ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

今日の一枚×2:ワゴンセールで買った日本独自編集盤「ビートルズ!」「ビートルズNo.2」

2015年09月06日 | ザ・ビートルズ
 札幌の中古レコード店の店前ワゴンで見つけた2枚のLP。どちらも1000円を切る値段で購入。

 まず日本でのファースト・アルバムとなった通称「ビートルズ!」。初版は64年4月5日発売。こちらは70年にレーベルがアップルに変わってから、また73年東芝音楽工業株式会社が東芝EMI株式会社に変わってからの盤(AR-8026)で、裏面の解説はDJ高崎一郎氏。歌詞カードあり。よく言われるように日本独自編集で、抱きしめたい、SHE LOVES YOU、 FROM ME TO YOU、 PLEASE PLEASE ME、 ALL MY LOVINGなどのヒット曲が満載の皆が喜ぶ選曲。改めて曲名を見たら、全14曲中「抱きしめたい」だけが日本語タイトルで他はすべて原題のまま。そういえばビートルズの曲は邦題が少ないと今気がついた。40年前の商品とは思えない迫力あるサウンドを聞かせてくれる1枚である。

 次に「ビートルズNO.2」はキャピトル盤SECOND ALBUMと同じデザインのジャケットを持つこちらも日本独自編集版。64年6月5日発売。私が買ったのはアップル・レーベルで東芝音楽工業株式会社による1700円価格表示、薄いペラジャケットのもの(AR-8027)。こちらも歌詞カードあり。私はこの日本独自編集版の知識があまりなくて、ジャケットだけでは米国盤と区別がつかず、店の人にSECOND ALBUMを見せてもらってようやく判断した。しかし実は表のfeaturing CAN’T BUY ME LOVE…以下の表記がキャピトル盤と違うのだそうだ。そしてこちらのレコードは前述の「ビートルズ!」よりもさらに音が太く、良い音を出してくれる掘り出し物の一枚だった。

 このNo.2に「ビートルズNO.5」を加えた日本編集の3枚はいずれもモノラルである。ただし1枚目の「ビートルズ」は、私が購入したAR-8036からはステレオ・ヴァージョンをモノラル化した「似せ(偽)モノ」であるとのこと。そうすることに何か意味があったのだろうか、ビートルズはやはり奥深い…。