りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

登檣礼

2012-08-13 | 
2時に、門司に向かって出港する新海王丸を見送りに行ってきました。準備がなされています。


ー画面中央の張り出し船橋にいる私服の人は、水先案内人(パイラー 港に出入りする時に船長に代わって操船をします)、船長は水先案内人の後ろにいる人だと思います。ー
↑の事は、過って日本の海上を守っておられたマドロスのMさんから聞きました。


最後のロープが離され、岸壁を離れていきます。

登檣礼(とうしょうれい、Manning the yards)とは帆船の出航時に船員が帆桁(ヤード)などに配置し、見送りに来た来客に対する謝礼を意味する儀式。なお艦船の場合は「登舷礼(とうげんれい、Manning the rail)」が行われます。
由来としては、乗組員を帆桁という戦闘準備が出来ない位置に配置することにより、船内で砲の弾込めなど戦闘を企図した行動をしていないことを相手に証明するという行動が元になっているー出典ウィキペディア

合図のもと、実習生の皆さんがヤードに登り始めました。船は岸壁を離れ左右に大きく揺れています。


      

見事な整列。高いですね!


船首にいる生徒さんの音頭のもと、皆さん一緒に「ごきげんよう」を、帽子を胸から高く掲げ5回斉唱されました。


一糸乱れぬ挨拶に感動しました。青空に映えていました。みんなで拍手でお返しです。




海の上です。


引船「日本海」「らいちょう」に誘導されてバックで進み、汽笛がなりました。


旧海王丸からもお返しの汽笛がなりました。


方向を変えて港を後にしました。大きな船(総トン数 2,556トン 全長 110.09m 航海速力12.95ノット)ですね。浸水日:1989.3.7
ノット:速さの単位(一時間に1マイル(1,853m)進む速さ=1ノット 時速にして約20km)

航海の無事を祈って手を振りました。”ありがとう!海王丸!”
コメント (6)
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