代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

櫻井よしこさんも長州レジームの犠牲者

2018年05月05日 | 長州史観から日本を取り戻す
日本会議は、尊攘志士よろしく、斬り合うことも辞さず、改憲への執念を示している。しかし、それって護憲派をテロで葬ることなのか? ってことは幕末のように天皇も・・・・? いやはや恐ろしい。私が不思議に思うのは、「明治維新に学べ。血を流せ」という櫻井よしこさんが長岡高校出身という点である。櫻井さんは、生まれこそベトナムだが、子供のころから高校卒業まで長岡なので、人格形成は長岡で行っている。周知のとおり、長岡は戊辰戦争の折、会津と薩長の戦闘を回避させようと、中立の立場を貫こうとした結果、いきなり賊軍のレッテルを貼られ山縣有朋率いる西軍に攻めこまれ、国土を蹂躙された。7万4000石の小藩にして、西軍を何度も敗走させ、互角以上に戦ったものの、最後は兵力差を如何ともし難かった。こうした長岡の先人たちの無念さに想いを馳せれば、安易に明治維新礼賛発言などできないはずであろう。  櫻井さんと対象的な長岡人が歴史作家の半藤一利さんである。半藤さんは薩長の非道さを告発し、反薩長史観の代表的論客として活躍している。明治維新150周年も「何がめでたいもんか」と喝破している。 . . . 本文を読む