代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

長州レジームと永続敗戦レジーム

2015年12月30日 | 長州史観から日本を取り戻す
覇権国に従属しながら、国民や近隣諸国に対してはきわめて尊大で抑圧的にふるまうのは明治維新以来の長州レジームの特質である。現在、覇権国の指令が、長州神社への参拝を否定し、慰安婦問題での韓国への謝罪を促している。今日の日本にとって最悪の事態は、長州レジームが、松岡洋右的な転換を図ろうとすることだろう。今年は敗戦70年であると同時に、大坂の陣で戦国が終焉した元和偃武400年であった。元和偃武400年に関しては本年ほとんど語られることがなかったのは遺憾であった。今後日本が長州レジームから脱却して目指すべき姿は、松岡洋右的転回ではなく、元和偃武後の徳川政権が志向した内需志向型経済への転回なのだ。 . . . 本文を読む