イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ハロウインなのでまたまたオバケの話 

2022-10-31 21:54:08 | キャラクター

ステーショナリーの世界の、オバケ―ヌと仲間たちにやんわりきっぱり決別したら、なんだか「待って~」と月河を追いかけるように、サンリオのキャラクター世界でもオバケの足音(足?)がしてきました。

この6月から足かけ2年がかりで進行中の、ファン参加型・新キャラ開発企画=『NEXTカワイイプロジェクト』にも、“はなまるおばけ”という不思議系ちゃんが参戦中です。Step 1のイラスト審査では、エントリー25キャラ中、2位で次Step進出、結構、有望です。

他のエントリーメンバーが、設定がいろいろでもビジュアルはクマだったりイヌだったりウサギだったり・・と、くっきりはっきりペット系の動物イメージな中、来るか布かぶり系の時代。

“はなまるおばけ”は、宝物の赤エンピツを持っていて、“思い出を探して旅し”、“あなたにそっとはなまるをくれる”不思議なおばけたち、だそうです。ちょっと、オバケにしては、持ち道具があって仕事しすぎな気もするな。オバケって基本、“出る”以外何もせんでいいと思うんですが。“ぬっ”とか“どろどろ~ん”とか様態オノマトペのみで。

すみッコぐらしの、おばけさんという、掟破りの働き者もいますが。スーパーきれい好きで、特技:掃除、趣味:掃除。オバケがひそんでいる界隈は大体、ホコリまみれでカビ臭くて蜘蛛の巣がはっているイメージですが、このおばけさんのテリトリーはいつもチリひとつないピッカピカです。

それプラス“喫茶すみッコ”という隠れ家風カフェで、コーヒー大好きの趣味と実益を兼ね、昼間のバイトもしているという、オバケにあるまじき勤労意欲満々です。

いまやオバケって、キャラクター界においては、不気味とか不吉とか恨めしやとか、ネガティヴ要素は完全払拭されて、“不思議系”すら飛び越えて、ひたすら人間から見て心地よく好ましい“行動”をするイメージに変わりつつあるようです。

サンリオの今般のNEXTカワイイ新人候補生=“はなまるおばけ”も、Step 2のエントリー動画を見ると、耳があって、趾と肉球のある足があって、ウサギっぽいポンポン型尻尾もあって、月河の愛する布かぶり系というより、限りなく“不思議要素も付いた、小動物系”

なんとなーく“邪道”な気もしますが、もないか、オバケなんだから。めでたくサンリオキャラデビュー成るか、最終結果発表まで見守りたい・・・・とも言ってられないんだな。月河はキャラ推しはしばらくお休み、余分な時間は通信講座専念でいかないと。

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年跨ぎで考えるキャラクター沼 ~バケヤロー解散(←意味不明)~

2021-12-31 23:56:09 | キャラクター

 「“オシカツ”になって来てんな」

 ・・・大相撲の貴景勝関に体形が似てきて、いまや逸ノ城関にも押し出しで勝てるのではないか、という話ではなく、めっきりオバケ―ヌの領地が拡大してきた月河のデスク周りを見ての、家族の所感一言。

 家族の中でも、縁あって若年女子に影響を受けて(振り回されてとも言う)、一時、ポケモングッズに走っていたことがある人間なので、嵌まるに事欠いてキャラクターに嵌まると周辺の眺めがどう変わるか、身をもっての記憶も新しいようです。

 まぁ、サンリオキャラクター大賞みたいな人気投票ではないので、贔屓キャラの番手を上げるために、投げ銭的に“買って応援”している意識は毛頭ありません。

 さりとて、かつての手書き筆記リバイバルマイブームの様に、「より使いやすい物を求めて、これがいいかな、いやこっちのがベターかなと渉猟しているうちにいつの間にかたまってしまった」ってほど、合目的的ですっきりイノセントなモンと言い切れるかと言うと、若干の逡巡がある。

 最近は、別の物を求めて大型書店に行っても、当初目的のモノを見つける前に「あ、こないだ無かったリールキイホルダーが!」とオバケ―ヌモノに飛びついてしまい、目的のほうは見逃し三振で帰ってくる事案が相次いでいます。

 キャラ沼経験のある家族曰く「たとえばペンとかシャーペンとか、消しゴムとかクリアファイルとかさ、デスクならデスクって定ポジで使うモノで嵌まってるうちはまだ“浅い”」。

 家族に言わせれば、ぬいぐるみの様な実用性の低いモノでも、棚とかベッドの上など、定ポジに置いて観賞する系は浅いのだそうです。

 「深いのは、身に着けて、持って歩いて、人目に触れても平気な系統な。これ系に行ったら、もうアレだよ、ズブ(ズブ)だよ」だと。

  ・・・ううむ、言われてみれば。最近、バックパックに付けるリールキイホルダーに続いて、髪のサイドを留めるクリップも入手。留めるほどの前髪が無いので後ろシニヨンにしたときやギブソンタックの入れ込みの上や、バナナクリップかバンスでひと握りにして括ったときの毛束の先止めに使い始めたばかり。

 ついこの間までは、はぴだんぶいメンバーのぬいぐるみフェイスバッジ(“むにゅぐるみ”でおなじみKThingS製)の安全ピンを外してクリップに付け替えセルフカスタマイズしたやつを使っていましたが、後ろ髪にペックルやハンギョドンの顔が付いてるのもかなりシュールだけど、オバケが躍動してるってのはもっとすごいと我ながら思います。しかも本人、JCはJCでも女子“中学生”じゃなくて女子“中年”なのだ。凄い凄すぎる。

 記憶では、はぴだんぶいの諸アイテムの中でメンバーの顔付きヘアクリップ実使用に至ったのは、沼に足を踏み入れて半年後ぐらいです。もっともその前にTシャツやアウターに手を出していたから、家族の言う“身に着けて外に出る”のハードルはもっと手前で越えたような気もする。それにしても、今回のオバケ―ヌ熱は、もともと文具メーカー発のキャラなため文具ジャンル外のグッズに出会う事自体が希少価値な件を割り引いても、沼堕ちの速度が我ながら速い。

 家族の言説は確かに、相当、的を得ています。部屋の中やデスクサイド等自分だけのスペース、テリトリーの中に置いたり使ったりして楽しむに飽き足らず、身に着けて人目に触れさせる、いやいっそ“見せたい”方向まで行っちゃったら、かなりな勢いで病(やまい)膏肓に入るの段階だと思う。みずから認めるに吝かでない。

 たとえば、昨年から月河のレギュラー立ち寄り先になって、徐々に勝手がわかってきたサンリオギフトゲート。特定のキャラクターのアニバーサリーで数量限定・取扱店舗限定で今日発売・・なんて日に行ったら、バッグやアウター、アクセ小物などあからさまにそのキャラとお友達キャラで固めた、いいオトナの客がアッチにもコッチにも居て、風圧と体温に圧倒されそうになることがあります。

 アイドルグループのライヴコンサート会場に行くノリなのかもしれませんが、「ワタシってこんなに熱く応援してるの!」「そんなワタシを、ワタシが大好き!」という直球なアピール欲と自己愛、なんなら同じ場に集まった同類のファンに向けてのマウント欲がダダ溢れていて、またそう思って見る自分もその同類で同類に近いイデタチと行動をしているわけだから、対象と主体が重なり合うというか、なんかもう何とも言えない眺めになります。

 毎度どんなキャラクターにもこの手合いがもれなく現れるというわけではありませんが、日頃は目につかない程度に潜伏しているわけだから、ここぞ!という時にぶわー噴出して目撃される以上に、数的には多く存在すると思ったほうがいい。なんだかゴキブリみたいだな。

 ともあれ「人目につく、目を惹くことを恐れない」「むしろ可とする快とする」域に入ったら、自室でひそかにむにゅぐるみをむにゅむにゅしてニマニマ癒されている段階から一段“進化”してしまったと言わざるを得ないでしょう。

すでに「オバケ―ヌのTシャツ、パーカー、あれば買うだろうな」「黒地にネオンカラーのアウトラインで“ぬっ”てフキダシついてる柄がいいな」「バックプリントで“どろどろーん”てロゴ入りで一列に並んでるデザインもいいかも」等と希望的妄想して、買って着てそこら歩く気満々の自分がいる。

 なんでこんなんなっちゃったかなーと振り返るに、やはり昨年来からの新型コロナの社会的影響でいろんなことが不自由且つ不安が付きまとうようになったほかに、“良き虚構=フィクション”が日常に足りていない事が大きいと思う。

 劇場やシネコンで観る映画はもちろん、気がつけばTVの、いちばん敷居が低いはずの地上波のドラマ、無料BSの韓国ドラマですら、惹き込まれて食いついて観る、嵌まる、という経験が無くなった。

 魅力のあるタイトルが無くなった、減っただけではなく、月河本人もたぶん“人の作ったフィクション”“出来合いで出回っているストーリー”に、気分よく騙されて乗っかっていくパワーが減衰して来ているのだと思います。

 そこへ、キャラクターの“ゆるさ”、“設定とヴィジュアルだけで、特段の、ガチのストーリーを持っていないがゆえの風通しの良さ”が、レスキューの様に来て嵌まったのだと思います。

 (この項続く)(て言うか年を跨ぐ)

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何かいいことないかキティちゃん ~ホワイト家の人々、じゃなくて猫々~

2021-07-23 20:59:25 | キャラクター

 前回のエントリで6月発表のサンリオキャラクター大賞 2021の結果を遅まきに振り返って、金銀銅表彰台独占“犬の時代”、および我がはぴだんぶい諸君の健闘を称えたばかりですが(“ばかり”と言ってももう二週間前だ)、何の気なしに読み進めてくれた貴方、そうアナタも、ふと気がついて怪訝に思いませんか。「サンリオと言えばキティちゃん、ハローキティじゃなかったの?」「キティちゃんどこ行っちゃったの?と。

 サンリオキャラの人気投票の話を延々書いていて、キティちゃんが一度も登場しないのは、吉野家にかよって豚丼とから揚げ丼しか注文しないようなものです。

 松屋フーズでぶっかけおろしうどんとバターチキンカレーしか注文しないようなものでもあるか。信州庵で小天丼ととろろご飯か。まぁ別に何でもいいのですが。結論からお知らせしますと、我らがキティちゃん=ハローキティは6位でした。

 1位シナモロール2位ポムポムプリン3位ポチャッコのわんこトリオの次、4位がマイメロディ(ちなみにウサギ)。5位がそのマイメロの「ライバル!」をもって自任するクロミハローキティはその次で6位なんです。

 えーッそんな下なの?と思う向きと、まだまだ根強いじゃん!と思う向きとあるかもしれない。ちなみに昨年2020年は5位、コロナ禍が影もカタチもなかった2019年は1位に輝いていますから、まだまだキティちゃん、過去の人・・じゃない過去のネコになったわけではありません。

 1974年誕生、75年グッズデビューで、月河は思春期ざかりの女子としてリアルで目撃した世代です。文具店や雑貨店、洋品店でキティアイテムがあふれるのはもうちょっと後だったと思います。

 初見の印象は、「(1960年代に絵本で知った)ディック・ブルーナの“うさこちゃん(=現・ミッフィー)”に似てるな」「Kitty=子ネコ、だからネコ版?」という感じ。トレードマークのリボンをはじめ、赤がメインで原色多用の、子供にも印象深いカラーリングが似ていたし、キティちゃんもうさこちゃんも、顔がおとなしいんですよ。クチあけて笑ったり叫んだりしないから。

 キティ登場前の、女子のキャラクター事情をちょっと思い出すと、月河の幼稚園から小学校低学年の間=昭和40年代初期は、ディズニーものと不二家のペコちゃん・ポコちゃんが席巻していましたね。幼年雑誌の巻末の懸賞に祖母が月河の本名でハガキで応募してくれて、ペコちゃんの舌ペロ顔の合皮のジップ小銭入れが当たったこともありました。

 誕生日かクリスマスのプレゼントに、ディズニーの白雪姫と小人たちの絵柄の箱入り24色の色鉛筆をもらったのも覚えています。“きんいろ”と“ぎんいろ”が入っているのがとりわけ嬉しかったから、クリスマスだったかも知れません。当時は親世代も、子供の“TVの見過ぎ”には滅法厳しくても、アメリカ発のディズニーアニメやキャラにはなぜか寛容で、特別しつこくおねだりしなくても、そこそこリーズナブルな物ならわりと気前よく買ってくれたものです。

 ハローキティ74年誕生は、個人的にはちょうど「キャラクター物は子供っぽいから卒業」と、誰に言われるでもなく距離を置いた頃で、ドはまりだったのは月河よりもうちょっと後生まれ女子の皆さんだったと思われます。この年代になると、もう持ち物や身の回り品にキャラがついているのは当たり前で、ディズニーがUSAから入って来た頃とは様変わり「キャラクターものだから高価」「同級生に見せて鼻高々」なんてこともない、庶民的でハードルの低い、日常の風景になりつつありました。

 キティちゃんはその後も二番腰、三番腰のあるキャラで、80年代後半、90年代にもブームのピークが来て、その都度、より広いファン層を掴んでいます。大人の、所謂“キティラー”なんて呼び方が定着したのは95年ぐらいでしたかね。

 月河の周囲でも、記憶する限り最古で1985年(昭和60年)に、すでに“大人のキティラー”かつ“男子”は実在し、日常業務の「セール2函:○○支店TEL確認」「展示会場OPEN時間変更」なんてメモを、キティちゃんパッドに走り書きしてデスク周辺に貼りまくったり部下女子に手渡したりしていました。別に、後に言うフェミ男キャラでもない普通のアラ30が、です。女性の多い職場だったこともあって、誰も咎めも、キショがりもしませんでした。

 思うに、特に80年代から、文具や化粧小物など“女子専科”に限らず、インテリア用品やキッチン・ダイニング用品、アウトドア系の自転車・ドライブ用品など、性別や年代を幅広くカバーする戦略が功を奏したんでしょうな。よく揶揄気味に言われる“キティ姐さんの(コラボ・タイアップ)仕事選ばなさ”はすでに始まっていたわけです。

 オフィスからリビング、バストイレまで「こんな所のこんなモノにもキティちゃん!?」という戦法は、いつの間にか日本人の心から“カワイイもの”に対する含羞や躊躇の障壁をとっぱらい、いいオトナがキャラクターグッズを身辺にはべらせていても違和感を持たれなくなりました。いまトップを走るシナモロール、ポムポムプリン、ポチャッコの面々も、安定したグッズ開発とセールスを続けていられるのは、キティちゃんが道を開拓し、拡張し、舗装してくれたおかげでもあります。

 サンリオさんのコンニチ在るを築き上げた、キティちゃんこそ最大の功労者と言ってもいいでしょう。

 誤解を恐れずに言えば、ホリプロさんにおける和田アキ子さんに匹敵する存在、それがキティちゃんです。

 ・・・・・今年のキャラ大の票数では後輩のマイメロディ(75年デビュー)と、その自称ライバルのクロミ(同2005年デビュー)に先行を許しましたが、TV『ファンファンキティ!』(テレビ東京)のメインMC、ピューロランドのナビ役としても揺るぎないものがあります。月河の地元でメジャーなサンリオショップでは、行くたびに店内でずーっと ♪ハロー キティ こんにちは キティはみんなの にんきもの・・ という、宮川泰さん作曲『あの子はキティ』がエンドレスでかかっていて、しばらく物色滞在してからショップを出ると、一日じゅう ♪・・わんぱく いじわる おこりんぼも つられてやさしく なっちゃうの・・ と脳内ループ不可避です。やっぱりキティちゃんはサンリオ小宇宙のヒロインなのです。

 ところで、今日いちばん書きたかったこと。キティちゃんの公式フルネーム“キティ・ホワイト”って、知ってました?双子の妹が“ミミィ・ホワイト”。お父さん“ジョージ・ホワイト”、お母さん“メアリー・ホワイト”。・・

・・家族だから名字みんな一緒なの、当たり前ですけど、白ネコさんモチーフだからホワイト?・・って、このご時世、いいのかしら。毛色とか肌色とか、白とか黒とか、うっかり言ったらめっきりナーバスな空気じゃないですか。

 設定では「ロンドン郊外生まれ」、でも企画開発は日本発、のキティちゃん、もちろん日本国内だけじゃなく、レディ・ガガさんやマライア・キャリーさんもファンだという、いまや国際的、地球規模的アイドルですが、そのうち、褐色アフロヘアの、多様性受け容れヴァージョンも登場せざるを得ないかもしれません。あらら、想像したらなんかかわいいぞ。見たいですけどね。

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きゃらくたの中に輝いてた物がいっぱいあったろう? ~キャラ大賞2021ふりかえり~

2021-07-08 22:50:24 | キャラクター

 6月はもっといろいろここで書きたい事があったのですが、メールソフトやなんちゃらアカウントのセキュリティ疑惑がなぜか相次ぎ、無い知恵を絞った対策でパスワを変えたり、変えたのを控え取り忘れてまた作り直したりしているうちに、またもうかうかと月を跨ぎ、あまつさえ2021年の折り返し地点も過ぎてしまいました。

 最近は、金融機関でもプロバイダでもネットショップでも、取引開始時に暗証番号やパスワ設定させられるクチでは必ず「パスワードは定期的に変更してください」の通知催促がしつこいですね。こちらもあまりネット取引にシンパシーを持ってなくて、ぶっちゃけ信用してないですから、通知が来る都度、セキュリティ強化か!ヨッシャそれそれと応じたり後回しにしたりしているうちに、気がつけば“ちょっとずつ変えたパスワ枝分かれラビリンス”の真っ只中に。この際ばっさり整理しようとやり始めたら果てしない果てしない。

 6月に積み残したと言えば、やはりサンリオキャラクター大賞2021ですよ。今年は昨年の様にパソコンからの投票が出来なくなったので、期間中ショップで何かしら買った分のチップだけでホソボソと参加するのみでした。もう世の中、非スマホユーザーは人頭に数えてすらもらえませんな。

 とりま1位シナモロールには文句なし。もうなんというか、全盛期の昭和の大横綱・大鵬ぐらいの安定感です。巨人シナモンたまごやき

 可愛さ、それもサンリオ的なかよし平和的な可愛さに、一分のスキもないですもん。この一年で月河も勉強したんですが、色白青い目のシナモンくん、設定では「遠いお空の雲の上でうまれたこいぬの男の子」が「空からフワフワ飛んできたところを、カフェシナモンのお姉さんに見つけてもらった」んですね。

 ・・ってことは、いまはカプチーノくんやモカちゃんシフォンちゃん、エスプレッソくんたち“ほんもの”のわんこのおともだちと一緒に行動していますが、いつか、“風に乗って”やってきたメアリー・ポピンズのように、”お空の雲の上”に帰って行く可能性も残しているような。2001年グッズデビューの前の企画段階では白くてぽっちゃりしたウサギのキャラだったというシナモンくん、男の子(しかもイヌの)なのにリボンやお花やスイーツが似合う乙女チックさもさることながら、どこか天上的な妖精っぽさ、この世のものならぬ、ほわっとしたファンタジー感も、安定人気の源泉でしょうね。

 いっぽう「ゴールデンレトリーバーの男のコ」と、具体的犬種込みで自己紹介している、こちらはドーンと地に足付いてる系代表のポムポムプリンが僅差の2位。食いしん坊でおいしいものとお昼寝が大好き、ポムッとした体型も地上的なら、趣味も年じゅう花壇作ったり畑耕して食材収穫したり土の匂い。ハムスターのマフィンくん、リスのベーグルくんネズミのスコーンくんなど野山の小動物がお友達。カスタードプリン色の体色にカラメル色のお帽子見ているだけで美味しい気分になってくる、シナモンには無い“ぬくい”感じが、こちらも人気の秘訣でしょう。デビューはちょっと先輩の1996年で、今年は生誕25年のグッズプロモ面プッシュもあり中間発表ではシナモンを抜いて一時、1位にもなりました。

 3位には月河ハコ推しのはぴだんぶいのエース・ポチャッコが昨年に続いて飛びこみましたが、さすがに金・銀メダルの両横綱からはちょっと票数の水が空きました。シナモンの天上感~プリンの人肌感の、ちょうど中間、フェアウェイを行くといいましょうか、オッチョコチョイキャラなんだけど、がちゃがちゃドタバタ多動的なそれではなく、どこか天然に抜けてる、或る意味いちばん“わんこらしい”牧歌的な雰囲気がこのコの魅力でしょうね。アパレルや文房具などのグッズも、女の子だけでなく、男の子が持っても恥ずかしくない落ち着いた色調・デザインが多い。

 輪郭線が黒に統一された絵柄(シナモンはソフトブラウン、プリンはお帽子より一段濃い焦げ茶色の輪郭線です)、イベントコスやバイト(?)時以外は、おおかたいつも人間ならおヘソが出る丈短の赤Tを着ている天真爛漫さ、うちの高齢家族が「(はぴだんぶいで)いちばんカワイイ」と評する、おクチを敢えて省いた顔の描き方で、“おとなしい=(カワイイアピールが)うるさくない”感じに見えるのもポイント高い。

 シナくんはベタに可愛いけど「ちょっとあざとい」、プリンくんは可愛いプラス三の線もはいってておもしろいけど「ちょっとあつくるしい」と感じる人もいるかもしれませんが、ポチャくんに関しては砂糖っけもクリームっ気も控えめで、「苦手」と思う人は少ないでしょう。

 ちなみに月河は、もう時効だろうと思うから白状しましょう。ドドドドドド・・(←ドラムロール)・・じゃーん。昨年のはぴだんぶいお披露目のちょっと前、本当にちょこっと前まで、ポチャくんとスヌーピーとの個体識別ついてませんでした。うひゃー。ひらにご容赦を。だってサンリオショップで、しれっとPeanutsグッズ置いてるんだもの。ドラえもんとかと同じで、ライセンス販売らしい。商売っ気ぶっといなあサンリオ。Peanutsがぶっといのか。

 結局1~3位の表彰台を昨年に続いてイヌの男のコキャラが独占、「サンリオ、犬の時代」を再び印象づけましたが、こうして一人(“人”?)ずつ見てくと、ひと色一本被りじゃなくうまいことキャラによるファン層の住み分けができている感じです。キャラをプレゼンして商売にする企業サイド以上に、推してるお客さんのほうがわかっていて、ちゃんと自分にしっくりくる子を選んで推してるなという印象。

 上が盤石な分、月河のはぴだんぶいの、ポチャッコくん以外の面々は概ね、突き抜け大ジャンプはしきれませんでしたが、いちばんのベテラン(=79年デビュー)・タキシードサムくんが昨年10位から一桁の壁を破って9位と気を吐いたし、ハンギョドン13位、バッドばつ丸14位、けろけろけろっぴ15位、あひるのペックル17位と、推してる皆さんの顔が見える手堅い結果。特にペックルくんは総合順位では昨年16位からひとつ下げちゃったのは残念だったけど、ホームグラウンド(?)の香港では今年も1位を譲らず4連覇を果たしました。香港、激動の1年だったけどさすがペックル。広東語で“あひる”を意味する発音が縁起がいいんだそうですが、だったらディズニーのドナルドとデイジーとかも大人気なはずで、やっぱりペックルくんの人徳、もといトリ徳と思いたいですね。

 香港いま大変ですからね。民主化運動の女神・周庭さんもペックル推しかしら。今月27日がペックルのバースデイなのでお楽しみのグッズ新発売もあり、釈放後の雌伏先に差し入れしてあげたら元気が出るかな。林鄭月娥さんはどうかな(←・・「りんていげつが」で変換されるか入力してみたかっただけ)。

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法被分隊、ツルリュー島の激戦 ~脳にもV字回復~

2021-05-30 22:31:36 | キャラクター

 さりとて、3月・4月と、去られたりシカトされたりしてただけではないのでありまして、消費活動の面では、まず、さらに、ますます、はぴだんぶい推しにターボがかかりました(耗。

 アパレルは、正月元旦のドン・キホーテのラッキーバッグ(福袋)以来暫しの小休止ですが、小物類は、かなり集めました戦利品。

 ドンキでは3月にもリュックやトートバッグのシリーズが出ました。意外と言っては失礼ですがキャンバス地の、大人の使用に十分耐え得る仕立て。リュックの背当てはメッシュクッションになっていて、両サイドのマチにボトルポケットもついてました。大きいほうの、ショルダーと2wayのトートも買えばよかったな・・と二日後に同じ売場に行ったらもう完売。月河と同じ思考で、より勾配の早い人がちゃんと居たようです。

 なぜか、天下の日本郵便からリリースのシリーズもありまして、こちらは取扱い局が近所に一軒も無く、電車乗り継いで遠征。マスクケースはマスクが不要な時期になったらチケットケース、半券ケースになりそう。ミニマグボトルはさっそく早朝散歩のお供になっています。途中の水分補給には150mlぐらい、重さ的にもちょうどいい。このシリーズ、“クリームソーダ”がメインモチーフになっているのがいいな~と思います。メンバーの“持ち色”が活かせるしね。月河イチ推しメンのペックルがお尻にチェリーを乗せてクリームのテッペンで逆立ちしてるデザインは、夏仕様のTシャツなども作って欲しいくらい(もう企画中だったりして)。

 それからなんつってもラッキーだった、楽天市場で他の商品を検索していて偶然見つけたキイポーチ。これが今季最大のヒットでした。天地両方が開く封筒型で、カラビナでリュックやバッグの持ち手に下げられるやつ。こう見えて(どう見えてだ)、“キイ見失い魔”として家庭内限定で名をとどろかせている月河、玄関前でバッグ内をガサガサかき回さなくていい、バッグに付けたまんま下の開閉口からキイを出せるこのタイプのポーチ無しではもう外出できないくらいです。キイをリールホルダーに付けて収納すれば、片手でポーチを開けてミョーンと引き出して、そのまんま施錠/開錠可。いままではDイソーにあった、ロシア語か?よくわからないロゴ入りのやつを使っていましたが、まさかこのタイプではぴだんぶいの絵柄のがあったとは。何か、メンバーのほうから月河のニーズをキャッチして手を差し伸べてくれたような気がします(また全員手が短いんだこれが)(そこが可愛いんだけど)。

 楽天から届いたとき、これ、コレいいでしょ?とキイ付けて収納して、リュックに付けて実演して見せたら高齢組の反応「また“はぴぶんだい”?(憫笑」「いい加減、トシ相応にしたら?そんなとこにブラブラ下げてたら外から見えるでしょーが(冷笑」

 こんなに可愛いのに外から見えるように付けなきゃ意味ないでしょうがっ!あと、はぴ“だん”“ぶい”ですからっ!・・高齢者って、どうしてこう、固有名詞を一度間違って記憶すると、何度訂正してやっても治らないのかしら。「だから、“ハッピーな”“男子”6人で“V字回復”ってことで・・」と何回クチを強酸性にして説明したかわからないんですが、その場は「あぁ、ぶいじかいふくね、なるほどね」と納得してはくれる。だがしかし、その数時間後には「はぴぶんだいにリラックマっていたっけ?」等とシレッと発言するわけです。リラックマは所属事務所つうか、会社が違うから。それと・・はぴ“だん”・・・・(脱力(昏倒。

 ・・・なんでも、トシをとると、新しい事を覚えられなくなるだけでなく、一つの事、一つの言葉が脳裏に浮かぶと、それだけが脳の中をぐーるぐーる占領して、何度も何度も同じ話、同じ言葉を発しつづけずにいられないらしいですな。もう月河も彼らのことをどうこう言ってられる年じゃなくなりつつありますけど。

 高齢家族のもう一方など、大相撲の鶴竜関をずーーーっと、入幕の頃から「ツルリュー」と呼んでいて、「“かくりゅう”だってば」と何度言っても治らないので、しまいには、本場所の放送が始まると、月河が高齢家族もう一方と謀って“鶴竜か く りゅ う)”と太マジックで書いたおっきいポストイットを、テレビの、スイッチのないほうのタテ辺に貼っておいたものです。何回かそういうことやってるうちに長期休場して出て来なくなっちゃったよ鶴竜関。あまつさえ引退しちゃったよ。もうツル・・じゃなくてかくりゅう親方だよ。

 ・・こんなことをつらつら考えていたら上記↑↑↑↑の通りの記事タイトルを思いついてしまいました。

 ・・でね、この際、ついでに考えたの。我がはぴだんぶい、バンド→エージェント→戦隊ときて、その間いろいろコラボもあったけど、法被(はっぴ)着てお祭りグッズシリーズって縁起良くないですか。もちろん各メンの持ち色使って、裾模様を、たとえばハンギョドンはウロコ風青海波、タキシードサムはトラッドなアーガイル、バッドばつ丸はもちろんマルに十字の轡をちょっと傾けるとか、「みんなちがって みんないい」感じにして。

 しかし、そんなグッズが実売になったら、うちの高齢組にますます“法被ぶんだい”として浸透してしまうな。どうするはぴだんぶい。

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