フライトジャケットについて。リンキチです。
前回のFJネタ、N2-Bから約1年ほど経ってましたが
シーズン到来なので更新しておきましょう。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、といういつものくだりで
約1年ほどのブランクですが7回目、B-15Bというモデル。
相変わらず興味無い人から見るとみな同じに
見えると言われるFJですが。
B-15シリーズはB-15C,B-15Dをすでに紹介済みですが
今回はCモデルの前身、B-15Bというモデル。
B-10から進化したB-15シリーズはB-15Aまで
布製コットンジャケット、このB-15Bからナイロン製
FJに変わりました。
インターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)のFJ
という括りは同じです。
今回ここで紹介するB-15Bはバズリクソンズのもの
でナイロン製ではなくコットン製。
コットン製のB-15Bはテストサンプルモデルとして
存在していたようです。
通常のB-15Bはナイロン製ですがこのモデルは
アウター側がコットンでインナーがアルパカ毛
というそれまでのB-15Aと同じような仕様。
C,Dモデルとの大きな違いがフロントジッパーが
オフセットしている点。
さらに判りやすいアップ画像でしつこく。
ジッパーのスライダーが首に直接干渉するのを
防ぐために採用されたデティール。
ジッパーを開けていると気付かれにくいですが
上まで閉めたときにC,Dモデルのように
センターにこないのです。
まだ紹介してないAも同じオフセットジッパー。
拘りポイントです。
オキシジェンタブの説明は何度もしつこいので省略。
B-15Bのタブは皮製ホースハイド。
あとはC,Dモデルとほぼ変わらないような
デザイン、デティールです。
左上腕部にエアフォースマークとペンシルポケット。
バズリクソンズはクラウンのジッパーを採用。
ダイキャスト製クラウンのジッパーはスプリングカムロック式。
B-15シリーズの共通特徴、スラッシュ・ポケットと
ICS通信コード用タブも備える。毎回しつこい
説明ですが。
それからポケット内側の素材がコーデュロイと
なっているのもコットン製テストサンプルモデルの
B-15Bの特徴らしい。
最後はしつこいけどお約束スタイル、
ムートンの襟ボアを立ててチンストラップで
留める究極のムチ打ち防寒仕様スタイル。
まずやらない変態仕様でお別れです。
次回のFJでまた。