三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

南での高断熱高気密住宅づくり

2006年06月23日 05時42分13秒 | Weblog

写真は宮崎でのPVソーラーハウス全国大会の様子。
参加は大部分が省エネ基準で言うところの4地区・5地区といった
温暖地の工務店さんが中心でした。
参加総数は80人を超していました。
PVソーラーハウスさん自体は、太陽光発電の設備を
全国に広めるフランチャイジーですが、
最近はそれにとどまらず、オール電化の住宅でのエネルギー効率を
トータルで管理できるビルダーさんの意識改革に力点を置いているとか。
ですから、当然、エネンルギーコントロールの基本、
住宅断熱気密化に熱心に取り組んできているわけなんですね。
昨年というか、今年の冬が大変厳しい寒さで
九州でも、鹿児島まで降雪を観測したからか、
ユーザーの住宅性能への感心は高まっているそうです。
次世代省エネルギー基準換算で、たとえば仙台での熱損失係数は
Q値2.0レベルなのだそうですが、
そこを目安としての住宅性能向上に取り組んでいます。
具体的には、GW100mm断熱の、ボード気密を推奨していて
事例報告でも、北海道の次世代省エネルギー基準1.6をクリアしうる
住宅の発表も行われていました。

ちょうど、北海道の20年前くらいの状況に似ている。
やはりユーザーは冬暖かくて、夏涼しい住宅を基本的に望んでいる。
その目標に一生懸命なビルダーが比較優位な競争力を持っている、
というような状況が垣間見えました。
日本全国でいろいろなビルダーさんが性能向上に
まじめに取り組んでいることが、肌で実感したわけです。
なかなか情報が交流できな地域工務店のみなさんのネットワーク、
こうして勉強する姿勢を持ったひとたちの輪が
どんどん広がってほしいものだと、願っています。
コメント
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