語で育った日本人に英語で思考し英語での研究を強制したところで、国際的に価値のある研究成果などほとんど出てこないだろう。日本の研究水準は確実に低下する。英語で思考し英語で研究をする人々と、日本語で思考し日本語で研究をする人々が出会って、アウフヘーベンする中で、科学研究の新しい発展が生まれる可能性がある。日本語での思考、日本語での学問研究が滅び去ってしまい、この地球上から英語以外の言語での学問研究ができる機会がなくなってしまえば、実りある発展が生まれる可能性の芽を摘み取ってしまうだけなのだ。 . . . 本文を読む