“不要不急”の外出は無期限延期でステイホーム推奨、という世の中になると、これはもう素直にみずからに「ハウス!」と命じ、不要不急は不要不急でも、思考の不要不急=つねづね考えて見たくてしょうがなくはあったが「いまそんなこと考えてるヒマはない」と押しやっていたことどもを、延々トコトン心ゆくまで考えて時間を過ごすに限るではないかと思い、
“人は、なぜキャラクターにはまるのだろうか”。
・・この件を追求してみようと思い立ったのです。さぁ奥深い。惜しみなく奥深い。
なぜ単純に黒いペンギンのぬいぐるみではなくて“バッドばつ丸”なのか。
なぜ単純に半魚人のフィギュアではダメで“ハンギョドン”なのか。
なぜ単純に白いアヒルの剥製では面白くなくて“あひるのペックル”を創造するのか。
なぜ単純にタマゴの白身と黄身のオブジェでは物足りずに“ぐでたま”と名付けて興がるのか。
なぜ単純に鮮魚水産加工物店に並んでいる生鮭の切り身では飽き足らずに“KIRIMI・・・・
・・・と果てしなく脳内でカラフルににぎやかにャラクターたちを渦巻かせているうちに、毎年恒例のニュース。
『サンリオキャラクター大賞 2020』数えて第35回!!!のファン投票が昨日、始まりました。
さっそく愛しのぐでたまを筆頭に、贔屓のKIRIMIちゃん、こぎみゅん(小麦粉の精コギムーナの女の子。お仲間にエビフライ、ギョーザくん、うどんさん、から揚げ兄弟、たこ焼きシスターズなど粉もんいっぱい)の“食べキャラ”勢にまず投票したのですが、昨年ツイッターに偶然出くわして以来、その次くらいに可愛がってきた歯ぐるまんすたいるが存亡のがけっぷちみたい。
今回のキャラ大で総合33位以内に入れなかったら翌日からツイッター急死、もとい休止だそうです。わーーー。ハードル高いじゃないですか。33位って。
ツイッター、結構人気だと思うのに。フォロワー2.6万人もいるのに。
2016年4月にピンで公式ツイッター開設して、その年の第31回では総合55位、以後第32回は41位、第33回も同じく41位と手堅かったのに、昨年の第34回で51位だったのが問題視(?)されたのか。まだサンリオショップで前面展開されるようなグッズ見たことがないけど(ショップのフロントがぜんぶコレだったら歯科材料業者のプレゼン会場みたいですごいインパクトだがそれはともかく)、出たら買いまくろうと思っていたのに。
月河は基本、動物が苦手(或る条件を満たした状況の或る品種のウマを除く)なので、ネコとかイヌのキャラにはあまり強く惹かれないのですが、食べ物系の次にこういうキモかわ系は好きなんです。特撮のヒーロー単体より敵怪人の造形にはまりやすい体質の然らしむるところか。
動画もあります。よく見てやってよ。歯にクチだけついてるのって、かわいいじゃないですか。キモい!?
総勢80キャラがエントリーで、5月25日(月)12時の締め切りまで毎日投票できますから、全国的にステイホームでお暇な向きは、なんとか盛りあげてやってください。この機会で月河も初めてまじまじと投票方法とルールのバナーを読みましたが、1日に80キャラまで投票できるんですって。エントリーが80キャラですからなんのこっちゃねえ毎日全キャラに1票投じてたって良いわけ。それじゃ差も順位もつかないか。
おなじみキティとかプリンとかシナモン、マイメロにキキララあたりの人気どころはほっといても上位にいくと思うので、崖っぷちの歯ぐるまんすたいるをなにとぞ褒めて伸ばしてやって。あのフォルムでフェイス(?)で、手のひらサイズの『もっちりマスコット』や身長12センチぐらいの立体『むにゅぐるみ』がリリースされたら、手でむにゅむにゅ、ぎゅーってしたら・・と想像してみたまえ。そんな軟体ってどんだけカルシウム不足の歯だよって話ではありますが、サルバドール・ダリの絵画に出て来る時計の文字盤の様な、その非日常性にわくわくするではないか。新コロナ?なにそれ、新型のセダン?とか思えてしまうではないか(思えないか)。
・・・歯無しを、もとい話を元に戻して“人は、なぜキャラクターにはまるのか”。
さっくり次回にしましょう。考える時間はなんぼでもある(これも困ったものだが)。