イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

意志の上にも三年 ~物も良いようでカードが立つ~

2025-01-01 00:27:29 | 日記

 今年も残すところあと100数十min. となりまして、いまNHKラジオらじる☆らじるの配信でN響『第九』演奏会を聴きながら、同じパソコンでこのエントリを打ち込んでいるところです。

 先日の、ニチユ―株式会社さん主催『世界のトランプ・タロット展』で非高齢家族が気に入って、かなり衝動買いチックに買ってきたバンクシープレイングカードが思いのほか高齢組にウケがよく、「こんなのがいろいろあるんなら行って見たい」と言い出したので、年明け会期中に、天気と足元と相談で再訪することになりそうです。

 ジョーカーがゴリラ?オランウータン?の顔してるのとか、ほんと、リアルで笑っちゃうし。

 往年のハリウッドスターのポートレートをジャック~キングとジョーカーに使ったやつとか、“高齢者ホイホイ”なデザインいっぱいあったもの。自分もホントはもう一度行きたかったので、行く自体は歓迎。トランプはタロットより少ない全52枚で、フルデッキでもタロットのそれの半額か7掛けぐらいのお値段なのでわりと敷居は低いです。コントラクト・ブリッジサイズのカードでババ抜きやっても“大貧民”やってもいいわけだしね。

 ・・ゴリラのジョーカーがババ抜きで回ってきたら顔に出そうだな。

 ・・それにしても振り返ると、今年はこのブログでも書いた6月の“断崖出版白雪タロット(仮名)裁断ミス事件”から、月河よく立ち直ってタロットカード研究修業に戻れたなぁと我ながら軽く感心します。

 あの脱力感は自分でも衝撃的でした。人生初めての海外版元直予約→直販購入でテンション上がりきっていたのが、届いたら小学生の夏休みの自由研究失敗作か!ってぐらいの、稚拙そのものの不良品ですもの。

 見た目が超絶お粗末だったこと以上に、検品がまったくされないまま(お給料もらってる検品員でなくても、目が開いてさえいればパッと見で不良品とわかります!)透明フィルムで完全包装され海外便用の梱包を施されてきたという、“魂の入ってなさ”がショックでした。こんな人たちが作るモノに、ネットで見てハマってフトコロ痛めようという気になっていたのかと。

 あのままタロットという世界そのものから熱が引いて、手元にすでに入手済み、開梱浄化して試し展開済みのデッキも、関連書籍ともども買い取り業者さん行きにするくらいやるかと思った。・・自分の事に「思った」ってのもヘンですけど、自分で自分のやりそうなことに予想がつく、それほどの醒めきった“心に穴ポッカリ”状態でした。

 しかしねー。その時点で思っていた以上に、タロットというワールドと月河のご縁はしぶとかったんでしょうね。

 石の上にも三年と言いますが、来年、2025年が明けると、口火を切ってからちょうど3年になります。この関を超えたら、10年行くかもしれない。

 月河の“競馬時代”を思い出します。1991年3月、ヤマニンゼファーのデビュー戦目撃から始まった熱も、94年に彼が引退、“ナリタブライアンひとり勝ち”のシーズンが来ると「もう競馬観るのは自分の任じゃないかな」と思って一度引きかかったんですけど、翌95年にゼファーと母の父が同じマヤノトップガンが現れて強烈に給油され、結局、同じ母の父を持つ仔を見つけては追いかけて、テイエムオペラオーの2001年引退できれいに燃やし切りました。10年。正確には10年9か月。このときほど「やりきった」「興味関心一滴残らず注ぎ切った」感覚はありません。

 “3年超えたら10年続く”、月河の本領発揮成るかどうか、来年の日の出とともに真価が問われます。

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黒い金曜日 ~限定セールのチェックもね~

2024-11-29 21:57:08 | 日記

タロットカード研究“正解ありそで、ズバリが見つからない”疑問シリーズ。

・・シリーズか!って、このテの疑問て、学ぶほどになんぼでも出てくるんですが、中でも重要度が高いぞと個人的に思っているのが、

「同じ質問事項を再度占うのは反則か?」

「再度占うとしたら、どれくらい間隔を空ければ良いのか?」

 ・・なんだか消炎鎮痛剤や抗ヒスタミン剤の服用間隔みたいですが、ようするにですね、恋愛なり就・転職なり、転居、買い物などの吉凶のゆくえ、ひとつの質問を占ったあと、「ホントか?」「んなはずぁない」ともう一度いくのはアウトかセーフか。アウトだとしたら、どれくらい時間がたてばセーフになるのか。

 はたまた、ひとつの質問は一生一度っきりで、占い直しという行為自体がタブーなのか。

 占い師さん、占い講師さんによって微妙に考え方やレクチャーの表現が違うようですが、月河もいろいろ渉猟して自分なりの視点と軸を持つに至りました。

 整理した考えは・・・明日のエントリで。

(記事タイトル↑↑↑↑のような事情もありまして)(この項続く)

(この項続く)。

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ビハインドザマスク ~仮面の酷薄~

2020-04-16 17:13:12 | 日記

 今般の新コロナウイルス騒動がいずれめでたく鎮圧され日常が戻って、五年十年経ったら、日本国民の心に最も深く刻印されるのは「とにかくマスクが無かった」ことではないでしょうか。

 たかがマスク、されどマスク。月河家のように、寒冷地で高齢者と同居する、マスク必要度・親和度の高い生活を長年送っている世帯から、インフルだウイルスだヒマツ感染だというフレーズを小耳にはさんで俄かにマスクコンシャスになった大方の人々まで、こんなに高体温にマスクを思い、マスクに恋い焦がれて過ごした日々は未だかつて無かったし、この先もたぶん訪れないでしょう。

 あれだけどこにでも野放図に置かれて、四季を通じて売られまくっていたマスク、本当にいったいどこに行ってしまったんでしょうね。当地では、1月下旬までは、ドラッグストアでも百均でも普通に函で積まれていました。

 渡航禁止された問題の一地域以外からの、いつもながらの中国人訪日客が、カートに一杯お土産のように買って帰国する姿もテレビで報じられていましたし、どこぞの偉い人があちらに防護服等の医療用品とともにふんだんに寄贈したなんて話題も手柄がましく伝えられて軽く炎上したり、要するに「日本の店頭からマスクっちゅうものがきれいさっぱり姿を消す」なんて事態は、誰も予想だにしていなかった。

 いままで国内流通していたマスクが大半、原材料の不織布やゴムひもからして中国製で、中国からの輸入を断ったら速攻不足すると言うのはわかるんですけど、国産に切り替えて大増産する旨、菅官房長官が2月前半からずーーーーーっとアナウンスし続けているのに、いったいどこに消えているのか。

 ドラッグストアなど一般向けより医療機関向けを優先して製造しているから、我々末端まではなかなか行きわたらないんだと言われればそれなりに納得ですが、それにしてはですよ、なんかさ、各地の医療機関、看護師さん保健士さん医療スタッフのほうが、マスク不足深刻らしいじゃないですか。

 これ、やはりおかしいですよ。月河をはじめ全員、我々シロウト一般人の日常向けマスクと、医療機関・保健施設でお仕事するプロのためのマスクは、メーカーも製造ラインも品質基準も、もちろん流通ルートも別で、もしもの時には一方をもう一方に集中させて枯渇払底を防ぎ国民の衛生安全を守る仕組みになっているぐらいに思っていました。

 日々の通勤や営業時に飛沫飛ばしのウイルス運搬車になりたくない一般人も、運悪く感染疑いとなった患者さんの診断加療に全力集中したいプロも、枕を並べて「マスクがな~い!」となるなんて、どっか間違ってるだろう、根本的に。

 月河家に限って言えば、幸運なことに今季、家族が使いたい数量が入手できずに焦る事態にはなっていません。月河本人はこんな歴史的異常事態にならずとも、毎年、10月中下旬~11月上旬の季節性インフル予防接種時期をスタートの合図と考え、マスクをはじめ使い捨てカイロ、磁気治療器替えシールなどの防寒対策消耗品を少しずつ、家族の体調や積雪の状況を見つつ備蓄します。これは雪深く交通の便の悪い長い冬期間を過ごすための、当地住民の平時の知恵にすぎません。

 プラス、より外回り仕事の多い非高齢組は出先でそれなりに調達しては余分めに買って持ち帰ることがありますから、これだけで、正月前の時点でヴォリューム的には準備完了していました。

 で、二月後半、ドラッグストアのみならず総合スーパーでもコンビニでもマスクの棚だけ空っぽと言う状況が続くようになって、家族で“マスクの棚卸”をしてみたら、全員の感想「来季分まであるねコレ」

 ・・確かに。塵も積もればチョモランマ・・とまではいかないけど、まぁ、近い所で、雌阿寒岳くらいは備蓄できてるか。こちらも一時品薄で世間を騒がせたトイレットペーパー(←アレもやりきれない話でした)と違って、さほどかさばらず持ち帰れることもあって、目につくと買い、「あ、コレ前に買ったヤツより目が細かそう」「ワイヤーが二本入って安定感ありそう」「前は普通サイズだけ買ったから小さめサイズも買っとこう」・・こんなことを何回か続けると結構な物量になるもんです。考えて見れば前の前のシーズンに買い置きしたのも、ぜんぶ使い切ったわけじゃなく若干持ち越してるし。

 で、月河がふと「・・これだけあったら、足りなくて困ってそうなトコにひと箱ぐらい譲ってもよくない?」・・筋向かいには無認可保育所があり、まだ一列に並んでお散歩ができない小さいお子さんを6人ぐらいずつ手押しカートに乗せて緑地帯を連れ歩く保育士さんたちの姿を、午前中何度か見かけたことがあります。もうちょっと先にはYクルトステーションもあるし、どちらも潤沢に支給されてる感じではありません。ひと箱ぐらい焼け石に水かもしれないけど、1枚でも2枚でも多いにこした事はないはずです。

 そこへ「チョット待った」と、高齢者その2。この人は、今般に限らず“余った”モノを“人にくれてやる”事についていつも抑制的です。“意識的”と言ってもいいかもしれない。所謂“ケチ”とは違う。月河のように、その場で思いついた人にあげる、何人か思いついたら機械的に人数分に等分してあげる、なんて幼稚なことをしない。あげるにせよ、あげないにせよ、或いは誰と誰と誰にあげるにせよ、裏付け、根拠が無い事がないのです。

 彼女の言うには、

 「今シーズンの普通の流行だけだったら余裕だけど、この“ころな”ってのは今シーズンだけで、暖かくなったら終わり、では済まない。勘だけど」

 「夏を越して、また寒くなる頃、ヘタしたら年が明けても続いてるかもしれない」

 「いままで無かったことが起きてるんだから、終わり方もいままでのようにはいかないはず」

 「そうなったときに“あのとき譲ってあげたひと箱が手元にいまあったら・・”って後悔しても遅い」

 「モノってものは何でも、いったん無くなってゼロになったら、ちょっとやそっとで元に戻らないからね」

 ・・・“勘だけど”。これが怖いですね。ヨワイを重ねた人、昭和の光と影を知り尽くした人の言う事は不気味な重みがあります。確かに、思いつきで、頼まれてもいない、知人もいない先に“困ってそうだから”という思い込みであげて減らしてしまうより、長期籠城戦に備えて黙って備蓄しておくのが賢明かもしれない。

 当地も悲しい事に着々と感染拡大中、緊急宣言下なので、そのうち噂の“アベノマスク”も二枚、届くことでしょう。

 でもたったの二枚って、ねぇ?と月河が言ったら、今度は非高齢家族が「いや、郵便で来るんだから、開封して“当たり”が出たらもう一枚くれるかもしれない」・・

 ・・うまい棒かと。どこにその“当たり”を持って行くんだ。

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マイクのテスト中

2016-07-08 23:31:00 | 日記

 またまた自分のブログの編集画面に入って行くためのIDパスワを忘れ果てて立ち往生、の一歩手前でした。

 ・・・無事入れた(パスワに絶対思い出せるイトグチを加えておいたのが奏功)まではいいものの、いまや放置空き家になりかかった弱小ブログ。

 気がつけば2月のエントリ時絶好調だった『あさが来た』も終わり、後番組の『とと姉ちゃん』も放送期間の半分を過ぎました。開始時、昭和5年に10歳だった常子(高畑充希さん)も、今日(7月8日)放送回が昭和21年7月ですからもう26歳になっている計算です。

 最愛の父=ととの死以外は、転校も編入試験も失業も家計窮乏も、空襲や食糧難すらさほどグッサリこたえることもなくなんとなーく乗り越えてしまう常子なので、残り半分は、新雑誌新出版社が軌道に乗るかよりも、むしろ"話がもつのか"のほうが心配です。すいすいすらすら、とんとんとことこ行き過ぎだもの。それにつけても『まれ』のムチャな蛮勇攻め具合が懐かしいなあ。

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サインはJ

2015-03-11 01:35:48 | 日記

 uni "JETSTREAM(ジェットストリーム)"という商品名のボールペンの性能に、ここ半年ほど、大袈裟でなくほとんど魅了されています。学生時代からデスクワークの勤め人時代を通じてなんとも苦手な部類の筆記用具だったぼぉるぺんが、いまやここまで進化していようとは。

 なんたってペン先のスベリがいい。滑舌ならぬ、滑筆(かっぴつ)。止め撥ね払い、画(かく)の方向転換に淀みがない。書きながら書いた文字列に手が擦れても文字が擦れない。もちろん滲まない。

 さらにボールペンとは思えないほど筆圧のコントロールが自由。一行・一文字の中で筆圧の入り抜きができる。ノックオン/オフの手ごたえが重からず軽すぎず、渋からず甘すぎずちょうど良い。

 三菱鉛筆uni(ユニ)。誕生日かクリスマスにしか買ってもらえなかった高級鉛筆のブランドが、ボールペンのブランドにもなってまたまたお世話になるとは。

 強いて言えば、ほんのちょーーーーっと月河の手指感覚では軸が細すぎる様な気もしますが、なにそんなの小さい事。おかげで最近はピンポーンと宅配便が来るたび、「サインでいいですか♪」と応じるのまで楽しみでしょうがなくなってきました。

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