朝、身支度中いきなり家族から「ウチのプリンタでコピー取れるだろう」と訊かれ、ウチじゅうで限りなく月河ひとりが使用操作メンテしているプリンタを“ウチの”呼ばわりされるのも心外なのですが、それはそれとして、「市役所に出す書類の控えを取っておきたいのだが、暑い中(今日は最高気温25℃)、コンビニまで行くのは面倒くさい(出てすぐの角渡った目の前)し、カネ取られる(1枚10円)から、ソレで取ってくれないか」
…何が悲しくて、いま出かけるべく顔塗ってる最中に言い出すか。
しかも、このプリンタ、確かに複合機だけど、月河、自慢じゃないがコピーのみのために使ったこと一度もないわけです。
「取れる…と思うけど、コピー用紙買い置きしてないよ」「オマエがいつもプリントアウトする時使ってる会社の電算紙の裏紙でいい。提出用じゃなく控えだから」「こないだプリントしたとき、黒のカートリッジ減ってるんだけど」「取ってみて薄かったら交換すりゃいいじゃん」「交換?」「先月Bカメラ駅前でスペア安かったって言ってたじゃん」…あ゛ーー、人にとらす手間ならナンボでもいいって根性だコイツ。
そうこうするうちにマスカラが中途半端に乾いちゃったではないか。
ま、おかげでコピー設定を初めて覚えました。忘れかけてたインクカートリッジ交換・テストの復習もできましたが、目の前でやって見せたから、ヤッコさんも覚えてくれてると次回から手間が省けるのだが。
しかし、留守中にコピーに使われてインク消耗されたり、ヘタすると紙詰まりされたりするのも面白くない。
TVやビデオデッキ、CDラジカセなら勝手に共用されても平気なんだけど、プリンタに限ってはどうしても意識がエクスクルーシヴになってしまうのは、故障しやすいという先入観(いままでは紙詰まりぐらいしかトラブルはないけど)のせいでしょうか。
TVその他のオーディオ類は日常ずぶずぶの“家庭電機”なのに対して、プリンタはもう少し“クリエイティヴ”、もしくは“オフィシャル”なものという、脳内敷居の高さがあるからなのかな。
『金色の翼』第45話。
出がけ公式番組サイトを見て、槙役の高杉瑞穂さんが『ごきげんよう』(13:00~13:30)にゲスト出演されると知り、慌てて留守録プログラムの追加。そうか、この枠の昼ドラは俳優さんによるこの手の番宣が、たまさかあるのでした。『新・風のロンド』の放送中に小沢真珠さん、『危険な関係』の頃は高橋かおりさんもお顔を見た覚えがある。
『ランボー』かスネークかっていう機関銃弾帯ぶっ違い柄のTシャツがお似合い。小堺一機さん、筧利夫さん、まちゃまちゃさん、この面子に入ると、さすがに長身だなあ。昨年の『美しい罠』の頃のご出演時同様、相変わらず話が長くて理屈っぽいのはご愛嬌か。まちゃまちゃさんはいいキャラですね。
来週月・火と高杉さんのこの番組へのゲストインは続きます。最終日エンディングでは『金翼』終盤の話題へ、小堺さんが振ってくれるでしょう。
今日は玖未(上野なつひさん)の玻留(倉貫匡弘さん)の子妊娠が判明、セツ(剣幸さん)を通して修子(国分佐智子さん)に伝えられました。
このシリーズは背徳のヒロインが母にならない(なれない)のがお約束なので、妊娠するとすればポジション的・設定年齢的に玖未しかいないだろうなと思っていましたが、「産んではいけない、あなたの幸せのためよ」って修子、それは手前勝手過ぎだろうよ。
18話で槙との東京デート出発前、玖未にルームキイ預けて「玻留のお守りをお願い」って煽った張本人が修子ですから。
修子が思っていた以上に玖未が発展家だったか、玻留が迂闊だったか。キイと一緒に避妊具も渡しとくべきだったね。
想像だけど、修子は自分が妊娠しにくい体質なんでしょうね。だから「そうすればそうなる」ことに思いが及ばなかった。
どんなに計算働かせても、シラッと嘘ついても、どこか修子の手口は詰めが甘い。だから“ヴァンピーロ(吸血蝙蝠)”なんて渾名されちゃうんだよ。
本当に筋金入りの悪は、大勢からおもてだって「悪だ」なんて噂されるような尻尾は掴ませないものです。
槙は槙で、理生(肘井美佳さん)に嫉妬して襲いかかった玖未のナイフが修子の腕を傷つけた現場に駆けつけると、理生・玖未の面前で「しゅうこ!」って思いっきり恋人呼びしちゃうしな。
みんな甘いぜ。甘すぎるぜ。岩井のレーズン。腹持ちのいい未来のお菓子。意味不明。
悪になりきれない、悪が似合わない善男善女たちの、目いっぱい背伸びした悪だくみ劇。
ぼつぼつ詰めに入って来ました。